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肥料としての「油粕」について教えてください。
「醗酵油粕」は即効性のある肥料として元肥としても追肥としてもすぐに使えると聞いたのですが、醗酵されていない「油粕」はどのように使えばよいのかよくわかりません。
醗酵させなければ肥料の効果はなく、少なくとも2~3週間ほど置いて醗酵させなければいけないと教えられたり、あるホームセンターでは、そのまま土に混ぜ込んでおけばよいなどと言っていたり、どれが本当の使い方なのかよくわかりません。
つきましては下記の項目について教えていただけないでしょうか。
(1)「油粕」は肥料としてどの用途に適しているのか(庭木用・野菜・花壇・プランターなど)
(2)「油粕」の使用方法(ただ撒いて醗酵させればよいのか、土に混ぜ込み元肥として使うのか、追肥として使う場合にはどうすればよいのか等)
(3)「油粕」のみで、肥料としての効果はあるのか

以上、上記の項目だけではなく、もっと詳しい情報がございましたら教えてください。

A 回答 (6件)

有機質肥料は 微生物により 有機物(タンパク質・脂肪など)が分解されて その中に含まれている 窒素化合物 リン酸 その他無機物が放出されて 初めて 植物が吸収し 利用可能な形態になるのです



醗酵済みのは 有用な菌を混ぜて その菌で1度分解されているので 施してすぐに肥料分が水に溶けだして効きはじめます

生のものは 水を適度に含ませると 菌が繁殖してきます
注意しなければならないのは 醗酵と言う過程には 熱が発生する ということです
大量に土に混ぜると 発熱や 腐敗により 植物の根を傷めることがある

庭に木を植えるときなどには 植え穴の底に 元肥として入れる場合もありますが
通常の鉢やプランター植えの場合は 生のものを元肥などとしては与えませんし 醗酵済みのものもやらないでしょう

庭や畑では 適量混ぜてやると 土の中で菌の餌となり 菌糸が土粒をつなぎ合わせる接着剤の役目をはたし 団粒化 が進みます 微量要素の補給にもなります
弊害として 線虫類の増加 未醗酵成分の刺激による根の障害 等がおきますので
畑では混ぜてから作物を植えるのは 量にもよりますが 最低1~3カ月後
特にダイコンなど根物野菜はいい物ができなくなるることがあります


追肥としてはやります  生の粉を土に撒くと 水やりのさいに 散らばって 土の表面を被い 固まり 通気性を低下させます
なので 生では 庭や畑では使いますが鉢植えでは余り使いません  水を加えてだんご状にして 数週間置いておくということをするわけです


油粕には 窒素分が多いので 葉物野菜などにはむきますが 花物には リン酸分のおおい 骨粉 を混ぜて 肥料分の調整をします

園芸では 単独で使うことは希で  他の有機質肥料と混ぜ バランスを整えて 醗酵させて使う と言うのが通例ですね
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この回答へのお礼

非常に詳しい回答を頂きありがとうございます!大変参考になりました!!人づてに「油粕は良い」ということを聞き、自分も使用しようと思ったのですが、なかなか素人には難しそうですね~。まだ、購入はしていないので、もう少し検討してみようかと思います。

お礼日時:2008/03/30 12:12

どんな肥料でも根元から少し離れたところに施肥するのが普通です。

その場合よほど大量に与えない限り油粕で障害が出たことはありません。発行していなくても1週間ぐらいで効果が出てくるようです。(1)ほとんどすべてに使えます。(2)元肥としても追い肥としても使えます。追い肥の場合根元より少し離れた所に撒き土を軽くかぶせます。(3)油粕ばかりでは栄養分肥料分が偏ってしまいますので、鶏糞牛糞コップンなどを混ぜたほうがよいでしょう。
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未発酵油粕を植物の近くの土に混ぜるのは厳禁です。

発酵の課程で根を傷めます。
一番安全な使い方は、多量の水に溶いて2~3週以上放置します。発酵してきますから、その上澄み液を採り、さらに水で薄めて植物に与えましょう。
この使い方の欠点は、発酵で強い臭いがしたり、虫がやってきたりすることですが、それなりに工夫して対処してください。
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 No.2の方の回答に詳しく説明されているように、油粕等の有機質肥料は微生物によって分解されてはじめて植物が吸収・利用できる形になります。


 油粕についての情報の混乱は、油粕が昔と今とでは性質が異なっているということに原因があるようです。
 昔の油粕は菜種種子を押しつぶして油を絞っていました。現在は押しつぶした菜種種子を有機溶媒で洗って油を抽出しているそうです。そのため、昔の油粕は油が少し残っていてしっとりしていましたが、今のは油っ気がなくサラサラです。
 このようなことから、油粕が水分を含んだときの水分の浸透の程度が異なり、微生物による分解の早さが異なるようです。昔はゆっくり分解していましたが、今のは速いそうです。
 20年以上前に聞いた話ですが、ある盆栽の産地で松盆栽に生育障害が発生しました。ある技術者が調べてみると置き肥(油粕を水で練って作った団子を乾燥させたものを盆栽の土の上に置いたもの、団子にするのはゆっくりと分解させるため)から必要以上の肥料分が溶け出していたことがわかりました。当時、この団子は、一度置けば数十日にわたってゆっくり効き続ける便利な肥料でした。盆栽生産者は伝統的な方法で油粕団子を作り、従来通り団子を置き、潅水等の日常管理をしていたわけですが、油粕の分解速度が従来より速くなっていたというわけです。それ以来、その産地では油粕はゆっくり効く肥料(緩効性肥料)ではなく速く効く肥料(速効性肥料)に近いものとして使用(1回あたりの量を減らすかわりに回数を多くする)するようになったということです。
 以上のように、従来の油粕の性質を元に組み立てられた知識や技術(使用方法等)があるところに、性質の異なる油粕が入ってきたというのが混乱の原因ではないかと思います。
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この回答へのお礼

回答していただきありがとうございます!ただ単に売られている油粕ですが、そのような歴史的過程があったのですね~。「油粕は緩効性肥料」と聞いていたので、そうでもないようですね。やはり、油粕を使うことは素人には難しいのでしょうね。

お礼日時:2008/03/30 12:21

元肥として使う場合の使い方ですが、鉢物では使えません。


生の肥料は、動物によって食べられて糞となってから肥料として使える
という減速があります。土に混ぜて発酵される場合は、原則として失敗します。ねぐされの原因になります。
ですから、
土に混ぜて放置して、二次発酵が終わって(2年放置して)から培養どとして使用する
という方法になります。
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この回答へのお礼

回答していただきありがとうございます!やはり油粕を使用するには、なかなか安易には行かないものなのでしょうね。

お礼日時:2008/03/30 12:15

こんにちは



ごま油やさんから油粕を頂いたことがありまして
その時は苗(木)などから離してそのまま蒔いてくださいと言われました

ご参考までに
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!やはり根腐れするから離すのでしょうね。

お礼日時:2008/03/30 12:07

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