プロが教えるわが家の防犯対策術!

数年前に1階と2階の外壁が違うツートンの家を新築して何事もなく住んでいましたが、最近2階の外壁の継ぎ目が所々コーキングされていないのに気付きました。
建築した業者に尋ねると、【パネル同士がかみ合っているのでコーキングしなくても良い製品です、コーナーの部分だけコーキングしてます、例え全部コーキングしたとしてもコーキング材自体あまり長持ちしませんのであまり意味がないです】との回答でした。
いくらかみ合っているから大丈夫と言われても、パネルの継ぎ目には5ミリ程度の溝が入っており、見た感じも本当に大丈夫なの?といった感じで全然納得いきません。
高台の為、強風や横雨が多いので出来るだけ丈夫で長持ちさせたいと思っているのですが、それでもコーキングは意味のないことなのでしょうか。

A 回答 (5件)

設計事務所に勤務する#3の者です



くわしいご説明での「縦の継ぎ目にコーキングが無い」、というのは場合によっては本当に心配な状況かもしれませんね。

その前に、外壁は「サイディング」で間違いないですね???

本当の心配事項か、業者の言うとおりの心配ないしっかりした本当の雨仕舞なのか、確定しなければクレームになりません。

継ぎ目には、外壁板の「重ねしろ」はありますか?(折り紙細工でいうところの、のりしろに相当する重なり合わせでダブルになる部分です)
(縦継ぎ目だと美観上重ねしろがあるサイディングは滅多にない[中にはあるかもしれないので確認したいのですが]ので、重ねしろなしで雨水が直接入る状態でしたら、これはコーキングなりモール(接着剤状で寿命の短いコーキングと違って、プラスチック製のフタのようなものを想像して下さい)などで埋めてやらないといけないかもしれません。
モールも合成樹脂だとやはり紫外線で劣化しますので、金属だと長もちします。

家の寿命は、(耐震性は別として)雨仕舞で決定すると言って過言ではありません。

しかし、いずれにしても、「コーキングに頼る工法」というのは年中コーキング修理をしなければならない宿命を背負いますので、極力「コーキングをしなくても長年もつ工法」を採用するのが良心的な工務店の姿勢です。

最初のご質問にあった「コーキングは長もちしないのであまり意味がありません」と応えた業者の言うことは真理として本当のことです。
そこで、「本当にコーキング不要の良心的な雨仕舞になっているのか?」または「単に逃げ口上で言っているだけなのか?」を確かめなければなりません。

大規模ハウスメーカーの営業担当者(本当の施工現場を知らない、ただ販売成績を伸ばせばよい立場の人)の言葉でしたら疑って掛かった方がよいと思いますので、徹底的に根拠をたしかめるべきです。(施工担当者を一緒に呼んできてもらってきちんとした説明を受けて、その説明内容は面会社氏名と日付と面会場所を明示したメモにとって、双方にサインをもらって下さい)

「コーキングは不要です」と応えた人が、工事に直接担当している現場監督でしたら、ある程度理由があって話しているはずですから信用できそうですが、施工業者も余計な修理代をサービスするのは今の不景気で大変ですから、究極に疑うとウソを言っている可能性もわずかですがあるかもしれません。ですからその場合も、きっちりコーキング不要の理由を聞いて下さい。

(でも、基本的にコーキングに頼りたくない、という工事の方針自体は、とても良い工事やさんの模範的な考えであることに変わりありません)

ですから、一度その「コーキングは不要」と言った本人にもう一度、「なぜ、どういう理由で不要なのですか」と徹底的に聞くべきです。
良心的な業者なら素人の疑問にも面倒がらずにきちんと応えます。

「1階部分のコーキングは弾力がある」というのは、コーキング材が健全である証拠です。
「2階部分は硬化してひびわれ」というのは、もう既にただちにコーキング打ち直しをしなければひび割れ部分から雨水が侵入してしまう(コーキングの宿命である寿命を迎えた)状態です。

多分それは、新築後5~7年以上たっていませんか?

同じ劣化した2階であっても、日当たりの悪い北側のコーキングは、まだ弾力が残っているかもしれませんね。直射日光(紫外線)とコーキングの寿命関係を納得していただく意味でも、ぜひ確かめてみて下さい。

ちなみにコーキングの修繕は、けっこう高いものです。
なぜなら、古いコーキングを徹底的にカスが残らないように掻きだしてから、新規コーキングを打ち直さないと、せっかく直したつもりでも古いカスのせいですぐにポロリといってしまうからです。
そのため、料金的には、新築時のコーキング工事代よりも古いコーキング剥し代金のほうが手間が倍以上掛かりますので高くとられてしまう場合が多いです。
サービスで剥し代を安くしてもらっている場合には、安くても手抜かりなくしっかりと剥がしてもらうように十分に念をおしておいて下さい。

(コーキングに頼らない、という施工業者の姿勢は、このようにむだなお金を建て主様にかけてはいけない、という良心から来ているものです。)

どうしてもコーキング以外に方法がない場合も当然あります。しかし、そういうおさまりかたを決定してしまう前に、まずコーキングを使わなくても良い方法がないかどうか、知恵を絞ってあれこれ考えるのが、ほんとうの設計者であり、工務店の姿です。
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この回答へのお礼

何度もご回答ありがとうございます。
築3年目です。

ハウスメーカーのアフター担当の方が言うには、
【工務担当者も、外壁板同士かみ合っているのでこれはしなくても大丈夫だからと言っているし、
外壁メーカーからも、コーキングしなくても大丈夫という御達しが出ている製品です】ということです。

altosaxさんがおっしゃるとおり、重ねしろが有る製品ということだと思いますし、コーキングに頼らない工法と考えてよさそうです。

お礼日時:2003/01/18 23:01

No.3の方、良いことを言いますね。

私も同意見ですが、「所々コーキングされていない」というのが気になります。どうして「所々」なのでしょう。理由をお聞きになったほうがいいと思います。


「素人がどんな目で見ても理屈などわからないので、不安を抱く事が無いように丁寧に説明する。それがプロだと思います。」

説明を受けても納得ができないなら、とことん追求しましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
コーキングしてある所というのは、家の角をはさんだ二ヶ所ずつだそうで
理由までは聞きませんでした。
今度聞いてみます。

お礼日時:2003/01/18 01:10

「階の外壁の継ぎ目が所々コーキングされていないのに気付きました。

」という継ぎ目は、縦の継ぎ目ですか、横の継ぎ目ですか?
多分おっしゃっている「外壁」というのは「サイディング壁」かと文面からお察ししますが、横張りのサイディングのそれぞれの横板どうしの継ぎ目でしたら、上の板が下の板にかぶさるような形で施工されていれば、雨がそれより内側にもぐりこむことはありませんのでその部分のコーキングは業者の言うとおりに不要で構わないと言えます(現物がどんな状態かもう少し詳しく教えてくれると助かります)


「コーキングは意味のないことなのでしょうか」
という件については、コーキングの寿命はほんとに短くて、せいぜいで5年程度でひびわれが入ったり縮んで防水性能がなくなってきます。(直射日光の当たるところですともっと早く寿命を迎えますが、日陰の北側などですと10年以上長もちすることもあります。紫外線に当たるとすぐにだめになるものです。)
ですから、コーキングにあまり期待をしてはいけません(建て主さんが了解して5~7年おきにコーキングを全面修理するのなら別ですが、そんなことにお金をかけたい建て主さんは少ないですから、まともな施工業者なら、コーキングを多用することは避けて、コーキングなしでしっかりした雨対策のできる施工をします。)
ですから、ご質問の文面だけを拝見するかぎりにおいては、コーキングに頼るのを嫌がるこの業者は、とても良心的で腕に自信のある業者ではないかと思います。
しかし、縦の継ぎ目のように雨が露骨に入ってしまう継ぎ目のコーキングをしていないのであれば問題になります。

総体的に、何でも「じゃあコーキングを打ちましょう!」とすぐに言う業者は、あまり信用できない雨仕舞に自信のない業者と考えられます。
「なるべくコーキングは打ちたくないんだよね」と言う業者は、雨仕舞に自信のある業者と考えられます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
コーキングに頼らない工法というのがあるんですね、知りませんでした。
でも、そんな工事をした上で更にコーキングまでしてもらうというのは
贅沢な注文なのでしょうか、より長持ちする家になりそうな気がするのですが。
雨が漏らないというのは最低限の条件で、雨や埃の影響を受けにくく、少しでも劣化しにくい様にして欲しいだけなんですけど
坪50数万程度の家なんですが、わがままですかね?

継ぎ目というのはサイディングのパネルを左右で結合させた、その間の縦に伸びたすじです。
深さ、幅ともに5ミリ位でしょうか。長さは2階の始まりから屋根までですから2m以上あります。
1階部分のコーキング材は外壁の色に合わせて茶色っぽいゴム状のもので、触っても弾力がありしっかりしているのが分かります。
2階部分の一部に施してある白いコーキング材はすでに硬化してひび割れており、1階のソレとはまったく材質が違うようで、比べ物にならないほど心もとないです。

お礼日時:2003/01/18 01:00

おっしゃるとおり。

誰が見ても、素人がどんな目で見ても理屈など関係なく、不安を抱く事が無いように作って欲しいものです。それがプロだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
築3年目ですがパネルの継ぎ目の溝には砂埃がたまっていたりしますので、不安ですね

お礼日時:2003/01/18 00:02

 コーキングは隙間を埋める事で、外壁内部に雨水が浸透して、モルタルの下の鉄のラス網を錆びさせたり、木を腐らせることを促進する時期をなるべく先延ばしさせる意図があります。


 パネルがかみ合っていれば不必要という意味は、雨水による浸食があっても酸化させる対象が無いため、雨漏り防止という意味に過ぎず、従ってかみ合っていれば雨漏りがしないので大丈夫だ、という理屈だと思います。
 しかしながら、2階に所々コーキングされていない、という状態は、まったくコーキングされていない事と同じであると思われます。もっと悪く言えば、コーキングの無い部分から入った雨水が内部に溜まります。これはどんな材質のパネルであろうが良い状態とは言えないと思います。
 また、一部されていない、さらにそれが人目につきにくい部分である場合には、手抜き工事と言われても仕方がないと思います。
 私でしたら、あまり意味が無い、という事は少しは意味があるのだろうから、やり直せ!と言います。意味がないのなら、まったくやらなければもっと安く済んだでしょ。と言い返します。コーキングした分だけ金返せといいます。
 悪質な外壁塗装業者では、例えば2階の窓の上に飛び出している屋根(軒)の天上のトタンなどの塗装を手抜きするそうです。ここは、客が100%見ないからです。絶対見ないだろう部分を何とかして見て、更に追求して戦うべきだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
全国的なハウスメーカーだった為、信頼しきっていました。
何棟もこれで納めているというので、見に行くから具体的にリストアップしてくれと頼んだところです。
やっぱり心ある業者だったら少しでも耐久性のある工法を取るのが普通ですよね。

お礼日時:2003/01/17 01:48

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