No.1ベストアンサー
- 回答日時:
歴史小説は忠実に従わなければならないものなので、しっかりとした土台を創るという意味では、確かにかなりの量を読み込むものです。
ですが物語の設定によって、資料の量もあるので、やはり話によって大きく変わるのではないでしょうか。
・読書量はかなりの個人差があると思います。それでも一般の方と比べれば、読んでいるほうでしょう。
・速度もまた、個人差があります。速読を生かして一日に何冊も読む人もいれば、ゆっくり読む人もいます。一日一冊を心掛けている人もいれば、読める時にまとめて読むという人もいます。
・作家になるために特別な修練は必要ないですよ。もちろん最低限の文才は求められますが、稚拙なものであってもその物語が魅力的ならば、多少の修繕を加えて出版されたりします。
ようするに「うまい」と思わせるんじゃなくて、「面白い!」と思わせる作品を創り上げることがやはり、大事なのではないでしょうか。
作家になるための講座や塾もあるので、そこから始まった方もいます。ポピュラーなのは童話作家ですが…最近では大学でも、一つのコースとして設立しているところもありますね。
年間で三百冊は読むそうですが、それだけ読めば大したものだと思います。私は二百冊でいっぱいいっぱいです。作家も人間ですから、頑張っても五百冊には届かないと思います。読むためだけに毎日を過ごせる、のであれば別ですが…。
量ではなく、しっかりとした情報とそれを纏める力があれば、誰でも歴史を書けるものではないかと。
質問の仕方が抽象的で、すいません。
やはり一般人と比較すれば読んでいるみたいですね。
ある作家は昔ほど読まなくなったと発言されていましたが。
以前は四時間掛かって読んでいた小説を最近読み返したところ二時間で読み終えることが出来ていたので驚きました(まぁ、時間なんてどうでも良いのですが、何より語彙力が増加していたのが確認出来て良かったと思います)。
芥川龍之介の資料を読んでいると、技巧を端々に散りばめていますね(まぁ、行為的にらいいですけど)。
No.2
- 回答日時:
「本」というより資料でしょうね、必要なのは。
近現代で出版された「本」よりも、昔の事実が書かれている資料は丹念に調べることが必要でしょう。「本」は、その作家の都合の良いようにしか書かれていないので、正確さを欠くことがあります。つまり「本」を下敷きにすると盗作まがいとなることもあります。それに反して実際の「資料」から着想を得たものは、自分自身のオリジナリティを発揮できます。
まず、自分が興味を持っているテーマに関しての原典を当たることをお奨めします。
因みに、その参考として『実録事件史年表・江戸10万日の記録』という本がありますが、原典が記載されているので、ここからネタとなる資料をまず見つけてはいかがでしょうか。あとは、必要となる細部の検証を歴史事典などで探っていけば、歴史的なリアリティのある小説が書けるでしょう。何も何千冊も読む必要はありません。
>作家が読む速度はどれくらいなのでしょうか?
いわゆる「斜め読み」です。しっかりと読むのではなく、必要なキーワードにだけ反応できるような訓練を積めば、1冊30分もあれば、どのような本でも内容の参照は出来るようになるでしょう。
>作家になるまで、どのような修練を積んだのでしょうか?
日常的な観察力です。
『更級日記』を題材に自己満足ですが、小説を書こうと思っています。
その時代の雰囲気と言いますか、特徴を掴みたいなぁと。
やはり、小説を読むことは大事でしょうけど、資料も読まなくてはならないという点では、歴史小説家は忙しい様ですね。
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