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流水の侵食作用の表記についての質問です。

十数年前に、侵食の表記は「侵食」でも「浸食」でもどちらでもよいというように習ったのですが、今は「侵食」を使うということを最近聞きました。
今は「侵食」のほうを使っているのですか?

「侵食」のほうを使っていること、「侵食」を使うようになった経緯等が明示されている文献・資料等も示していただければ幸いです。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 漢字の意味からすれば「侵食」であるべきですね。



「侵」は「侵入する」などで使われるように、「おかす」という意味を持っています。
「浸」にはそのような意味はなく、「ひたす」という意味です。

 流水によって岩石が削られるのは、岩石が単に水に「ひたされている」のではなく、削られ犯されているので、「浸食」というのは本来おかしい漢字の使い方だと思います。何となく水に関連するので「さんずい編」を使ってしまっている、という、漢字の意味に対する無頓着さがあるような気がします。

>十数年前に、侵食の表記は「侵食」でも「浸食」でもどちらでもよいというように習った

 本来の漢字とは違うとはいえ、「浸食」を用語として認めてしまっている分野があるのなら、「浸食」を間違いとはできない、ということではないでしょうか。

>「侵食」のほうを使っていること、「侵食」を使うようになった経緯等が明示されている文献・資料

 「侵食」を使っている試料としては、#1 に挙げられているオンライン学術用語集がありますね。
 百科事典「スーパーニッポニカ」のCD版が手元にありますが、「侵食」しか出てこず、「浸食」ではヒットしません。

 「侵食」を使うようになった経緯
 については、よくわかりませんが、「浸食」が「侵食」になったというのではなく、本来「侵食」だったのだと思います。


※侵食の「食」の字も、本来は「蝕=むしばむ」を使って「侵蝕」が正しい文字だと思います。「たべる」のではなく、「むしばむ」であるべきですね。日食なども本来「日蝕」です。
「蝕」の字が常用漢字(当用漢字)に含まれないため、意味がずれるけれども代わりの文字が使われているということでしょう。
 本来の漢字が当用漢字に含まれないために、音だけ合って意味が合わない漢字が使われる例は他にもたくさんあります。(例:交差点 で「差」は何の差でしょう?本来は「交叉点」)
 戦後の漢字改革はあちこちに問題を作っていると思います。
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この回答へのお礼

確かに意味合いを考えれば浸食はちょっとおかしいですね。水だけがけずりとっているわけではないですし。

日食や交差点のたとえはよくわかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/11 00:02

水の作用だけではないので「浸」を使わないようです。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%B5%E9%A3%9F
上記(Wikipedia)に記載されているオンライン学術用語集
http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi
で検索すると、「地学」では「侵食」はヒットしますが「浸食」はヒットしません。
「浸食」でヒットするのは「航空工学」と「船舶工学」ですね。

私も両方使えると思っていました。
と言いますか。「海岸が浸食される」と普通に使っていました。
「侵食」は金属が科学的に削られるような場合(=腐食)に使っていましたね。

勉強になりました。
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この回答へのお礼

学術用語集、便利ですね。
航空や船舶の方はおそらく金属関係の「浸食」なのでしょうか。冶金でも出ますしね。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/10 23:51

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