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衆参ねじれ国会と言われています。衆議院が自民党、参議員が民主党が第一党になっていることを指しているのかと思います。普通は衆議院第一党=参議員第一党となるところが今、こういった特殊な状態であるがために法案が通りずらかったりするのだという話を聞いたことがあります。今回の暫定税率の件についても影響していると聞きました。しかし、小学校のころ習った知識で、確か「衆議院の優越」というものがあったと思います。参議員が別の政党であっても衆議院で過半数を占めている自民党は「衆議院の優越」があることで、やはり圧倒的に有利であり、参議員が別の党であることは最終的にあまり影響しないのではないかと思うのですが?正しい認識を持ちたいと思っております。教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

基本的には衆議院と参議院は同等の権利を有します。

 但し、衆議院の場合、解散権があることと議員の任期が参議院より短いため、より民意が反映されているとの認識の下、仰るような「衆議院の優越権」が与えられています。 しかしながら、今の参議院は野党が多数であるということにも当然民意は反映されているわけで、自民党が「衆議院の優越」を振りかざし、参院で否決された法案をすべて衆議院に戻して与党の意のままに可決してばかりいては、やはり多くの国民の意思に反した政治を行っていることになり、国民の支持を失うだけです。 さらに先日問題になったように、日本の金融をつかさどる日銀の総裁の指名などは、必ず参議院の同意を必要とし、衆議院の優越権はありません。 もともと参議院は政党とは関係ない有識者などによって構成され、衆議院の暴走を牽制されるために設けられているものですが、自民党が優勢だった時は単に衆議院のコピーとして、その存在意義をなくし、又、今のような野党が多数で、与野党が対立するだけの構図も本来の衆・参両院の在り方とは異なるものです。 今は与野党共国民を無視した不毛の権力闘争をおこなっているだけで、とにかく今の日本の政治家の質の悪さには辟易させられます。 
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アメリカは、上院と下院です。


実は、意外と知られていないことですが、参議院が上院、衆議院が下院にあたります。
粗っぽいことを言うと、参議院が天下国家を論じる場、衆議院が実務を論じる場です。

ですから、現実的な問題で参議院と衆議院の意見が割れた場合には、衆議院が優先します。
一方、日銀(中央銀行)総裁をだれにするか、というような、国の方向性にかかわる問題になると、参議院が「ダメ」と言えば、それで止まってしまいます。

「何も決まらない」というのは深刻な問題ですが、参議院には解散がありませんから、国政が滞る場合は、衆院を解散して、参議院に沿う形に議席配分が決まるまで、何回でも選挙をすることになります。
もちろん、たとえば、その過程で政党の再編成が行われるなど、違う形で決着する可能性もあります。

なんとなく理不尽に感じるかもしれませんが、二院制というのは、欧米において、何百年もかけて、色々な試練を経て、整備されてきたシステムです。
日本は、それを模倣しています。
ですから、目先の問題に惑わされて、なんでもかんでも衆議院を優先させろ、というのは、暴論なのです。
読売新聞は、社説などで乱暴なことを書いていますが、あまりに無教養で、社員たちは本当に大学を出ているのかな、と、思ってしまいます。

まずは、先人の知恵の結果が、どのように機能するのか、すべてはそれからです。
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予算、法律案などは衆議院の議決に優先権がありますが、


皆が優越されていません。
但し、参議院で可決しない限り、
再び衆議院で3分の2を得て可決にならないので、
民主党は参議院で審議を遅らせる戦術を取ります。

また、日銀総裁選出がこじれているのは、参議院が不同意だからです。
民主党が合意しない限り永久に決まりません。
これなどはねじれ国会のなせる業で、影響は大きいです。
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 細かくは書きませんが、全ての議決において「衆議院の優位性」が認められているわけではありません。

また一言で「優位性」と表現された場合でも、手続きが違う場合もあります。

 昨今問題となった案件を例にしますと、日銀人事の案件は「衆院の優位性」というのはありません。政府提案に対して両院の同意・承認が必要です。
 暫定税率の問題では、衆議院決議後に法案の採決が参議院に委ねられますが、参議院で60日以上採決されない場合は再び衆議院に戻され2/3の賛成で衆院可決が国会の可決となります。事実上の衆議院の優位性ですが、結果が出るまでに時間を必要とします。
 一方で首班指名は両院で異なる結果になった場合は、両院で協議することになります。協議が決裂すれば衆議院での可決が優先され、即衆院結果で可決になります。こちらが本当の意味での優位性ですね。

 優位性が担保されなければ、本当に物事が決まっていきません。一方で全てに優位性を与えたら「参院不要論」になりまし、衆院の好き放題ということにもなります。

 今はいわゆるねじれ国会の悪い面だけがクローズアップされています。しかし30余年も続く名ばかり「暫定」の税が取れたのもねじれのおかげといえます。各自治体が「暫定ありき」で予算を組む、いわば「取らぬ狸の皮算用」をしていて、東○原知事などあたかもそれが正しいことのように主張しているなど、地方・国の政治・行政の愚かさが明らかになったのもねじれのおかげですね。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%86%E8%AD%B0% …

現状は、参議院での審議の引き延ばしがあるため予定通りというわけにはいきません。
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