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疑問に思うことがあるのでお願いします。
今ハイパーアキュムレーターについて少し調べているのですが、重金属などを体内に高濃度で蓄積できる植物が意外にたくさんいることに驚いています。ファイトレメディエーションなどへの応用が注目されているようです。
そこで疑問なんですが、植物に重金属を吸わせて(という表現はおかしいかも知れませんが…)土壌汚染を浄化したら、その植物の体内に蓄積された重金属はどうなるのですか?

体内で分解される種類もあるかと思いますが、ほとんどはそうではないようです。
もしその植物が枯死した場合、蓄積されていた重金属はまた土に戻されてしまいますか?(多分ファイトレメディエーションに応用する場合は枯死する前に回収するのでしょうが、回収した後の処理方法も気になります。)
単純な質問かも知れませんが、教えてくださる方いましたらお願いいたします。

A 回答 (2件)

私が説明を受けたカドミに汚染されていた農地でのファイトレメディエーションで説明します。

汚染土壌の田んぼには普通にイネが植えられていました。普通に稲刈りをしまして,そのイネは重金属回収装置の付いた特殊な焼却炉で焼却していました。

担当者の方の説明では,ファイトレメディエーションには大変難しい問題が多くあるようです。ご質問者さんの危惧のとおり,汚染植物は分解される前に回収・焼却しなければなりません。回収・焼却がしやすい植物が最適です。重金属吸収能力が高くとも回収・焼却がしにくい植物ではまた元に戻りますから使用できません。前述の汚染地はたまたま農地でしたからイネならば一般の農機具で全てが可能ですし,そのイネを買い取ることで農家への経済的な負担もなくなります。農地でなかったら何を植えて,どのように回収し,その経費をどのようにするのか問題は山積みだと仰っていました。
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この回答へのお礼

貴重なお話ありがとうございました。
重金属回収装置の付いた焼却炉というものが存在するのですね。

いつ回収するのかというのは、その植物の耐性(体内にどの程度の量を蓄積できるのか、とか…)を知る必要もありそうですね。
ありがとうございます、とても参考になりました。

お礼日時:2008/05/09 16:58

こう考えたらどうでしょうか?



広い土地が重金属に汚染されているとして、そこから重金属を集める時、その土地の多量の土から回収するという効率が悪い作業をしなければならないが、植物が土の中から集めてきてくれて、植物体内に重金属が濃縮されれば、人はそれを回収することでより簡単に重金属を集めることができる。

植物が枯れてそのまま放置すれば、結局その土地は重金属に汚染されたままです。しかし、濃縮された植物を回収すれば、かなり楽にその土地から重金属を取り除くことができますよね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そう考えるととても有用な方法ですね。
でもやはり放置すればまた汚染されてしまいますよね。
回収後に重金属をリサイクルできようになると随分役に立つような気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/09 17:00

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