A 回答 (3件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.3
- 回答日時:
この物語は比喩を理解しないと読み解けない構図になっています。
そして旧約を知らないと、ちっとも面白くない物語です。
補完つまり理解するための材料は旧約です。
使徒だったユダとはユデアのことです。
イスラエル王国があって、ユダ族とベニアミン族はそこから分離し、新しい王国を作りました。
ユダ王国(のちにローマからユデアと呼ばれる)がそうです。
従ってユダって名前をつけるのは、それなりに意味を持つわけです。
ユダ族の名前なので。
エレミアに陶磁士が例えで登場します。
なんの例えかというと神です。
陶磁士がコネコネ粘土をこねて作品を作るが、火にかけてしまうと固まってしまい、そうなるともう作り変えることはできない。
不出来な作品は、破壊する(殺す)しかないわけです。
まだコネコネ可能な土を陶磁士の庭に戻すことで、神に再度作り直してもらえる=ユダが銀貨30枚をその土地に投げ捨てた。
作者 うまい!
ユダ族の名前を持つユダの1人に、そんなことをさせる物語を作り、信仰の深さを現したわけですね。
従ってユダって名前が作品に登場する場合、それなりに意味を持つわけです。
バラバのイエスって登場します。
確かバルは息子って意味なので、、、父の子=神の子って意味だと思います。
で、イエスって名前はヨシア記のヨシアのこと。(ヨシアはヘブライ語で、ギリシャ語だとイエスス)
だから、ヨシアのようなふるまいをしないイエスに、民衆がせっついたって内容に作者はしているわけです。
バビロニアの神話に登場する人々の罪を背負い何度も生贄となり蘇るタンムズ。
ギリシャ語だとトマス。
ミリアムはヘブライ語だとミリハム。
ギリシャ語だとマリア。
ミリアムって名前もどっかの神話から借用して、それなりの概念を持っていたような・・・ 忘れた。
このように、物語に名前が使われるときは、固定の概念を持たせて登場させているようです。
ユダ、新約聖書だけでもダダイがユダって名前になっていますが、恐らくダダイからユダに改名させたわけですが、活躍が描かれていないってことは、作者その後のエピソードを作る前に死亡したか、スランプに陥って、続きがかけなかったんじゃないかと。
他にもトマス(タンムズ)もユダ。
タンムズからきているので、何度も再生するユダ族って意味で作者がつけたのかも。
で 何度でも死んで蘇るユダ族ってことにしたかったんじゃないかと。
福音書は、成立した地域がそれぞれ違うんです。
その地域にあった神話が物語りに加わることで、共通の部分以外に独自性をもたせている。
従って福音書によっては他に無いエピソードがあるのは、その地域にある土着の神話が混入しているからではないかと。
そう考えれば、土地柄に即したそれぞれの土地で作られた物語ってわかりますでしょ?
基本の物語があって、それに枝葉がついて独自性を持っている理由は、それぞれの福音書が成立した場所が違うから。
ありがとうございました。
ポイントを差し上げたいのですが、点数で人を裁きたくありません。お赦しください。みなさんに10点ずつどうして差し上げられないのでしょうか。
No.2
- 回答日時:
のちの教会や伝承がイスカリオテのユダを
どう像(かたち)づくってきたかはともかくとして、
マタイ記者自身が「ユダ」の名前そのものを嫌ったとかではなく、
単に混同を避けるためだと思いたい。
「ユダ」なんて「佐藤」や「山本」みたいにごくありふれた名前のはず。
なんとなれば、
マタイ1:3にはイエスの養父ヨセフの先祖で十二氏族の族長「ユダ」を記している。
マタイ13:55に教祖イエスの兄弟と称して「ユダ」を紹介している。
仮に「イスカリオテのユダ」という名前が、、
「イシュ」=天地創造でもおなじみ「人」の意味だとすると「カリオテ人ユダ」になるが、
「カリオテ」が地名だとすればそういう意味では、
彼は他のガリラヤ人の弟子たちとはちょっと一線を画する存在なのかもしれないが。
伝承をいちいち調べると分かるけど、
だいたい名前を混同しない方がどだい無理。
マタイの写本にはもう一人のユダの別名はタダイと呼ばれるレビ、
さらに徴税人のマタイの別名もレビ、
イスカリオテのユダのお父さんの名前はシモンで、
シモンは一番弟子ペテロの本当の名前。
もう一人のユダのお父さんかお兄さんの名前はヤコブだが、
ところで十二弟子にヤコブは二人いて・・・・・・
ありがとうございました。
ポイントを差し上げたいのですが、点数で人を裁きたくありません。お赦しください。みなさんに10点ずつどうして差し上げられないのでしょうか。
No.1
- 回答日時:
ヤコブの子ユダは使徒行伝にも出てきます。
また、マタイ福音書とマルコ福音書に出てくるタダイがヤコブの子ユダと同一人物であるとする見方が伝統的だったようです。
ただやはり裏切り者・イスカリオテのユダと同名であることから崇敬の対象としては避けられていたようで「忘れられた聖人」と呼ばれたそうです。
ヤコブの子ユダへの崇敬は19世紀になってから盛んになったそうです。
マタイ福音書とルカ福音書はマルコ福音書と別のいわゆる「Q資料」を底本として書かれたとする見方が現在は主流です。マタイとルカの成立年代はいずれも2世紀後半ごろとみられ、相互参照はなかったと思われます。
ユダという名前を嫌ったのか、については資料がないので何とも言えませんが、可能性として有り得ると思います。
ありがとうございました。
ポイントを差し上げたいのですが、点数で人を裁きたくありません。お赦しください。みなさんに10点ずつどうして差し上げられないのでしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 哲学 ゼレンスキー、プーチンは悪人ですか?善人ですか? 3 2022/04/16 20:24
- 哲学 十字架上のイエス 11 2022/11/18 18:18
- メディア・マスコミ ウクライナ政権非難すると、スパイだとか言う人って、親米派?親ウク派?親ユダ派? 4 2022/04/24 20:19
- 宗教学 捕鯨反対について。キリスト教の聖書での白人のクジラへの扱いや、イエスキリストの13番目の弟子のユダの 5 2023/06/09 16:04
- その他(ニュース・時事問題) ユダ公とかイタ公はなぜ蔑称扱いなんですか?? 〜公というのは伯爵とか公爵的な意味で使われる敬称なのだ 1 2022/03/27 13:18
- 人類学・考古学 ラキシュでのアッシリア征服とバビロニア征服って何が違うんですか? 南ユダヤ王国って2回滅ぼされたとい 1 2022/06/19 23:03
- 宗教学 P藁人形を神道系神社の御神木に打ちつけた教会信者 1 2022/06/16 17:45
- 歴史学 ユダヤと使うと、差別だということになり預金閉鎖(粛清)というおかしな法則は誰が決めたルール? 3 2023/03/06 09:59
- 文学 列王記に詳しい方 ヤロブアムが黄金の牛に祈りを捧げていたところ、ユダ王国の預言者が来て予言する→預言 1 2023/08/25 14:35
- その他(悩み相談・人生相談) 聖書にこのような言葉があります マタイによる福音書 5:28 しかし、わたしはあなたがたに言う。だれ 2 2022/08/14 10:39
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
洗礼・バプテスマは一種の集団...
-
イエスの生涯について・・・
-
イエスキリストの十字架の意味は?
-
オバマが使った鉛筆が400円で売...
-
160センチ56キロはデブですか?
-
慈しみ深きの歌詞の意味
-
2人のユダについて
-
アガペーとフィリアはそんなに...
-
イエスの偽物
-
全ての人を幸せにすることはで...
-
イエスはナザレで、どのように...
-
Ich bins の s は、何でですか?
-
釈迦、ソクラテス、イエスは自...
-
イエスは光 イエスは光 イエ...
-
イエス・キリストを英語読みで...
-
旧約聖書ヨシュアと新約聖書イ...
-
神 ≠ 創造者
-
神を理解すること
-
世界には様々な「神」が信じられ...
-
金曜日には魚を食べるわけ
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
聖書の記述 イエス・キリスト...
-
洗礼・バプテスマは一種の集団...
-
慈しみ深きの歌詞の意味
-
同性愛者と近親相姦って・・・
-
160センチ56キロはデブですか?
-
嘘ではないが本当でもない話
-
ベルゼブル論争が理解できません。
-
イエス・キリストが三日目によ...
-
旧約聖書ヨシュアと新約聖書イ...
-
2人のユダについて
-
イエスは光 イエスは光 イエ...
-
備えよ 神はおられる
-
イエス・キリストを英語読みで...
-
私は死なない
-
イエスの生涯について・・・
-
オバマが使った鉛筆が400円で売...
-
どうしてイエスは「インマヌエ...
-
キリスト様の復活後の人生は?
-
ユダがイエスを売り渡した銀貨...
-
アガペーとフィリアはそんなに...
おすすめ情報