宗教学「善いサマリア人」について

【ルカによる福音書の「善いサマリア人」のたとえ】で、始めに通りがかった二人の人物が、追いはぎの被害者を救わなかった理由は、イエス時代の宗教的背景から考察すると、どうなりますか？
また、律法の専門家は「パリサイ派」と「サドカイ派」のどちらで考えたのか教えてほしいです。
２つも質問して申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

No.1 ベストアンサー 回答者： anaguma99 回答日時： 2009/01/28 19:39

荒井献の『問いかけるイエス』からの引用になりますが、

２人が助けなかった理由
→一般的には聖職者の現行不一致を批判するためのエピソードと解釈されるが、
レビ記２１・１に基づいて祭司たちに義務づけられていた清浄の掟に従い、
半殺しになって横たわっていた旅人を「死人」と思って
汚れを避けるために旅人に触れなかったとも読める。

律法の専門家
→「自分を正当化しようとして、イエスに言った」とあるが、
ルカ福音書１８・９～１４では、
同じような意味でパリサイ派の人々に適用している。
したがって、パリサイ派と考えるのが妥当。

この回答へのお礼

anaguma99さん
僕の持ってる資料だけじゃわかりにくかったことが、つながりました！
２つの質問に答えていただけて幸いです。
わかりやすいご説明ありがとうございました！！

お礼日時：2009/01/28 20:10