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最近薬剤耐性菌について調べています。

色々調べると、ペニシリン系の薬剤は細胞壁合成を阻害して、菌の増殖及び滅菌を行うことを知りました。また、それに対し菌は、β-ラクタマーゼという酵素を出し、その抗生物質の主役であるβ-ラクタム環を切り、不活性にして耐性を持ったということを知りました。

では、このβ-ラクタマーゼというのはいつごろから出現したのですか?
それは突然変異によるもので、まったく関係のない部分から生まれたのでしょうか?
それとも、どこか他のウィルス、菌が生来持っていたものでしょうか?

回答、もしくはそれが載っている論文等を教えていただけないでしょうか?

A 回答 (2件)

想像ですがペニシリン系の物質が合成される過程に関与する酵素の遺伝子から派生したものではないかと思います。

ペニシリンが出現した時にはペニシリン分解酵素は出現していたのではないかと思います。
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まず、説明をどうぞ、↓


http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/esbl.html

一般にこのような耐性菌は正常菌に比べて生命力、繁殖力が「低い」のです。
病原性大腸菌O-157もそうですが、いつもは元気な「正常菌」に「虐げられています」のでほとんど繁殖出来ません。
ところが抗生物質を使用して「正常菌」が死滅するとあとは「耐性菌」しか残りませんから、天下の春を謳歌し爆発的に増殖してしまいます。
起源は突然変異です。突然変異が蓄積されてラクタムを分解出来るようになります。
ただし、これらの菌は上記のように「正常菌」に比べ生命力が圧倒的に弱いのでいつもは「正常菌」からイジメを受けて細々と生きているのです。菌が強くなったのではありません、その辺を誤解しないで下さい。
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この回答へのお礼

ふむふむ、参考URL及び、詳しい説明ありがとうございます。

お礼日時:2008/10/25 23:00

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