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今日でジャンボジェット機が引退するというニュースを
拝見しましたが引退理由はやはり機体の老朽化でしょうか。
古い機体なので燃費も悪いのですかね。

A 回答 (8件)

その通りです。


1番の理由は燃費の悪さです。
最新の双発機(乗客はジャンボの6割くらい)の燃費の2倍以上です。
300人くらいの路線ならば双発機を1機飛ばした方が断然に安いし、
500人でもジャンボ1機よりも双発機を2機飛ばした方がいいからです。

2番目の理由は老朽化です。
長時間のフライト中に乗客に与えるリラクゼーションが最新鋭機に対して
見劣りするようになってきました。

3番目の理由は乗員の多さです。最新の双発機は2人での運行が可能ですが、
ジャンボは3人以上が必要でコストが高いのです。

しかしながら、ジャンボは事故や故障が非常に少なく、安全で安価な航空輸の
道を拓いた素晴らしい機体です。海外旅行を一般人のレベルに引き寄せたという
大きな功績は飛行機の殿堂に残るべきものです。
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この回答へのお礼

わかりやすいご説明、回答をありがとうございます。
功績はすばらしいものですね。だからこそ寂しく感じます。

お礼日時:2014/04/02 17:31

基本設計が古く多少の改良では燃費を含めた運用コストが高いのだと思います。



747の大元の設計は米軍向けの貨物機でした。しかしコンペで落ちて民間機のへの転用をしたのがこの飛行機です。なので部分的に2階建ての構造になってそこにパイロットがいて1階は貨物という構造で嘴の部分を上に跳ね上げて大きく長いものでも直接入れることも可能な設計でした。

747以外に部分2階の構造の民間航空機はありません。こんな構造は空力的な観点で不利で構造的に複雑で不利な点が多いです。2階にも独立した設備が必要でCAも独立して配置するので融通が利かないと思います。また2階に座席数はあまり変更できないので3クラス運行(ファースト ビジネス エコノミー)2クラス運行で使いにくいことにもなります。1階のみなら仕切りで自由に変更可能



また長距離の運用ではエンジンの信頼性の問題で747の様に4つ必要でした。しかしその後に開発された777とか787は2つです。エンジンの信頼性が上がったので可能になりました。(興味があればETOPSなどを調べてください)
これは整備コストの大幅な削減になります。エンジンの整備は人数と時間が必要です。
発展途上国なら整備士の給与もあまり高くなく人数を掛けても可能ですが日本など人数も問題です。
また777ぐらいからボーイングの考えだけでなくANAとか実際に飛ばす航空会社から整備の効率化とかCAの働きやすさなどの要望が反映される設計になっていて運用コストの低減につなげています。

また777-300なら500人くらい乗せられてので747に近い人数を運べます。
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この回答へのお礼

なるほど、詳しいご説明ありがとうございます。

お礼日時:2014/04/02 17:32

主に主な理由です。



・燃費が悪い。
・エンジンが4つあるので、整備費用、手間が嵩む。
・中途半端な大きさ。
・B747-400以降の機体は焼き直し感がありありで、新設計された機体の方が魅力的。
・ボーイング自身が言う通り、もしくはボーイングがB8のように軽量、低燃費、丁度良い大きさの機体を出してきたので、ハブアンドスポーク型の運行ではなくなった。ハブアンドスポーク型の運行をするキャリアはより魅力的な新造機であるA380に流れた。

エンジンが4つならば、より大型のA380の方が燃費もキャパシティも上。
エンジンが2つある機種で、十分B747の代替になる機種がある(例:B777)。
以前はエンジンが2つでは至近空港から60分以上かかるところを飛ぶことは規制されていたが、エンジン、機体の信頼性が向上し、120分、180分と、遂には330分まで規制が緩和された(これらにより、エンジンが3つの機体はかなり早い時期に嫌われた)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
わかりやすい説明ありがとうございます。

お礼日時:2014/04/02 17:33

燃費問題もそうですが、世界の旅客航空のトレンドが変わったというのもあります。



かつてB747がブイブイいわしていた頃は「大量輸送」の時代でした。とにかく1人でも多く輸送するのが好ましいとされていた時代です。
でも今は、大きな飛行機でドカッと一度で運ぶより、やや小ぶりで燃費の良い飛行機でチマチマ何度も運ぶほうが便数が増えて好ましいとされる時代となったのです。1時間に1本より、1時間に2本飛ばそうという時代です。
飛行機が小さい方が、整備の時間は短くて済みます。次のフライトまでの時間が短縮できますよね。大きい飛行機だと機内を掃除するだけで大仕事です。
空港に滞在する時間をできるだけ短くして何度もフライトができるようにすることでLCC(格安航空会社)の経営は成り立ちます。

B747の系統を引き継ぐエアバスA380は、B747を上回る乗客を乗せられる設計になっていますが、今のところ導入している航空会社はむしろ人数を抑え気味にして、その分座席間隔などの快適性を優先させているようです。

今の航空会社の経営はハブアンドスポークが原則です。いわゆるハブ空港までは長距離機を使い(それでもエアバスA350やボーイングB787のような中型ワイド機が中心ですが)、ハブ空港とそれぞれの空港までは燃費と使い勝手が良い小型~中型機で運用するのがメインですね。
ひたすらにコストを下げたいLCCは、とにかく燃費がいい機体をくるくる使い回すことで稼働率を上げるという戦略です。
どちらにせよ、ジャンボのような大型機の時代ではなくなったということです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど時代がかわってニーズの変化もありますね。

お礼日時:2014/04/02 17:34

それはやはり燃費の問題が一番でしょう。


単に機体の老朽化だったら新しく作ればいいだけですからね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

お礼日時:2014/04/02 17:35

バブル期と言われた時代には 海外旅行に行く人が多かったが 近年は客数も減り しかも 昔に比べ 海外の あらゆる国に行ける様になり(

昔は殆どの人が同じ国に旅行してた為・・) 何百人もの輸送をしなくても良い様になり 燃費の悪さと停駐料金等 コスト面から・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/04/02 17:35

そうだと思います。


一番の理由はたぶん燃費です。また時代の流れでジャンボジェットのような
大きな飛行機はニーズもうすれてきたのでしょう。
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この回答へのお礼

やはりそうですね、、回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/04/02 17:31

そうですね。



燃費が悪いのと効率が悪くなっていることだと思います。
最盛期には1機で500人以上を乗せていたのですが、燃料の高騰もあり燃費だけでもかなりきついと思います。機体の老朽化もあります、日本が購入してから40~50年たっていますので機体の方も限界ですね。

で、燃費の悪いスカスカの飛行機を飛ばせて営業利益が出るのかと言うと難しいと思われます。機体の老朽化は理由の一つだとは思いますが、未だに外国の航空会社では747を新規導入するところもありますね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

お礼日時:2014/04/02 17:32

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