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 仮に,ごく普通の現代人がタイムスリップして,昔の人と会い,普通に会話しても通じるものなのでしょうか?
 江戸時代末期の人となら,何とか普通に会話できそうな気がするのですが,それより前の人は難しいのかなあ・・・と個人的には思っています(大正初期生まれの祖父母の話なんか聞いていると,明治時代や幕末期の人の口語は何となくイメージが湧きます。)。
 戦国時代,鎌倉時代,平安時代,奈良時代,古墳時代・・・とさかのぼるにつれ,会話は困難にいっそう困難になるとは思いますが,実際のところは,どうなんでしょうか?

A 回答 (5件)

 日本語の最大の変化は平安期と鎌倉期のちょうど境目あたりで起っています。

文法、発音、語彙がかなり変化しています。たとえば「花」を、平安時代前期にはファナ(パナ)と発音していました。「男」はウォトコです。二度目の、これよりややちいさい変化は江戸時代に入る直前、戦国末期くらいにおこりました(たとえば動詞の活用などかなり現代語に近くなってきます)。これ以降はほとんど現代語とおなじです。
 ですから、常識的にいって、江戸時代いっぱいまではたいがいの人が通じる。勘のいい人なら鎌倉時代ごろまではなんとか会話が成りたつのではないかと思います。それ以前となるとやはり専門知識が必要だろうと思いますが……。
 ちなみに言いますと、歌舞伎の台詞は多くの場合、文筆家が苦心惨憺して書いた美文であり、当時の話し言葉とはかならずしも一致しません。歌舞伎において古い江戸時代の話し言葉を残しているのは、たとえば黙阿弥をはじめとする世話物などでしょう。近松や南北、黙阿弥の世話の台詞は現代でもじゅうぶんに理解できると思いますが(役者の口跡がひじょうに悪い、というのは別にして)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうですか,江戸時代いっぱいだと,何とか通じそうですか?
いや~,もしそうならうれしいですね。
タイムマシンに乗って,徳川家康と会話したいですね。

お礼日時:2004/12/09 20:56

 テレビ・ラジオ放送を通じての方言の共通語化や、交通網の発達やそれを利用することが普遍化したことで地域交流が盛んになり、本来の方言同士が混ざってしまった現代の方言(ex.たとえば共通語で「来ない」は、確か本来の京都弁では『きいひん』、大阪弁で『けえへん』、神戸弁で『こおへん』ですが、最近の若い人にはよほど雑学に長けていたり言語学的なことが好きな人でもないと特に「けえへん」と「こおへん」の区別ができないケースが多いように思います)をそのまま過去に持っていって使うと、おそらく相手には同郷人だとは思われないとは思いますが(容姿等によって異なるでしょうけれど、仇討ちの旅に出ている武士や、行商人・旅役者か渡来人などと思われるのではないかなと主観的に思います)、江戸時代後期から明治時代以降においても日本語については留意しなければならない点があります。

というのは、外来語や、開国によって海外から日本に持ち込まれたものに対して日本語として適当な語を割り当てた単語(ex.鉄道・石油など)、その当時は存在しなかった機能・道具などの単語(ex.消費税・自動車・線路など)は、当然ながら過去の人間にわかるわけがありませんので、それらの単語や言い回しなどを、いかにその時代の人に理解できるように説明できるか(そして可能ならば相手からその語の意を尋ねられる前に事前に簡潔に当時の言葉に翻訳する)という現代人側の能力次第かなと思います。現代を生きている人間にとっては身近な単語でも、時代が古くなれば古くなるほどその単語は上記の理由で使えなくなり、逆に「死語」といわれて現代では使われなくなった単語がまかり通る時代になるわけですから、時代が古くなるにつれて、コミュニケーションの難易度は加速度的に高くなっていくのではないかと思いますので、「普通の人が何とか会話を交わせる」のは精々200年かいいところ300年前くらいが限度ではないかと思います。(あくまで主観ですが)
(外来語の例「ビスケット」→「南蛮渡来の煎餅(のような菓子)」、開国後に割り当てられた単語の例「石油」→「(越後の国の付近に湧き出る黒く臭い燃える水」、当時存在しなかった道具などの例「線路」→「一定の場所しか通せないが軽い力で車を動かすために地面に打ち付けた鋼の棒」など。むろん、もっと良い表現方法はあると思いますが))
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この回答へのお礼

御指摘のとおり,確かに,江戸後期から明治以降の外来語や造語(鉄道等)は,まず通じないでしょうね。
ですが,やまと言葉をかみ砕いてゆっくり話し,時にはゼスチャーを交えてがんばれば,江戸時代までは何とかなるのかもしれませんね。

お礼日時:2004/12/09 21:00

多分.まったく通じないと思います。


というのは.現代の言葉は共通語ですから.東京の白金地区の言葉です。共通語と津軽弁ではまったく通じませんから。

江戸東京地区に限って考えてみます。
戦前母と芝居に通ったのですが.舞台の言葉は私の地区の喧嘩言葉で.内容がよくわかります。しかし.現在すんでいる地区の人を歌舞伎座に連れていったときには.「何を言っているのかわからない」状態です。
歌舞伎の言葉は.野郎歌舞伎の台本が多く書かれた元禄年間の言葉でしょうから.おそらく.江戸中期以降の言葉でしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/09 20:53

面白い質問なので、拝見させて頂きました。


確定的なことはもちろん言えませんが、個人的には平安時代の辺りは平仮名が存在していて、紫式部や清少納言の物語は今でも翻訳できるのですから、考古学に関して学識のある方なら可能(?)かと思います。同じ日本語なのですから。
あとはジェスチャーで通じるのでは?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
そうですよね。
同じ日本語なのですから,少なくとも英語や中国語よりは通じやすいはずですよね。

お礼日時:2004/12/09 20:51

私と同じ疑問を持った方が居られたとは驚きです。

以前質問したのですが参考になるでしょうか。

同じ日本人でも時代が違えば・・・

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=759606
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この回答へのお礼

SPLINTERさんも,私と同じ疑問を抱かれたのですね。
私も驚きです。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/09 20:50

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