去年の今頃のことですが、愛知長久手の立てこもり事件で、犯人に撃たれた警官が、5時間も倒れたままで放っておかれるということがありました。
倒れた部下を救出もせずに、放っておくという警察指揮官の【神経】がどうなっているのか理解に苦しみました。
こんなことでは、危険なところへ出て行く警官がいなくなると思いました。
米軍は、朝鮮やベトナムで、適地に取り残された兵隊をヘリコプターなどを使って、二次的犠牲をかえりみずに、積極的に救出しました。
映画のプライベートライアンほどではないでしょうが、それに近いようなこともあったと思います。
昔の日本軍はどうだったのですか。
それと今の自衛隊はどうなんですか。
愛知長久手の立てこもり事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E7%9F%A5% …
No.11ベストアンサー
- 回答日時:
昭和18年5月の「アッツ島玉砕」が悪しき前例となっって、その後は救出したくても出来くなったため、「玉砕」を賛美し、これを強いる結果となったようです。
アッツ島玉砕前の ガタルカナル撤収(S18・1月)や、直後の「キスカ島撤退(S18・6月)」は、相当の危険を犯して「救出」しています。したがって、全く救出しなかったのではなく、出来なかった、と考えるべきでしょう。中国大陸での局地戦の少人数救出も、劣勢を挽回するための増援部隊派出はやっても、救出部隊が危険に指さされる恐れのある場合は、回避することが多かったようです。結果として、やむを得ず「名誉の戦死」が喧伝され、「玉砕」が美化されたのです。こんな場合、当時の心ある上級指揮官は相当苦しんだようです。何も好んで無駄死にを強要したのではないようです。{日露戦争時の「ここはお国を何百里・・・(戦友)に歌われているような 情 もありました」}。
しかしながら、無謀な無防備輸送船出撃での戦う前に撃沈されて犬死した数多くの悲劇的実例やサイパンや沖縄戦での民間人を含む無残な殺され方を見る限り、どう考えても日本軍が救出に熱心だったとは言いがたいでしょう。
自衛隊については、まだそんな場面が実際となっていないので、過去形では論じられませんが、太平洋戦争での悲劇の反省のもとに人命尊重が最優先されるはずです。
No.9
- 回答日時:
No.8さんのお書きになっている「落ちたら助けるから思い切って行って来い」は、今発売中の『文藝春秋2008年6月号』の大和と零戦話題にも書いてありましたよ。
日米軍の兵器、兵士の安全の考え方など比較討論してますので、お読みになってみるといいかもしれません。
(いつもこういうのを読んでいるわけではないので詳しくありません、念の為・・・・)
全体的に英米軍は日本軍より人間の扱いが良かったようですが(お金や物があったというのもあるのでしょうが)、とはいえ、メリットがゼロなら、人情だけでは動かないだろうと思います。
日本軍の傾向、陸軍の傾向、海軍の傾向はあったのだろうと想像しますが、加えて、その部隊の上官次第というのもあるんじゃないでしょうか。
ちょろっと軍人の伝記を読むだけでも、いろいろな人がいます。
余談ながら、日本軍も、現場には頭のいい人々もいたみたいなんですけどね。
http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E8%AD …
警察のことは事情も評価も分かりませんが、アメリカほど簡単に犯人を射殺しない(できない)お国柄もあるんじゃないでしょうか。
日本と米国では、警官のピストルの使用率からして違いそうです。
日本だと警官が発砲しただけでニュースになるでしょう。
言うまでもないことですが、日本には日本の問題があるにせよ、米国方式が何もかも優れているわけでもないですよね。
優れている点もあれば、問題点もあり。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=310766& …
http://www.nybct.com/2-15-Diallo.html
No.8
- 回答日時:
米軍と日本軍の救出への体温差は、朝礼で倒れる低血圧少女と手に腰をあてて牛乳を飲む体育少年ほどの差があります。
太平洋戦争中、米軍は航空機、沿岸警備隊、魚雷艇、飛行艇、はては潜水艦まで使ってパイロットの救出に取り組みました。米軍のパイロットたちは「たとえ撃墜されても味方が可能な限り助けに来てくれる」と知っていたので積極果敢に戦いました。日本軍の記録にも「米軍パイロットの勇敢さには驚嘆する」と残っているほどです。
とはいえ、その本音は#5さんの指摘するとおりです。まあなんだかんだいってもちゃんと計算しているんです、そのへんは。
しかしながら、どの国においても「戦友は助けたい」と思うのは人間の共通項です。「あいつは助からないから捨てていく」なんて指揮官がいたらその指揮官が負傷したら誰も助けません。弾は必ずしも前から飛んでくるとは限りませんからね。
これは現代日本のサラリーマンだってそうです。体調が悪かったら、どんな上司だって「病院に行け」っていいますし、そこで異常が発見されても「それでも会社に来い」なんていいません。そんな上司がいたら誰もついていきませんね。
昨年の立てこもり事件については私も全く同感です。この場合はありとあらゆる方法でまずは被害にあった警察官を救出することを考えなければなりませんでしたが、はたしてベストを尽くしたのかと思うと非常に疑問です。
日本人には、ある欠点があります。それは、「絶望的な状況になると思考が停止する」ということです。ベクトルがマイナスの方向に向かうと何も考えられなくなり、つまり何も出来なくなってしまうのです。これは今も昔も変わりません。
太平洋戦争のときは、毎日毎日輸送船が米軍の潜水艦にボカスカ沈められていたのにただ手をこまねいて呆然と見ているだけでした。バブルが崩壊して平成不況が始まったとき、政府はもちろん大企業の経営者もひたすら何もせずにただ株価が上がることを神様に祈るだけでした。阪神大震災が起きたとき、政府は明らかに思考停止の状態になりました。
おそらく立てこもり事件のときも、最近はああいう凶悪事件に慣れていませんからどうしていいのかわからずに、ただ二次災害を恐れて何もしなかったのでしょう。
本題からずれますが、私には警察官についてもうひとつ疑問に思うことがあります。それは、警察官が身につけている防刃チョッキにエリがついていないことです。これでは、最も危険な急所である首を保護できません。現に、何人かの警察官が刃物を持った人間に襲われて殉職に至ったケースもあります。犠牲者が出ているにも関わらず改善も工夫もされていません。頭を使わないのは、頭が悪いより罪深いと思います。
No.7
- 回答日時:
私個人の考えですが旧軍は、捕虜になる事を実質的には禁止していましたので、戦機を逸して絶望的な状況になっても、友軍が死力を尽くして戦っているのだからと、軍事的合理性を無視して、撤収部隊や援軍を派遣している様に見えます。
戦艦大和の最後の出撃や、レイテ島や沖縄への空挺部隊による挺身隊やニューギニア方面への戦力の逐次投入など…。
他国なら戦機を逸して、救出が絶望的な状況なら、死力を尽くした後に現地指揮官の判断で降伏する事を許す事で、救出作戦の実施を思い留まる事も出来るのですが、日本の場合、降伏を許さない上に、助けにも行かないでは、兵士の士気を維持していくのが困難に成りますから…。
英国なんかは「捕虜になった後も、サボタージュや暴動、脱走などを適時実施し、もって英国の勝利に貢献せよ」と教育しているくらいなのに…。
映画「大脱走」の元となった、ザーガンの航空兵捕虜収容所からの脱走事件は、ノルマンディ上陸作戦と連動して行われ、7万ものドイツ軍を投入させました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%84%B1% …
まあ、日本の敵国は、最も捕虜になりたくないランキング1位と2位をブッチギリで独走するソ連と中国なのですが…。
>戦艦大和の最後の出撃や・・・。
これらは救出作戦ですか。
最も捕虜になりたくないランキング・・・特等は現在の北朝鮮(笑)
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
旧日本軍が救助に積極的だったかどうかは評価の類いになってしまうので私には判断がつきません。
ただ、パイロットの救助や艦船乗組員の救助は行われていますし、損傷艦等には護衛をつけて撤退させています。(例えば、レイテ沖海戦で第二艦隊の落伍艦にただでさえ少ない駆逐艦をつけて撤退させていたりしていますね)
パイロットの救助も、例えばガダルカナル空襲において水上機母艦や飛行艇をパイロットの救助に当たっている例がありますね。
また、包囲同然の危険な海域であるガダルカナルにおいてもわざわざ船(当然、艦艇や航空機による支援もあり)を出し撤退させていたりします。
他にもキスカやウルシーからも撤退し救出させていますね。
上にも書いたとおり、積極的であったかはわかりませんが、少なくても無視はしていないものと思われます。
救助するということは決して簡単なことでは無く、危険な行為でもあり、また救助できる状況にあるかないかの問題ということも存在するのですから。
No.5
- 回答日時:
「米軍が敵地に残された兵士を救出する」というのは全ての兵士を
対象にはしていません。
パイロット、情報将校、高級将校、重要情報を持っている兵士、
そして、割合的に大人数の兵士だけが対象です。
海兵隊でも1~2人程度の下級兵士は、救出に多大な損害が出る場合は
救出されません。
ちなみに、第二次大戦の参加国(イギリス・ドイツ・ソ連・日本・
イタリア)も上記のような重要兵士はなるべく救出に向かいます。
ただ、アメリカ・ドイツ・イギリスは他の国に比べ、特にパイロットの救出には熱心でした。
キリスト教的思考よりも、パイロット育成に多大な金がかかっている
ためのようです。
反面、第二次大戦やその後の戦争でもアメリカやイギリスは敵兵への
空爆で、接近している味方兵士への誤爆・巻き添えなど構わず実行
しているケースが少なくありません。
ハリウッド映画は、以前から「国防省寄り」の内容やストーリーが
多いと言われています。
ユダヤ資本や映画スポンサーに軍事関連企業が多いためだそうですが
あまりハリウッド映画で見られる「人名尊重・兵士を大切にする」
イメージは真に受けない方がいいと思います。
軍隊の基本体質は、どの国もそれほどの差はありません。
>あまりハリウッド映画で見られる「人名尊重・兵士を大切にする」
イメージは真に受けない方がいいと思います。
あれはウソですか。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
それは米軍じゃなくて、海兵隊の理念です。
絶対に仲間を見捨てないという戦友意識は
彼らのアイデンティティーになってます。
ちなみにプライベートライアンはフィクション。
旧日本軍の場合は、指揮官次第。ただ全般的には官僚的体質なんで
味方を救うのに熱心じゃないが、犠牲的精神は人一倍持ってる。
しかし大戦後半は状況が状況だったんで、救う力も無いような状況が
ほとんどだったんで、どっちかといえば薄情な印象が強い。
生き残って戦い続ける意識が、低いので、死に急いでいたからね。
また自衛隊はそのような境遇に陥ったことが無いので不明です。
危機に陥らないと、真価ははっきできません。
警官の事件は、悲劇だったけど、現場は現場で大変なんだろう。
犯人を射殺する気があれば、もっと短期間で解決できただろうが、
日本の場合、原則的には犯人身柄確保が優先で、
警官は命をとしてそれを行うことになってる。あさま山荘でもそうだった。
日本の警察が目指してきたことは、必ずしも間違いじゃないが、
説得偏重の傾向はあるね。
ありがとうございます。
>それは米軍じゃなくて、海兵隊の理念です。
ということは、米陸海空軍にはないということですか?
>味方を救うのに熱心じゃないが、犠牲的精神は人一倍持ってる。
なるほど。
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