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勅使:「勅命でございます、御覧下され」
武将:「わ、わかりました、陛下の申されるとおりいたします。」

漫書にこういう会話がありました。「陛下の申される」はおかしくはないでしょうか?戦国朝はこれでいいのでしょうか?

A 回答 (6件)

まず「申す」は自分の行為についての謙譲語なので、勅命に対して使うのは誤りです。

また「仰られる」も「言う」の尊敬語に当たる「仰る」に、更に「れる、られる」という尊敬の助動詞を重ねて使うのも誤用と言えます。

次に、武将の発言でもうひとつ。戦国時代の設定でしたね。時の天皇の呼称に「陛下」と言う言い方は一般的ではありませんでした。奈良時代から陛下という呼称があったのは事実のようですが、戦国時代、そして江戸時代までは主に「みかど」(御門、帝)と呼ぶのが慣わしでした。

明治になり皇室典範が発布され、それ以来一般的に「陛下」という言葉が使われるようになったようです。

蛇足ですが、時の天皇の命令を武将に伝えるのに勅使(天皇の代理人)が武将に対して「ございます」、「ご覧下され」と言うへりくだったような言葉遣いをすることもないでしょう。常に臣下に対する尊大な態度であったはずです。

ま、漫画もフィクションですから現代風に、かつ若い世代にも分かりやすくしたと考えれば目くじら立てることもないですがね(笑)。
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この回答へのお礼

みなさんありがとうござる!
仰せられる、は二重敬語であるからして誤用であると申されるのでござるか?

お礼日時:2008/12/10 17:07

漫書とは漫画と解釈いたします。


すると多分現代語訳あるいは通俗書や映画・放送などの時代ものの用語を参考にすれば良い事になります。
「勅命」とは我が国では帝(みかど)の命令ですから、絶対的のものです。
従って、武将風情では絶対的の命令どころか命に代えても守らねばならなかったものです。そのへんを踏まえると少し手を入れたくなります。
「し、承知つかまりました、御意のままにいたします」では如何でしょうか。
本当は「御意」でもなんですが、あまり難しくするのも何ですから…。
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この回答へのお礼

ありがとー7、
勉強になったわーい!

お礼日時:2008/12/10 17:07

「陛下の申される」も「陛下の仰られた」もおかしいと思います。


私は「陛下の仰せの通り」だと思います。
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…戦国朝共に陛下等の知識がそうない故に定かではないのです、が…!



陛下が申される、と云うのは可笑しいかな、と私は思います。
己が云った分「私は~と申しましたが、」等では申すと使うのが正しいと聞きます。ですが相手が云った事に対し"申す"を使うのは適当では御座いません。正しくは「仰る」だと思いますが。

個人的には「陛下の仰られた通りにいたします」がしっくりと来ます、ね。わかりました、よりは御意や既出ですが承知致しましたの方が綺麗かな、と。
あくまでも個人的な見解、に過ぎませんが。
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「申す」は謙譲語ではないのかというご質問だと思いますが、確かに現在では言うの謙譲語ですが、昔は言うの丁寧語として使われていましたのでこれで良いのだと思います。

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勅命とは、天皇陛下や皇帝陛下から発せられるものなので、



「陛下の申されるとおりに・・・」

は別におかしくないのではないかなと思います。 ただ、

「わ、わかりました」

のほうが変ではないかな? と思いました。

「承知致しました」 もしくは、 「承知つかまつりました」 というのではないかなぁ? 戦国朝は。
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