プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

英語とスペイン語の学習者です。

両言語を学ぶにつれて、言葉を学ぶことそのものに楽しみを覚えました。
英語やスペイン語は多くの人に話されている言語で、今後も話者の多い
言語を学んでいきたいのですが、逆に話者の少ない言語も学んでみたく
なりました。

今のところアイルランド語(ゲール語)やスラブ系の言語、北欧の言語など
いくつか考えています。
趣味の域ですので、私自身はそれを何かに活かそうとは思っていませんが、
話者の少ない言語を学んでいる方は、実際に学んでみてどんなことを得ましたか。
使う機会が非常に限られるか、全くないと考えられますが、学んでみて
得したなとか、良かったななどありましたら教えて下さい。
併せて何語を学ばれたか(学んでいるか)も教えて下さい。

話者の少ない言語という定義はいろいろ考えられると思いますが、
ここでは実際に話している人が少ないことと、学ぶ人が少ないことを
指すことにします。
もしくは回答者さまご自身で定義していただいてもかまいません。

愚問かもしれませんが、よろしくお願いします。

A 回答 (16件中11~16件)

再度martinbuhoです。



マイナーな言語がどんな言語かつまみ食いをするのが好きなほうです。タガログにはスペイン語の単語が多数ほとんどそのまま外来語として使われているので一時勉強しました。ケチュア語は辞典だけ、バスク語は入門書だけ、グアラニー語はアルゼンチンでラジオ放送を聞いただけ・・・

アルゼンチンの北西部はケチュア文化圏です。(北東部はグアラニー文化圏) ケチュア語のchinaは偶然スペイン語のchina(中国人の女性形)と同じ発音ですが意味は若い娘さんや同居の伴侶です。 広いパンパで牛を追って気ままな生活を送っていたガウチョ(混血の牧童)にも彼の帰りを待つチーナが粗末な家に住んでいました。自由と独立に生きたガウチョ(魂)はアルゼンチン人の古里です。

アルゼンチンには大勢のパラグアイ人の出稼ぎがいます。彼らを対象にしたグアラニー語のラジオ局もあります。グアラニー語を勉強したことはありませんが、有名なのはイグワスの滝です。 イは水、グアスは大きなという意味。 そのほかウルグアイ、パラグアイなどもxxの川という意味のようです。

マイナーな言語に興味を持つ人は文化人類学にも興味を持つようになり、世界の民族とその言語の分野に興味が広がり、欧米偏重ではない異文化理解が進み、日本は(だけは)すばらしい国だとか日本語は難しいという独りよがりな発想がなくなります。
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この回答へのお礼

martinbuhoさん、有難うございます。
こういうお話は聞けば聞くほど楽しいです。

フィリピンにはスペイン統治の時代があったそうですが
タガログにスペイン語が多数入っているのは知りませんでした。
現在学んでいる言語をそのように辿っていくのも面白そうですね。

ケチュア語圏って結構広いのですね。てっきりペルーやボリビア
あたりのアンデスに住む人たちだけの言葉だと思っていました。
アルゼンチン独特のスペイン語もわくわくしますし、グアラニー語と
いうのも面白そうです。

おっしゃる通りマイナーな言語、地域に根ざした言葉に興味を持つと
英語一辺倒の世の中への見方が変わります。
確かに英語は多くの人との接触の機会を提供してくれますが、
世の中にはもっと多くの文化や価値観があるのだと気づかせてくれるのは
マイナーな言語ではないかと思います。

まだ締切りませんので思いついたことがあれば教えてください。
皆さんのお話が楽しくてポイントをつけるのが困難ですが(笑)

お礼日時:2009/03/12 16:47

martinbuhoです。



先に人工のエスペラントを紹介しましたが、今回は自然発生の混合クレオール語パピアメント(Papiamento) を紹介します。

話されているのはカリブ海のABC諸島(アルーバ島、ボネール島、キュラソー島)と呼ばれる三つの島です。 三島ともオランダの海外領土ながら歴史的にポルトガルととスペインとの争奪戦があったためこれらの言語の影響が強く、文法と単語の約60%程に影響、後にオランダ語が約25%を占めるに至っています。混合したクレオール言語のひとつです。話者の殆どが二言語もしくは三言語話者。高等教育を受けた人は英語、フランス語などを加えて5言語を話します。パピアメントの話者は32~33万人。初等教育前はパピアメントと両親の母語、義務教育中にオランダ語、 スペイン語、ポルトガル語、英語などを学習しているようです。

私が初めてキュラサオ島を訪れたとき、空港のアナウンスは最初にパピアメント、次に英語で行われていました。スペイン語やポルトガル語学習者なら学び易い言語です。

bon dia:good morning
bon tardi:good afternoon
bon nochi:goodnight
con ta bai?:how are you?
mi ta na cas:I am at home

以上話のネタまで。
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この回答へのお礼

martinbuhoさん、再び有難うございます。
読んでいてワクワクしました^^

パピアメントという名前は初めて知りましたが、
挙げて下さった例文の上の3つはすぐに理解できました。

言語とは文化・歴史そのものですね。
こんなふうに、この言語はあちらとこちらの言語の影響を受けている、とか
歴史的背景からこうなった、というような話はいくら聞いても飽きることがありません。
むしろ言語より本当にこちらのほうに興味を持っているのかもしれません。

martinbuhoさんは中南米に造詣の深い方ですが、ケチュア語などスペイン語や
ポルトガル語以外の言語に関しては何か面白い体験はお持ちでしょうか。

お礼日時:2009/03/09 16:05

再び#2です。

半分無駄話なので軽く読み流して下さって構いません。
思ったままに書いてみますので、まとまりがないと思いますが、ご勘弁を。

multi_ponさんはアジアの言語にはご関心がないようですね。ヨーロッパのマイナー言語を学習されたいのなら、出来ればその前に 英語とスペイン語の他に、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、オランダ語とヨーロッパの主要言語は押さえておきたいものです。

私はフランス語で書かれた教材で英語をやり直したことがあります。
これもとても楽しかったです。もちろん逆もありですが、こっちの方が面白いです。語学の楽しみは 必ずしも全く新しいことを覚えるだけでなく、既に知っていることを別の視点から振り返ってみるというのも意外に新鮮な気分で望めます。 multi_ponさんなら スペイン語で書かれた英語の教材も使えると思います。この学習法はハードルが高いんですが、私は外国語学習の醍醐味だと思っております。multi_ponさんでしたら、英語を直接スペイン語に訳してみるのも面白そうに感じません?

英語を習い始めの頃って、何か新鮮な感動ってありませんでした?
でも、今はそんな感動はないはずですよね。しかし、英語も上達すると
今度は使える喜びに変わっているはずです。それでも、英語の時ほどではないにしても 再び新鮮な感動を味わいたいと思ったら、新しい外国語にチャレンジしてみることです。

私は携帯のメールアドレスに好きな果物の名前を付けることにしました。英語じゃありきたりで面白くないので、フランス語を登録しようとしましたが、既に使っている人がおりました。スペイン語やイタリア語など他の目ぼしい外国語も全滅でした。それで、ゲール語を使ってみました。

じゃあ、 この辺で。Hasta la vista.
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この回答へのお礼

hydrangea_さん、再び楽しい話を有難うございます。

アジアの言語に興味がないわけではないので、いつかは
モンゴル語とかタガログ語とかインドネシア語などもやってみたいと思っています。
今のところはヨーロッパの言語に傾いていますが、中東やアフリカの言語も楽しそうですね。

さて、実は英語で書かれたスペイン語の教材は使ったことがありまして
これは大変に面白かったのと同時に、日本語で学ぶよりもわかりやすいということに
気づきました。
今度はスペイン語で英語をやってみたいので、教材をいくつか選んでいる段階です。
また以前質問にも書きましたが、スペイン語でスペイン語を学ぶこともやってみたい
ことのひとつです。

おっしゃるように英語がある程度上達すると(ほんとはまだまだですが)、
「あっ、わかる!」とか「通じた!」という感動が薄れてしまって、その代りに
「私、普通に使ってるじゃん!」という気持に変わりますよね。
そういう気持ちをスペイン語や他の言語でも味わいたいなと思っています。

また、主要言語についてもアドバイス有難うございます。
ポルトガル語は入門程度はやったことがあり、逆にスペイン語に似ていて学習が
停滞しているのですが、これを併せて他のメジャー言語にも取り組みたいと思います。
この場合、ある程度おさえておくとはどの程度でよいと思いますか?
(例えば文法の外観を知っておく程度とか、ある程度会話まで出来た方がよいとか)
質問の趣旨とは少々異なりますが、もしよろしければアドバイスをいただきたいです。

お礼日時:2009/03/09 15:58

私は正規に(学校の専攻や義務教育などで)学んだのは英語とドイツ語です。


こと数年来、ドイツの友人たちを通じて”Plattdeutsch"を少しずつ始めております。ドイツ本来の言語ですが、所謂ドイツ語とは異なる言語だと考えている人も降りますし、単に北ドイツ地方の方言だと と考えている人も多くおります。大学での専攻はドイツ文学でしたが、このPlattdeutschのことは殆ど知らずにおりましたが、ほんの少しですが齧り始めるたら、本来は北ヨーロッパを駆け回ったハンザ同盟の共通語の子孫であることを知りました。このようなことは、日本のドイツ語学習者の間でも、余り知られていないことだと思います。げんだいのPlattdeutschは実際どのくらいのドイツ人が日常使っているか知りませんが、標準ドイツ語と両方使える人は何百万人かはいるようです。舞楽作品も現代でもハンブルクで市が立つほど出ているようです。標準ドイツ語だけでは知ることができない真の地方文化を知り得るのではと考えております。
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この回答へのお礼

wy1さん、有難うございます。
私は第二外国語でドイツ語を取ったことがありましたが、
当時は動詞の変化と名詞の格変化についていけず挫折しました(笑)
またいつか改めてやってみたいなと思っています。

さて、いわゆるメジャーな言語というのはコミュニケーションには有効ですが、
そこに住む人たちと本当に心を通わせたり理解しあったりするにはその土地で
話されている言葉を使う方がいいですよね。
私は首都圏内に住んでおり、方言らしい方言はありません。高齢の人はともかく、
私の年代ではほとんど標準語といっても差支えないでしょう。
ですので、方言を持っている人を羨ましく思います。
旅行に行った時、その土地の言葉で話せたらもっと密なコミュニケーションが
出来るのではないかなと思うのです。
マイナーな言語を学ぶということはそういう感覚かなと思います。

語学って奥が深いですね。
また興味深い話がありましたらぜひ教えて下さい。

お礼日時:2009/03/09 15:42

初めまして。

こういうマニアックな質問を出されるということは語学が本当に好きなんですね。良い意味で語学が手段ではなく目的になっていて、しかも、目標を達成することよりも 学習のプロセス自体を楽しめる余裕のある方だとご察しします。
私は英語とフランス語が専門ですが、色んな言語も学習してきました。そして、丁度 multi_ponさんが関心を示されている言語も齧ったことがあります。ゲール語、ポーランド語、デンマーク語などです。

>話者の少ない言語を学んでいる方は、実際に学んでみてどんなことを得ましたか。
さあ、私も具体的には分かりませんが、明らかに私は英語しか知らない人よりも はるかに豊かな言語的な教養があると自負しています。
新しい言語を学習する度に小さな発見が沢山あって、それによって色んな物の見方ができるようになり、心も豊かになることでしょうか?
また、マイナーな言語には英語のような国際語と違って、神秘的なロマンがあります。ゲール語だったら 妖精とか神話のいにしえのケルト文化に触れたような気持になります。ディズニーワールドなどとは全然違う世界を垣間見れるような気がします。

余計なお世話かもしれませんが、ゲール語や北欧の言語は英語からアクセスした方がいいかもしれません。スラブ系の言語なら、先ずはロシア語から始めてみるといいかと思うんですが。また、スペイン語を学習されているのなら カタルーニャ語も覚えやすく面白いと思うんですが、スペイン語に似ているだけに却って興味が湧かないでしょうかね。
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この回答へのお礼

hydrangea_さん、ありがとうございます。
ほめていただいてうれしいです。
おっしゃる通り、今の私にとって語学はそれを使って何かするというよりも、
言語そのものを楽しみ、言語を通して何かをしることに目的を見出す道具のように思います。
言語を学ぶ過程で心が豊かになる、というのは確かにその通りです。
でもそのことは今言われて気づきました。言葉を知ると本当にものの見方が変わります。

ケルトの世界は映画を通して知ったのですが、なんとも優しく繊細な世界が広がっているような気がします。
ゲール語は日本語でも教材が出ていますが英語で書かれたものもあり
ちょうど迷っていたところです。英語力アップのためにも英語で書かれた
教材を使ってみようと思います。
ロシア語はまだあいさつ程度ですがちょっとやったことがあり、今年中にもう少しできるようになりたいななどとも考えています。
カタルーニャ語、カタランですね。「スペイン語」を構成する4つの言語のうちのひとつとして存在はしっていたのですが
カステジャーノの理解にも役立ちそうです。
デンマーク語やポーランド語も楽しそうですね^^

興味深い話をありがとうございました。また何か思いつかれましたら
教えてください。

お礼日時:2009/03/08 13:30

英語、スペイン語、ポルトガル語の後でエスペラント語を5年ぐらい趣味で続けています。

きっかけは偶然講習会の広告を見たこと、スペイン語との類似性を感じたことなどです。 学習を始めて分かったことは、文法が簡単でかつ例外がないこと、 どのヨーロッパ語とも等距離であること、話者は中欧に多くアジアでは日本、中国、韓国、べトナムに学習者が多いこと、中南米ではキューバ、ブラジルに熱心な学習者が多いことなどです。

学習者の多くは地域活動(学集会、大会)やアジア大会、 世界大会に出席することで会話を実践し、読書や文通を補助手段としています。

学習面のメリットは文法に例外がないため習熟が早いこと、既習の語学との文法的比較が出来ること、語源(約7割はラテン語)から英語などの学習に役立つこと、単語、特に複合語の接頭辞、語根の関係がよく分かるようになること、合成語、新語の作り方に馴染めることなど。

時間と経済的に若干の余裕があれば世界のエスペランチストを訪ねて旅行することも可能です。お互いに宿泊を提供する組織があり名簿が
完備されています。

なおエスペラント話者はごく僅かの生まれながらの話者(両親がエスペラントで育てた)以外に母語とする人はいません。 世界で約100万、日本に1万の話者(学習者)がいるといわれます。本年はポーランドで世界大会が開催されます。2007年8月には横浜で開催され海外から千名、国内からも千名の参加がありました。
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この回答へのお礼

martinbuhoさん、エスペラントについての大変興味深いお話
有難うございました。
エスペラントが人工的に作られた言語であることは
知っていましたが、僅かにそれを母語とする人が存在するとは
思ってもみませんでした。
Wikiをみたところ、開発者は当初ラテン語の復権を考えていたとありますね。
だとすると英語やラテン語系の言語の理解に役立つことは
容易に想像できますし、どのヨーロッパ語とも等距離であるという点は
非常に魅力的です。
キューバ、ブラジルに熱心な学習者が多いことも驚きでした。
「エスペラント」という言葉の響きは私の好きな言葉である「エスペランサ」と
似ているので、それだけでもどんな言語か惹かれます。

有難うございました。
他にもありましたらぜひ教えて下さい。

お礼日時:2009/03/07 16:32

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