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最近の作家さんは、ほとんどワープロ・PCで原稿を書いているそうですが、ソフトで原稿用紙設定はマス目のある状態で書いているのでしょうか?それとも白紙の状態で字数や行数を合わせて書いているのでしょうか?

著名な作家であれば自己流で書いて、編集者がうまい具合に編集してくれるでしょうが、まだ無名の作家であれば(もしくは作家志望者)出版社ごとの規定に合わせねばならず、大変だなあと思いまして。

文学賞の応募要項で、枚数が合わなかったり記入方法がおかしいと、作品内容はどうであれ読んでさえくれないそうです。これっておかしな話だと思うんですけど。

A 回答 (3件)

作家の京極夏彦さんと高村薫さんが富士通のOASYSというワープロで執筆されているのは有名ですが、おふたりとも連載なら掲載時の字組で、書き下ろし出版であればその字組で書いていらっしゃいますね。



栗本薫さんも精力的な執筆をされていますが、やはり字組にはこだわって設定されているようです。

一般的な文学賞の場合、主催者側の指定した体裁で応募するのが絶対の前提ですから、それにそぐわない応募内容の場合は内容以前に門前払いというのはあるそうです。
応募総数からすると規定通りでない作品にまで手間隙かけていられない・・・ということと、そもそもの前提を守れない人をたとえ受賞させても、継続的に友好的に仕事をできるか出版社側も不安だからでしょう。

ただし枚数には以上、以下で余裕をもたせることが多いようですし、賞の規定にもかかわらず、小説作品の内的必然性により規定を無視してしまっていても、下読みさんや審査員、出版社サイドを納得させられるような内容であれば受賞の可能性もあると思います。が、実際には実現しないと思いますよ。

文学賞に応募するということは、プロとして食べていく、という意思表示でもあります。「仕事」として、いつまでに何枚、テーマはこれで、という依頼を守れないのであれば、プロ失格ではないでしょうか。

高名な作家さんでもいまだに原稿用紙に鉛筆書きだったり、和紙(!)に書く人もいるようですが、少数派ではないかと思います。
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小説など、“作家さん”と言われる方々の原稿は扱ったことはありませんが、編集関係の仕事をしたことがある者です。



有名作家さんのすべてにあてはまるかどうか分かりませんが、普通、ワープロで書く作家さんは、原稿用紙のマス目のある状態で書いているということはないと思います。書いてみるとわかりますが、マス目なんかがあると邪魔で、推敲がとてもしにくいと思います。
たぶん20字詰めか40字詰めにして書いていくんじゃないかと推測します。あるいは好きな文字数で書いていき、ある程度まとまったら20字詰めor40字詰めにして、推敲しながら規定の枚数に仕上げていくのではないか、と。

また、有名作家さんだとて、例えば編集者から「今回は原稿用紙200枚でお願いします」と言われれば、原稿用紙200枚で書かれると思いますよ。もちろん、その作家さんがその時に構想している小説がどうしても200枚では収まらないというのであれば、「もっと長編でお願いできませんか」と編集と相談することになり、そこで折り合いがつかなければ別の雑誌で書くというような具合になると思います。

要は、「このくらいの枚数で」と指定されて、その枚数で収められないような、まとめる力のないような人は、この先、苦労するから諦めなさいということじゃないでしょうか。
小説はともかく、エッセイなどの仕事の場合、かなりきっちりした字数制限がありますから、“言われた枚数でまとめる力があるかないか”を見るという意味もあると思います。

あと、「記入方法」とおっしゃっているのは、原稿用紙の書き方(約物の処理の仕方とか)だと思いますが、これは最低限のルールとして決まっているものですから、これがきちんとできていない人は、編集者が相手にしないということでしょう。これも有名作家さんでも同じことだと思います。

編集者の立場から言えば、規定枚数を守ること、原稿用紙の書き方など、基本的なルールがなっていない原稿は、扱いたくないものです。応募原稿の場合、送られてくる原稿がたくさんあって、それを1本にしぼるわけですから、まずはそういうルールが守られていないものをふるい落とすのは普通じゃないでしょうか。それは例えば、入社試験を受ける時に、履歴書や志願書の類がきちんと書けていない人は、どんなに成績のよい人でも、面接どころか試験も受けさせてもらえないというのと同じだと思います。

とはいえ、既に一定の評価を得ている作家さんであれば、多少の無理は聞いてもらえる、ということはあると思いますが(中上健次さんなんかがいい例ですよね)。
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> これっておかしな話だと思うんですけど


要するに実力本位という事でしょう。
「著名な作家」さんは自分で売り込むのではなく、出版社から依頼が来る→「私のやり方で(原稿)よければ仕事を受けます。しれが気に入らなければ止めでいいですよ」
編集者「はい、先生の書き方で結構ですから是非お願いします」
   
片や応募では力関係が逆転していますから、出版社の言う通りにしないと読んでもらえない。
ある意味、非常にわかりやすい構造だと思います。
    
要するに、原稿の依頼が来るような実力をつければいいということですよ。
「著名な作家」でも通って来た道でしょう。
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この回答へのお礼

例えば著名な作家がなんの依頼も無く、大作を書き上げ、それを無名作家が自己流で丸写しして出版社へ持ち込んだ場合、やはり読まれずにポイなんでしょうか?

読まれたうえで却下されるならわかるのですが、なにも読まずに規定に合っていないからポイというのはおかしくないですか?

お礼日時:2008/04/06 20:58

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