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マルクスの『共産党宣言』を呼んで歴史を
どう理解するか考えなさいという課題
(歴史の定義はそれぞれ考えること)
について、皆さんのご意見をいただけませんでしょうか。
内輪のことなのですが、最近口をきかなくなった息子から
このようなことを質問され、嬉しかったのですけれども
大学は出ているもののまったくこのような人物に関することには
興味がなく、何の知識もありません。
息子は何かレポートを作れるきっかけやキーワード、
解り易い説明などを求めているようなのですが、
まったく答えることが出来ていません。
このままでは面目がつぶれてしまいますので、
何とか皆様のお知恵を御貸し願えないでしょうか。
どのような些細なことでも結構ですのでレポートの書き出し、
この題名のわかりやすい解説、どういう風に書いたらよいか、
キーワードなんでも構いません。
短文など示していただけるのも大変助かります。
どうか、お答えいただけないでしょうか。お助けください。
皆様に御貸しいただいた知恵を我が知恵のように息子に話すのは
少々申し訳ないようにも思いますが、胸中お察しいただけませんか。

それでは、よろしくお願いいたします。
記述に足りないことがあれば、補足させていただきます。

A 回答 (6件)

日にちが少したっていますが、まだお役にたてるでしょうか?



マルクスの考える共産主義の発想として・・・・
マルクスは、市場主義を放置しておけば、資本家、つまり経営者が私腹を肥やすために
労働者の正当な取り分を搾取してしまうと考えました。
そこで、労働者の権利を十分に保障するために、企業を国営化し、生産計画もそれに必要な資源の配分も
政府が一括しておこなうことで、精緻な経済運営をおこなっていこうとしました。
その際、マルクスは、私的所有ということを厳しく戒めました。
すべてのものは共有財産であり、皆が同じように社会に尽くすことで、
同じ分け前に預かり、結果として身分の差別をなくす、いわゆる「共産主義」にすべきだと言っているのです。

が、これはまさに理想であって、実際はこの理想にはなかなかついていくことができなかったのです。
つまり、いくら働いても取り分が同じであるならば、人間はできるだけサボろうとします。
その結果、生産性は低下し、競争のもたらす創造性も生まれません。

↑これが、基本的な考え方です。以下、マルクスが論じたことについて・・・
マルクスは、歴史ないしは「社会」の全体構造の理解が可能である、と考えたことが特徴。
「人間社会はいくつかの階級社会の移り変わりである」(byマルクス)

原始共産制(原始時代)は食べるのがやっとであり、階級が存在しない、無階級社会であった。
そこから、
余剰生産物が出ることによって物物交換の社会へ

生産手段(土地や道具)を持つ人(資本家)が
持たない人(奴隷)を使うようになった(領主と農奴の関係) これが封建社会←階級が生じる

さらに生産手段が主に土地だった時代から、工場に変化。
ここで、企業家と賃労働者の関係へ。(資本主義社会)

資本主義社会がつづくと、一部の資本家と多数の労働者の経済格差が明確となってしまうので、
革命によって労働者が政権を獲得し、企業を国有化すれば、、、(最初に書いたこと↑)
階級がなくなり、再び無階級社会が実現すると考えた。(これが共産社会)

つまり、生産力の変化、発展とともに、階級社会も発展してきた、ということです。

わかりましたでしょうか?私も学生で素人なので、この程度のことしかわかりませんが・・・
マルクスは、生産力の発展とともに、社会が変化し、階級が生まれたが、
結局それは良くないので、再び共産主義(無階級社会)に変わっていく、、、というような
ことが言いたかったのではないでしょうか。
大筋はこんなかんじだと思います。
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父から子へ


「最初に、自らを“妖怪”と規定しているのは、のっぴきならない歴史の当事者としての気迫を感じるよね。(今のわれわれはそこまで追い込まれていないように見えても、実は先のことが見えていないだけかもしれない)」

「はじめのエンゲルスの注で、文化人類学者のモルガンの発見や、エンゲルス自身の『家族、私有財産、および国家の起源』にふれているように、科学の進歩がこれに貢献しているようだ。そしてこれは、歴史が単なる繰り返しではなくて、進化していくものだ、という考え方にもなっている。歴史が進化していくものかどうか、その法則がとらえられるものかどうか、君はどう思う?」

「この文は、簡単に言えば資本主義のある段階での社会を、ブルジョアジーとプロレタリアートの対立でとらえ、その運動が次の社会を準備する、っていうんだね。『ブルジョアジーが封建制度をうち倒すのに用いたその武器が、いまや、ブルジョアジー自身に向けられている。』というところなど、よく言えてるかも」

「結局、今のところ共産主義は実現していないが、この運動が、労働者の権利を守り、民主主義を推し進める原動力になったことは確か。その意味で我々もその恩恵を受けているとしたら、歴史は一直線には進まないが、役に立たない運動はない、と言えるかも。」
(引用は国民文庫版による)
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 とりあえず「共産党宣言」をご自分で読まれるのが正道だと思いますが、もっとてっとりばやくということであれば、週末に図書館に行ってまず複数の百科事典でマルクス、共産主義、共産党宣言などを索引でひいては関連項目に目を通すだけでも、いいものができると思います。

あるいは司書に相談したらいい本を薦めてくれるかもしれません。普通の司書は宿題の手助けにあまりいい顔をしないのも事実でしょうけど。
 週末に図書館にこもる父親の姿を見せるのもいいのではないでしょうか。
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「共産党宣言を読んで」ということであるから、まず「読まなきゃ」始まりません。

文庫本でページ数もそんなにないから、負担なもんではないでしょう。
この手のレポートは大学ですね。たぶん。

時代背景として、マルクスの時代のドイツというのは、「先進国」イギリスと、「遅滞国(という言葉が合うかどうか知らないが)ロシアの間にある「途上国」。
大地主がほとんどの農地や工業地を独占して、多くの「プロレタリアート」が社会保障なしに働いている状態。

「○○語」版というのがいろいろあるのは、その国の労働形態(発達)の反映と考えて良いでしょう。

歴史を「人物中心」に考えることが多い(北朝鮮では金日成の歴史、らしいが、日本でも大なり小なり「人物歴史」になっている)けれど、本来は、時代背景。生産様式を考えなきゃならない。

ちなみに、「共産党宣言」はあるけれど、じっさいに「共産党」を作ったわけではない。

参考URL:http://redmole.m78.com/bunko/kisobunken/sengen0. …
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この回答へのお礼

えぇ、ご指摘いただいているように読まなきゃ始まらないとおもって
一応文庫本サイズを読んでいるのですが、
なにしろなじみの無いことなのでちょっと難しいです。
考えるべき点などを示していただきありがとうございました。
引き続き、回答を寄せていただける方をいま少し待たせていただきます。

お礼日時:2002/11/09 19:33

「共産党宣言」の歴史観は「人類の歴史は階級闘争の歴史である。

」というものです。
この大前提の下に、原始共産制から古代奴隷制・封建制・近代資本主義を経て
社会主義・共産主義社会が実現するという歴史観が述べられています。
それに対するRANGEさんの見解をまとめられたらよいのでは。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございました、
もう少々回答を寄せていただけるかた
を募りたいと思います。
まったく知識の無い状態でしたので、参考になります

お礼日時:2002/11/09 19:31

とりあえずGoogle使用で検索キーワード:マルクス 共産党宣言 意義  ではどすか?

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この回答へのお礼

ありがとうございます。
同時進行でやっていますが、いまいち成果が上がっていません。
そこで皆様にもご助力願う次第です。

お礼日時:2002/11/08 14:25

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