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テレビで「千と千尋の神隠し」を見ました。

(1)この映画はすごくヒットしたそうですが、どのくらいヒットしたのでしょうか?

(2)宮崎作品のなかでは、「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」などに比べストーリー性がとぼしいような気がしたのですが、なぜあれほどヒットしたのでしょうか?

(3)内容自体はあまり面白く感じなかったのですが、好きな方はどこが面白いと感じたのでしょうか?

A 回答 (10件)

(1)について


タイタニックを抜いて、日本で公開された映画の興行収入の歴代1位になりました。因みにタイタニックはそこに上り詰めるのに1年ほど要しましたが(まあ1年間ずっと上映していたのも凄いけど)、千と千尋はおよそ半年でこの記録を塗り替えましたから、大したモノだと言えるんじゃないでしょうか。

(2)(3)について
宮崎作品のキーワードと言えば「少女(幼女)」と「冒険(ファンタジー)」という事になると思いますが、それが今までの作品に比べて高いクオリティで、説得力(=現実味?)を持って感じられたのが受けた理由なんじゃないでしょうか?
あとは時代設定が取りも直さず、普通の現代を背景としていますからその辺も受け入れられやすい理由かも知れません。
商業的にも、今まで積み重ねてきたキャリア(作品の評判)があるわけですから、これくらい売れても不思議はないと言うところではないですか。

 因みに私は、つまらなくはないが、そんなに大騒ぎするほど面白いとは思えない、と言うのがこの作品に対する評価です。
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この回答へのお礼

確かにつまらなくはないのですが、タイタニックを抜くほどの作品か?ちょっと疑問に感じました。家族も同じ感想でした。回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/01/25 10:56

(1)#1の方のとおりです



(2)なぜヒットしたか
1.前作もののけ姫が大ヒット、海外でも公開となり世間で注目された
これにより普段映画館に行かない層にも「宮崎アニメ」の認知が広がった

2.小学生の女の子が主人公、舞台は神様の銭湯?等の事前情報が
親に「子供にも見せたい」と思わせるものだった

3.「ナウシカ」「ラピュタ」で育った世代が小学生の親となり
今度は子供と一緒に映画館に戻ってきた
(実際私も娘と一緒に映画館に行く時に「ナウシカはこうこうで、
そのころお父さんは○○で、、等話して盛りあがりました)

その他、やはり宮崎さんが永年取り組んできた仕事に対する
評価の蓄積もあるでしょう

(3)作品評価
私も鑑賞後の第1印象は「やや冗長かな。でも「もののけ」よりは万人に
おすすめできるかな」程度で必ずしも宮崎アニメ史上最高作とは思いませんでした

史上No1興行成績というのは「最も多くの人が最高の映画と評価した」映画
というのとは違うと思います
「ベストな映画」とは人それぞれ異なりますので票が割れます
興行No1は一定水準以上の佳作で最も幅広い層に支持された作品
という勲章だと思います
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この回答へのお礼

確かには子供にはおもしろいお化け(?)が出てくるので、楽しめると思いまね。回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/01/25 10:57

(1)は映画の興業収入およそ300億円、創刊客動員数2350万人以上。

国内観客動員数最多記録を69日で塗り替える。公開後114日で260億円達成。さらに、初回生産DVDとVHSの総数が500万本を余裕で突破。
ジブリにとってはウハウハですかね?

(2)は、私はこのストーリーは好きですよ。確かに風の谷のナウシカやラピュタのような、おもしろさやストーリーの躍動感はないですけど、これはこれで十分良い作品です。

私が一番好きな宮崎駿作品は、ルパン三世のカリオストロの城が好きですね。


ただ、過去の作品はあくまで過去ですし、
おっしゃるような過去と同じような(似た)ものを作り続けたところで、巨匠と言われる多くの人に評価されるような方になると今度は、また同じようなストーリーだと酷評する人もいる。ストーリーというのは、ひとそれぞれ好みがあるもので、作風が変われば、前の方が良かったと思う場合があるのは当然ですからね。


これが、ヒットした理由は、1つは作者の歴史があるからいわゆる固定客がいるからです。特に芸術性や創造性のある漫画、映画、音楽、絵画、工芸などは続けるほどにそれを楽しみにする人が増えます。まあ、芸術に限らず何かに一心に生涯取り組めば、徐々に認められる可能性が高いですけどね。(一時的なヒットと違いこういう人は、徐々に伸びて最後を迎える。最後まで認められないが亡くなってから認められる)
自分好みでない作品でも、尊敬していたり、今までの作品が素晴らしいと思っていた人は、次も見に行きますからね。

もう一つは、賞を取ったから金熊効果ですね。これが少し効果あり。また、同じく宣伝の効果も大きい。

あとは、メディアや他人の評価に流される人が増えていること。画一化ですね。子供は面白くないものは、5分と観ません。しかし、大人は回りの都合を考える。私もそうですけどね。そうなると、純粋に楽しいものと、回りに合わせて楽しく感じるのと区別が付かなくなる。特にテレビで○○大ヒットして新記録、学校で話題になると、その話題に付いていこうと別に興味がなかったのに映画を観る。これは、ハリーポッターやロードオブザリングもそうです。


(3)は、私個人としては、それほどワクワクするストーリーではないかもしれませんが、完成されたストーリーで時間を考えず最後まで見入ることができました。最後まで飽きはなかったですから、私には十分に楽しめたことになる。私が、面白くないという映画は、最後までに何度も時計を見る。時間を忘れて見入るもしくは時計を見ないで見られました。
また、ヘンテコなキャラクターも多いですから、子供でもこういうヘンテコキャラが好きなら良いかも知れませんね。


最後に1度目は面白くない映画も2回目に観ると面白くなっていることがあるのご存じ?小説もそうですけどね。年齢によって感性や経験、知識が変化するため、面白いと思う感性が変化します。そのため、面白くないと思った映画は何年か時間をあけて観るとまた面白くなっているかも・・・(難しい映画の場合は2回連続で観ると良いかも)
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この回答へのお礼

ルパン三世のカリオストロの城も宮崎作品だったのですね。あれは面白かったです。
皆さん、回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/01/25 11:00

(2)と(3)だけ、よろしいでしょうか?



(2)について。
普通の女の子が主人公で、ナウシカやシータみたいに特殊な能力があったり王族の子孫だったりするわけでもなく、ただ普通に(?)努力する姿が共感を呼んだのではないでしょうか。

(3)について。
ドキドキ、ワクワクというのはありませんでしたが、後からじわじわくる作品だったと思います。
あと、千尋とハクがお互いを思いやる様子にホロリ。最後、千尋がハクの手を離すシーンでぐっときちゃいました。
ナウシカやラピュタとはまた違う感情に訴えかける作品だと思います。
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やっぱり2と3だけ、


(2)宮崎監督の名前でしょうね。
   あといままでより、やや子供向けだったかな。
   ということで年齢層が一段とひろくなった。

(3)やはり設定がよかったです。
   「神様がなごみにくる温泉旅館で、女将は妖しい魔法使い。
   そこで人間の小学生の女の子が働きはじめる。」
   日本は八百万の神の国ですからね~、十分こころ惹かれる設定です。

   最初の1時間ぐらいが一番おもしろいと思いました。
   後半は急展開過ぎて、どうせなら3時間半ぐらいの
   作品にしてもらいたかったですね。
   
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1),2)は分かりません。



3)面白いと感じたところは、不思議なキャラクターが出てくるところや、それぞれの場面が少し昔の日本にタイムスリップしたような国籍不明のような世界で、つい魅せられてしまうところだと思います。
(私は、神様のお風呂屋さんというのは、女たちがお相手をしている設定が好きではありません・・・。)

面白くなかったところは、映画「ハリ-・ポッタ-堅者の石」に似ている箇所がたくさんあり、新しさがなかったところです。

1主人公が不思議な世界にトンネルのようなところをくぐって入って行く
2亡霊が町を歩くシーンがある
3主人公がお父さんお母さんに会いたいと思っている
4珍獣が暴れる
5支えになってくれる老人がいる
6その老人は怪我をした者に「愛じゃよ、愛。」というセリフで励ます
7紙がとてつもなく飛んできて人間を襲うシーンがある
8三つの頭を持つ珍獣が登場する
9汽車が走る
10魔法がでてくる
11天井の高い吹き抜けを下から見るシーンがある

ーなどです。
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昨日ビデオに撮ったのを二度繰り返して見ましたが、


何が面白いのか、何が言いたいのか、さっぱりわかりません。

宮崎アニメを理解できなければ、アニメを分からない人間と思われる。
そんな裸の大様現象がおこってるのでは?

宮崎駿も老いぼれちゃったんでしょうか。
ハリウッド映画並みに予算をかけられない日本映画界において、
日本のアニメーションならそれを凌駕できると思ったんですけど・・・

そう思わせるだけのものがナウシカ・ラピュタ・カリオストロの城なんかには
十分ありましたよね。
あのハラハラ・ドキドキ・ワクワク感に満ちた、宮崎アニメ路線に戻ることは
ないんでしょうかね。

いっそ、ハリウッド映画として実写でリメイクしたらヒットするでしょうね。
それだけストーリーがしっかりしてました。
ナウシカなんかアカデミー賞とれますよきっと。
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この回答へのお礼

私見ですが、はっきり言ってつまらなかったと思います。やはり裸の王様と言うところはあるでしょうね。皆さん、回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/01/26 11:19

大人には「難しい」作品だったような気がします(笑)。



(1)についてはわかりません。

(2)一般的な意味でのストーリー性が乏しい、というのは、ごもっともな意見だと思います。私も賛成です。しかし、現代において、人間が人間らしさを取り戻す過程を描いた、という点についてはストーリー性が歴然とあるように思います。世間では、「千」(千尋)の成長物語とか言っていますが、ちょっと違うような気がします。あれは成長だけではなく、自己を取り戻す作品ではないか。ただし、千に限らず、多くの人々(特に日本人)に共通する問題なので、共感を呼んだ(?)のではないでしょうか。しかしもしかしたら、それは「錯覚」なのかも知れませんが。

(3)あのアニメーション作品で、ポイントとなる奇蹟の場面が二つあります。一つは千がハクの正体を見破る場面、もう一つは、豚の中に「両親がいない」と言い当てた場面。常識的には、どう考えても納得できない。分る訳がないと思うのですけど、一般大衆は奇蹟が大好きですから、そのあたりがウケたのではないでしょうか。でも映画館で回りの子供たちを見ていると、結構日常の事としてそのまま受け入れているように見えまして・・・実は現代社会において、大人と子供では、本当に見えている世界、感じている世界が違うんではないかと・・・恐怖の思いに囚われました(笑)。「トトロ」にもそういう描きが多少ありましたよね(邪推ですが、トトロもあまり面白くないとお感じになられたのでは・・・)。

あまり回答になっていなくてすみません。
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1)・・・検討つきません。



2)と3)一つに、皆が売れる売れるというから。
ストーリーのスケールがだいぶ小さくなった気もします。
ですが、ナウシカやラピュタより、今の日本への忠告が出てき始めていると思います。
「アニメ」のカテゴリにも同じような質問が2個ありました。
わたしもその質問に答える人と同じ意見です。
あくまでもこれは個人意見なので、監督らの考えとは違うでしょう。

まず、カオナシから。
お金を払ったり者をわたすだけでは何ひとついいことはない。
お金ばかりにひかれたりしてはならない。
というきがします。

次に河の神(死んでいないと思うのですが・・・)から。
ゴミをいっぱいつけていらっしゃいましたよね?
それで腐り神(腐れだったかも?)とまちがえられた。
そこから、ゴミの多さについてものをいうっているのだと。

あと両親が豚になるところとか、居場所をなくして名前を忘れていた河の水であったハク、それから湯ばーば(どっちが「婆」かわすれましたが)がハクを魔法で遣おうとするところ。
そこらへん(その他色々)に意味が有るんだと思います。

みんなが売れた売れたというのを除いて考えたら、この作品は良い子供向けすぎるファンタジーだからといってめちゃくちゃなアニメではないと思います。
私は、笑える面白いではなく、他のアニメよりより一倍考えるアニメだと思いました。
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(2)です。


何を置いても一番の理由は「ジブリ」「宮崎駿」の知名度が上がったことだと僕は思います。
絵、演出、音楽と作品全体の質も当然上がって来てはいますが、
その点は普段それ程映画を観ない一般の方々にはそれ程影響を与えてはいないでしょう。
それよりも、80年代に青春期を過ごし、ジブリの作品に触れた世代の方々が大人になり、
そのまた子供さん達もテレビのロードショウ等で繰り返し旧作に触れることで、
絶対的な知名度も上がり、ファン層を拡大している。
知名度が上がれば、子供達の間の潜在的なジブリファンの新しい芽生えの機会がマスコミ等を媒介とすることで増えるし、
本来それ程興味のない方も家族・友達にいるそれらファンの付き合いとして見に行かざるを得なくなるでしょう。
(その証拠に、「もののけ姫」・「千と千尋」の大ヒットの裏側には、不満の意見が旧作より断然多く出て来たと個人的に強く感じます。
大ヒット=多くの満足とは行かず、同時に多くの不満足も出て来ていると言うことです)
昨今国際的映画賞の獲得等によりジブリの知名度はますます上がる一方です。
そして、この推測に依ると、次回作も間違いなく大ヒットすることでしょう・・・。

それから(3)です。
個人的には面白かったです。
特に本作の人物(キャラクター)描写は宮崎作品の中でも特に凝っており、
例えば「顔なし」は主人公の千尋と同様友達がおらず、家族さえもいるのかどうか分からない。
第一の個性である顔を持たず、名前もないに等しい、他者を食べること(他力に頼ること)でしか力を持ち得ない。思春期の収穫である自己同一性を全く剥奪されたキャラクターなのです。
友達(千尋)の為にはそれが悪いことでも盲従的に何でもやり、拒否されるとヒステリックなまでに暴れ出す、極めて純粋で繊細なキャラクターであり、このキャラクターは引っ越しによって友達を失った千尋の弱い内面の投影とも言えるのでしょうが、千尋は彼に対して努めて優しく接し、守ってあげます。(これがまあ所謂本作の少女の成長に繋がるのでしょう)
次に「ぼう」です。
独裁的な支配者である魔女「油婆」の息子である彼はまさに支配者階級の申し子とでも言うが如く、醜く肥大化していて、我が儘で、甘ったれで、尊大で、極めて強圧的に振る舞います。このキャラクターに対し最初は母親にすがるようだったあの千尋は理知的で年上らしく、
つまり「お姉さん」らしく振る舞う成長を見せます。
そして「はく」。
この人物は最初、不思議な世界へ迷い込んだばかりの千尋を助けてくれる「ハク馬の王子」様です。つまり純粋な少女を両親の手から奪いとる(憎っくきw)王子様なわけで、千尋は両親のためにとって置いたお団子をカレにあげます。(これも成長と言えば成長ですけど・・・お父さんはショックでしょうね。)、また頼れる素敵な王子様であると同時に、弱みを握られ悪に利用される、愚かでか弱い動物でもあります。加えて恋人としての役割を果たすと同時に、最終的には幼い頃からずっと千尋を見守っていてくれた友達(自然)という役目も持っています。
以上のようなキャラクター設定などもなかなか滋味深いものがありますし、
相変わらずのメッセージ、例えば「自然と人間の共存」(お腐れ様)、またそれを次代を担う若者が救うとか(よきかな~)、日本的な和風世界を西洋の独裁的な「魔女」が支配するという近代文化への投げかけなどなど、教育の面から観てもよいでしょう。
個人的には宮崎監督お得意のノスタルジー、
例えば夕暮れ時の電車のシーンなどが特に印象に残りました。
以上、手前みそな話を長々どうもすいませんでした・・。(笑)
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この回答へのお礼

奥に隠されたテーマがあるのかもしれませんね。
皆さん、回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/01/27 19:23

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