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本日付の記事ですが、「急減速する産油国景気」
下の部分について解説願えないでしょうか?

以下引用

為替安定の思惑とは別に、財政上の要請もあるだろう。
A)ロシア財務省は9月の時点で、2009年の財政の前提となる原油価格を当初の1バレル95ドルから78ドルに引き下げたという。
B)だが、現在の原油価格はこれをはるかに下回る。
C)為替レートの低め誘導は、ルーブル建ての財政収入を多少でも膨らませ赤字幅を小さくする効果がある。

引用終わり。

?わからないのは、ルーブル安を容認することで、どうしてロシア政府の財政に良い効果がもたらせるのか、また原油価格の引き下げが財政上どうかかわるのかというところです。
A→B→Cのつながりとも含めて解説お願いします。

A 回答 (1件)

記事を読んでいないので憶測ですが、ロシアの国家としての財政は、石油などの天然資源の輸出による歳入に支えられていると思います。



ですので、例えば1000バレル売るつもりで1000x95=95,000ドルの歳入を見積もっていたが、原油安によって予算を1000x78=78,000ドルに下方修正をせざるを得なくなった(A)。ところが、実際は40ドル前後で推移しているので、もしこのまま価格があがらなければ、下方修正したプランよりさらに低い、1000x40=40,000ドルの歳入にしかならない(B)。

ただ、ルーブルがドルに対して安くなれば、例えば1ドル=30ルーブルが2割安くなって1ドル=36ルーブルになったとすると、1000バレル売って得た40,000ドルが、ルーブルに換金すれば40,000x30=1,200,000ルーブルから40,000x36=1,440,000ルーブルとなって、240,000ルーブル歳入が増えたことになる(C)。

だから、ロシアにとってはルーブル安を歓迎せざるをえないということです。

ロシア政府自体が石油を販売する訳ではないでしょうが、企業が販売してその利益の大きさが税収に直接影響しますので。

また、日本のようにエネルギーから部品から食糧までを輸入して、工業製品を輸出する状態で円安になれば、輸出で得をする代わりに輸入で損をする部分も無視できないのですが、ロシアは恐らく輸入に頼る部分が日本より少ないので、原油やガスなどの天然資源の輸出が国外取引の多くを占めているのだと思います。
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この回答へのお礼

なるほど。よくわかりました。
そういえば、フィリピンみたいな出稼ぎ国家でも、
現地通貨が対ドルで安く推移してるため、国家経済が弱体化しても
出稼ぎ収入が増え、購買力が増すという変なこと?が起きているなんていう話もありました。
どうも昔から数学音痴でこの手の話になると、地図を逆さに読むような感じですが、数字を入れると確かによくわかります。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/06 21:57

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