A 回答 (7件)
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No.1
- 回答日時:
玉砕(に近い死亡率)としては、ガダルカナルとか、硫黄島とか、アッツ島とか、色々あります。
過酷の定義如何だと思いますが、陸上戦ということであれば、補給路を断たれた孤島や、ジャングル(インパール作戦とか)北方(アッツ島とか)等気候条件が過酷で伝染病や凍病死が多発したような地域では、指揮官の優秀如何にかかわらず、基本的には飢えと病気で満足に戦うことも出来ない中、全滅(に近い)状態が作り出されていった側面があります。No.2
- 回答日時:
私も勉強しているわけではありませんが、何らかの本などで悲惨な戦いだと思ったものがあります。
3つを挙げます。1.ガダルカナル戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%80% …
2.インパール作戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3% …
3.ニューギニアの死の行進
http://www.kamou.co.jp/senki/SENKI1.html
No.3
- 回答日時:
陸
インパール作戦:補給なしでの長期作戦は、立案段階で『滅茶苦茶』(真田作戦課長)と酷評されるも、実行に移された。
フィリピン防衛戦:日本側投入兵力63万、戦没者およそ50万人。敗走中「ハポン、パタイ!」と叫ぶフィリピン人たちに殺される日本兵が多くいたという。
海
大和の沖縄特攻:沈められるための出撃
レイテ沖海戦:米軍のフィリピン上陸後、空になった輸送船団と刺し違えるための殴りこみ作戦。レイテ湾に突入していたとしても、まともな戦果はなかったであろう。
No.4
- 回答日時:
ご質問の向きからずれるかもしれませんが、
「どの作戦が一番過酷か」という分け方もありますが、
以下のような分け方もあると思います。
「将校・兵卒別の死亡率」(メレヨン島駐留部隊)。
将校 188人中 死亡62人・・・・死亡率33%
兵卒 2463人中 死亡2125人・・死亡率82%
どの作戦も特に兵卒にとっては「一番過酷」なものであったのではなかろうかと、私は思います。
死因別では、戦死7%弱、餓死・病死93%(対死亡者)であったそうです。
なお、同島駐留旅団長北村少将は生還後、復員業務、遺族への弔と報告などを終えられた
1947年8月15日(終戦より丸2年目)部下の死の責任をとって自決しておられることを、
同氏の名誉のために申し添えます。
No.5
- 回答日時:
* ニューギニアの第十八軍の戦闘。
約15万人の人員のうち、日本に帰れた人は1万3千人と言われます。
司令官の安達二十三中将の無能や怠慢が原因ではありませんでしたが、安達中将は昭和22年にラバウルの戦犯収容所内で「陛下の兵をかくも無駄死にさせた責任」を取って自決しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%81%94% …
* アッツ島の戦闘。
この島に上陸して越冬し、昭和18年に米軍の上陸作戦で玉砕した陸軍部隊は、上陸の翌日から米軍の空襲に曝され、まともな兵舎を建設することも維持することもできず、氷雪の島でのテント生活を強いられました。その辛苦は想像を絶します。
補給物資は最初から極めて乏しく、輸送船が次々に撃沈されて飢えにも苦しめられました。
指揮官の山崎保代大佐は、玉砕の直前に残っていた僅かな兵に「大陸なら指揮次第で兵を救えるのだが、絶海の孤島ではどうしようもない。多くの兵を殺す結果となり慙愧に耐えない」と語ったと、奇跡的に生還した兵が回想しています。
* インパール作戦
これは、日本陸軍史上最低の指揮官とされる牟田口廉也中将の狂気ともいえる愚劣な作戦が原因ですが、牟田口は戦後も20年以上生き延び、常に自己弁護に終始していたそうです。
いかに悲惨な戦いであったかは周知ですので省きます。
* 硫黄島の戦闘
最近出版された
英雄なき島―硫黄島戦生き残り 元海軍中尉の証言
久山 忍 (著) 産経新聞出版
http://www.amazon.co.jp/dp/4819110209
と言う本は非常に興味深いです。
「筆者は、名将とされる栗林中将の姿を何回か見て、言葉を交わしたこともあるが、威張りくさって非論理的な思考をする、典型的な『陸軍の将軍』だった」
「硫黄島で米軍が予想を遥かに超える死傷者を出したのは、守備隊の奮戦が理由と言うより、硫黄島の海軍部隊が用意していた『250キロ爆弾、60キロ爆弾を利用したロケット砲』で、上陸初期の段階で海岸部に密集して夜営する米軍を多数殺傷したことが理由らしい」
「硫黄島の日本軍が米軍に損害を与えられたのは、米軍上陸後数日間程度。その後は、『降伏しない日本兵が洞窟陣地にこもっていた』だけ。米軍は飛行場を占領して日本兵の抵抗を抹殺した後は、日本を空襲するB29やP51の世話をする片手間で日本兵を掃討していた」
といったことは他の本には書いてありません。
硫黄島の兵士が、言語に絶する辛苦の中で死んで行ったのは紛れもない事実ですが、上記の本を読むと硫黄島戦に対する見方が変わると思います。
No.6
- 回答日時:
最も過酷の3つまでには入らないかもしれませんが、
有名な戦いの一つにフィリピンのレイテ島の戦いもあります。
日本側の死者8万人以上。
大岡昇平の『レイテ戦記』下巻には、レイテ島関係の戦没者は約9万人と考えられ、消耗率97%(つまり生還率3%)、という計算が出ています。
同じページに、フィリピン方面全体では、
昭和19年10月以降、フィリピン決戦参加した陸海軍合わせて約59万人。
計算上の戦没者は46万人以上。
消耗率(という語もすごいですが)は78%との記載もあります。
つまり8割近く戦没(傷病死、餓死など含め)ということですか・・・
レイテ島の場合、昭和20年3月に1万人程度の将兵が敗走し、カンギポット山に終結。
船もロクに無く、隣接するセブ島に渡れたのはほんの一部、後は山で自活。
ろくな食べ物もなく、脱出もできない、島民のゲリラに見つかれば殺される(あるいは米軍に捕虜として引渡し。こちらのほうがずっと良かったようです)というようなのも過酷だと思いました。
他の島の戦いでもこういうことがあったのでしょうけれど、島に取り残されてどうしようもないというのは絶望的。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4% …
高級将校が生き残りやすいのは、
戦闘を続行するためには指揮系統を守る必要があるので、結果的に最後のほうまで生きていることが多い、という事情もあるんでしょうね。
兵卒は常に最前線だし、数で勝負みたいなところがあり。
(大隊長など少佐クラスも最前線に出ていれば同じですが)
No.7
- 回答日時:
何を以て過酷と定義するかによって大きく異なると思います。
他の回答者さんたちが挙げているのも確かに過酷ですが、民間人が戦闘および集団自決で多く犠牲になった沖縄戦も、その悲惨さにおいて忘れることはできないと思います。
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