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名前は私が勝手につけました。「宇宙経済学」とは地球人以外に宇宙に存在する高等な生命体に関する経済全般を学問することです。

 もし、人間以外にこの宇宙に多くの文明が存在したならば、その一定水準の貨幣等を使用するようになった地球外生命は人間が使っている「経済」という概念は必然的に文明の進展とともに発生するものと考えられるのでしょうか。

 また、もし、経済が高等な生物の社会での営みに必然だとした場合、人間の構築した経済学の理論、概念は全宇宙の文明(存在すれば)にメカニズムとしては共通するものと考えられますでしょうか。

変な質問ですみません。どなたかご意見を頂けると幸いです。

A 回答 (3件)

良質問です!



>もし、人間以外にこの宇宙に多くの文明が存在したならば、その一定水準の貨幣等を使用するようになった地球外生命は人間が使っている「経済」という概念は必然的に文明の進展とともに発生するものと考えられるのでしょうか。
一つの星の資源は限られているから、人口が増えるにつれ資源の分配や社会的な不平等が重要な課題になっていく。「経済」という概念は必然的に発生すると思います。

>また、もし、経済が高等な生物の社会での営みに必然だとした場合、人間の構築した経済学の理論、概念は全宇宙の文明(存在すれば)にメカニズムとしては共通するものと考えられますでしょうか。
マックス・ウエーバーは近代の産業資本主義の発生と普及にプロテスタントの倫理が大きな影響力を持ったと述べて、物質的な欲望だけでなく宗教的な倫理観も資本主義に立派に化けると書きましたが、その後の近代社会経済の歴史を概観するとウエーバーは当たったかなと感じます。近代の資本主義文明がイギリスで生まれ大きく発展した事実から、また、フランスやドイツ、オーストリアではそうではなかった事実から、産業資本主義に向いていた民族・国家とそうでない民族・国家があったことがわかります。ウエーバーやマルクスはロビンソン・クルーソーを引き合いに出して、経済学はロビンソン・クルーソーを経済学上の標準的人物像として暗黙に前提していることを見抜いています。アダム・スミスが道徳的な人物像を前提にしているように、経済学も人間社会を扱う学問ですから、理論を構築するには標準的人物像を必要とします。さて、異星人の文明に、宗教や民族はあるのか、物質的な欲望を感じるのか、ロビンソン・クルーソーが標準的異星人像に成りうるのか、道徳感はどうなっているのか、不明な条件が多すぎてなんとも言いにくいですね。身長3メートルで三つ目の飛行可能な異星人なら、人間の経済学の理論は通用しないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました。

(一つの星の資源は限られているから)・・・この点は重要ですね。この次元の時空に生きている限り、物質や資源はおそらく限られているでしょうから、きっと経済という非常に類似した概念は生まれていると思います。

 確かに我々も異民族や異文化の間でグローバルにマーケットで物やサービスのやり取りが普通にされているように少々の考え方の差異程度であれば経済という概念は普遍の概念なのではないかとおもいます。

 まあ、宇宙人がわれわれの考えるようなものとははるかに違った異形の者であった場合おそらくはわれわれの概念は適用不可能でしょう。
 意外と人間の経済という概念は我々独特の全宇宙的には珍しい考え方なのかもしれませんね。

お礼日時:2009/01/16 16:42

豊かな想像力に感心しました。



さて、宇宙人と地球人の違いについて、地球上の異なる人種・民族間の違いの類推で考えてよいか、それともまったく異質であり類推が適用できないものでしょうか。とりあえず前者と仮定します。

地球人同志であっても、人種、宗教、生活様式が大きく異なる場合、経済行為以前に、戦争、殺戮、奴隷化などが起こりました。しかし、戦争のリスクを避けて欲望を満たしたいと思ったり、あるいは自分たちと異なる人々をも尊重する考え方が広まったりすると、戦争などで一方的に収奪するのではなく、交換(貿易)によって、欲しいものを手に入れるようになりました。
この交換が成立するところであれば、経済学は適用できると思います。
たとえば、火星人と金星人が存在し、火星と金星に地球で不足しているレアメタルがあるとしましょう。地球人の方が文明が進んでいても、小さな宇宙船で行って戦争はしたくないので、地球人は火星人や金星人が欲しいものを見せて喜ばせ、それと交換でレアメタルを手に入れようとするでしょう。

しかし、火星人と金星人が互いに交信できるようになると、両者が結託してレアメタルの値段をつり上げようとするかもしれません。OPECみたいにね。こうなると、不完全競争の理論やゲーム理論が宇宙経済学の分析に使えます。

しかし、消費や労働は、地球人特有の性質に基づいている可能性が高いので、宇宙経済学にそのまま使えるかどうかは疑問があり得ます。例えば、ビールは1杯目が一番うまいという限界効用逓減の法則が火星人や金星人にも通じるものでしょうか。私は地球人&一般人なのでわかりません。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました。確かに根本的に人間と性質が違うと人間の使う経済学の概念は通用しないかもしれませんね。
(ビールは1杯目が一番うまいという限界効用逓減の法則が火星人や金星人にも通じるものでしょうか。)
 このへんは非常に興味深いですね。人間が大事だと思うものが相手は大事と思わないものだったりした場合需給の均衡点がどこで釣りあったりするのか興味深いです。

お礼日時:2009/01/16 16:33

 きちんとスペキュレイトしているSFなら、当然考慮しているテーマだと思います。

もっとも、背景情報として書き込んでいる作品がほとんどで、正面から、異星人との経済的交流を扱っている作品はぱっとは思い出せませんが。
 その線から探してみてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました!

お礼日時:2009/01/16 16:27

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