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航空機が離陸時に鳥の群れが飛来して
エンジンに鳥が飛びこむバードストライクは
人身事故の原因となっているのに
航空機側の対策がありません。
離陸という低速時で空気抵抗が多少あってもいい時期なのですから
エンジンの前に可動式の網をかぶせて発進し
水平飛行や車輪を引っ込める時期に
いっしょに機体に収納するようにすれば
鳥の飛び込みは排除できるはずですが
飛行機の構造に余分な金がかかるからやらないのでしょうか?
他に航空機側でできそうな対策はあるのでしょうか?
よろしくお願いします

A 回答 (4件)

>航空機側の対策がありません



実はされています。大抵のエンジンはファンブレードにチタンを使って鳥や石が当たっても壊れにくくしてあったり、ある程度の大きさの鳥なら吸い込んでもそのままエンジンが動き続けることができる設計になっています(試験も行われています)。

>エンジンの前に可動式の網をかぶせて発進し

航空機のエンジンは強烈な勢いで空気を吸い込みます。稼働中のエンジンの前に人間が立っていたらそのまま吸い込まれてミンチになる位に強烈で、そういった事故での死者はそれなりの数に上ります。

それを踏まえると、網をかぶせるというのは
・網そのものがエンジンに巻き込まれる可能性がある
・網にぶつかった鳥が空気の流れで無理矢理吸い込まれる
という問題を抱えることになりますね。これを防ぐには網を相当頑丈にしたり網目を細かくするしかないんですが、要するにそれは飛行中に使わない部分(デッドウェイト)の増大や空気の流入量の大幅な低下に繋がります(網というのは空気の流入をかなり阻害します)。
大きな出力を要求される離陸の際には後者が特に問題で、出力不足で離陸が上手くいかなかったらそれこそ大惨事です。なので、網をかぶせるというのはあまりいい解決策とは言えなかったりします。

最後にバードストライク自体は結構な頻度(日本国内の航空機関連だけで年間1000件以上)で起こっています。エンジンはもちろん、機体にもボコボコぶつかっており(アルミ合金をブチ抜くことさえあります)、これへの対策は
・エンジンへの補強、吸い込んでも推力を保てる機構
・窓の多層構造化
・プロペラ等の素材の改良
・滑走路周辺からの鳥の除去
など、昔から色々と行われています。
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この回答へのお礼

書き込みいただきまして、どうもありがとうございました。
いろいろな御説。大変参考になりました。
勉強の参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/02/19 13:16

>航空機側の対策がありません



そんなことを言われてしまうとエンジン開発者達が泣いてしまいます。エンジンが鳥を吸い込みにくくしたり、吸い込んでも大丈夫なようにしたり、様々な工夫をしています。これでも対策していないと言われると涙ですね。

そして、現在の安全管理で全くダメということは、どこまでやればいいのでしょうか。


バードストライク以外にも、今回の件からは「今回のように水上着陸することもあるのだから水上でも着陸できるような機体に何故しないのか?エンジンが止まることがあるのだからエンジンが止まっても飛行できるようにプロペラをつけるなど対策を取らないのか?飛行機の構造に余分な金がかかるからやらないのか?」となってしまいます。

ネットをつけたらつけたでそれを吸い込んで事故が起きる可能性があります。また、車輪が出ないことがあるようにネットが引っ込まない可能性もあります。バードストライクを減らせてもトータルでの安全性には疑問符がつきます。


全てに対して完璧に対策するということはなかなかできません。
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この回答へのお礼

書き込みありがとうございました。
ご意見拝見しました。
今後の参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/02/19 13:15

既に類似のご質問が18日付けで出ておりますので、ご参考に


されてはいかがしょうか。

ハドソン川に墜落!!!!
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4639244.html

離陸時に多少空気抵抗があってもいいというお考えは同意
しかねます。飛行機の離陸時はクルマでいえば、タコメーターの
レッドゾーン付近までエンジンを「使い切って」いますので極力
抵抗は無い方がいいです。エンジンの操作を間違えれば容易に
オーバーEGT とか オーバーブースト(つまり焼けて壊れる)
を起こす手前です。こうしないと現状の滑走路を30秒程度で
駆け抜けて離陸速度まで持っていけない訳です。
 これには余裕のあるエンジンを積み、滑走路を延長すれば
そのネットによる出力低下と増加した抗力をカバーできますが、
これもすぐ実現できないでしょうね。

積極的な機体側の対策は「今現在、実現されていない」事実を
見る限り困難なのでしょう。ただ、技術の進歩で過去に「デメリット
しかない」とか「実現不可能」と思われたことも使われる可能性は
あると思います。

無責任に考えるだけであれば対策としてはあると思います。
1.出力を犠牲にして、吸入方法・方向を変える。側面・後ろ方向から
  ネット・フェンス状のものを濾した空気を吸う。
2.自分でも否定して来ましたが、インテーク前面のガード(ネット・
  フェンスの類)を技術解決して実現させる。
3.例えばみんなで急ぐのは止めて、比較的異物混入に強い遠心式
コンプレッサーのターボプロップエンジン機に回帰する。
  (いまさらピストンエンジンは無理かも。小型・軽量・大出力で
現行のガスタービンを凌駕するものが出来れば...。)

いっそのこと、空は鳥達に返して人間は歩きますか...とは言えない
位我々は後戻り出来ない世界にいますからね。経済的なことを一切無視
できれば実現可能な解決策もあるのでしょうが、なんとも現状では
難しい様です。
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この回答へのお礼

早速の書き込み、誠にありがとうございました。
貴重なご意見で、参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/02/19 13:14

一般的ではありませんが ロシア製の戦闘機 Mig-29 はエアインテーク(吸気口)にシャッターがあり、


離着陸時にはエアインテーク上部の吸気ダクトが開く構造になっています
(手動操作ということです)

これは十分に整地されていない滑走路での離着陸時に滑走路上の石などを吸い込まないようにするためで
バードストライク対策ではありません

この機構を旅客機のエンジンに利用するのは良いのかもしれませんが、どうなんでしょうね
たぶんエンジンそのものの設計からやり直すことになると思いますので今すぐにできる対策ではないと思います
また、現在運行中の旅客機のエンジンを換装するとなると費用がとても高くなると思います
運賃にそのまま跳ね返ってくるでしょうから、自分としては嬉しくはないですね
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この回答へのお礼

早速の書き込み、どうもありがとうございました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/02/19 13:14

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