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日本でも、いくつかの世界遺産がありますが、世界遺産に登録された場合、ユネスコより、それらを所有する県?等にお金が入ってくるのでしょうか?もちろん種類などによると思いますが、だいたい年間何十億円くらい入ると聞きました。
本当にそのような大きな金額になるのですか?
また、なんらかの理由により、登録を抹消、取り消しされた場合(いまだかつて無いとおもいますが。)はそのお金を返却の義務等はあるのでしょうか?

A 回答 (1件)

 ユネスコから世界遺産を所有する県に補助金は支出されていません。


 よって,ユネスコから県に年間何十億円入るというのはガセです。
 世界遺産に指定されれば,その遺産がある国は,その世界遺産を保持する義務が生じますから,国から県に補助金が出るのかも知れません。しかし,ユネスコから国に世界遺産があることだけで補助金が出ることはありません。
 ユネスコは,登録した世界遺産の維持保全修復のための補助金は支出します。世界中から資金を集めて,人類の遺産の維持保全修復するために世界遺産を定めているわけです。貧しい国などは,人類の遺産を保持するだけのお金がないので,世界遺産に登録し,ユネスコから補助金を得て,その遺産を維持しています。

 日本は世界の中ではお金持ちの国です。ユネスコや他国に頼らなくても世界遺産を維持保全修復するだけの資力があります。ですので,あえて世界遺産に登録しなければ維持保全修復ができないものはありません。ユネスコもそんな裕福な国に補助金を出しません。
 日本がユネスコの世界遺産登録を求めるのは,もっぱら観光資源としてであり,観光誘致が主目的です。そして,世界遺産に登録することによって,破壊から守るというのが目的です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
ユネスコ自体からは、年間何十億というお金は出ていないのですね。
補助金が出るとしても国からってことですか。
確かに、さすがにそんな大きなお金は動いていないんだなぁと思いました。分かりやすいご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/23 05:39

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