とっておきの手土産を教えて

 日本語を勉強中の中国人です。宮崎駿監督の作品「火垂るの墓」の題名についてお聞きします。「ほたる」の漢字は「蛍」のほかに、「火垂る」という表記もあるのでしょうか。「火垂る」は何を意味しているのでしょうか。
 
 また、質問文に不自然な日本語がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

火垂るとは「火を垂れさげる」という意味です。


昆虫の蛍が光っている様子を「火垂る」と言い表して
後に「蛍」という字を使うようになりました。
別に「星垂る」が語源だという説もあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/junsummer16/diary/200 …

提灯を「火垂る袋」という地方もあります。
http://www.cuvic.co.jp/default.php/cPath/149_469
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/05 12:27

同じ意味の漢字に元々あった和語、日本語を読みとしてあてる・結びつける、そういうふうにしてできている(成り立っている)訓読みもあります。



卵」を「たまご」と読みますがこの読みの日本語の意味を漢字に直せば「玉子」ということになり、どちらの字も使われています。

漢語の「卵」に日本語の「たまご」を訓読みとして結びつけたわけですがこの日本語の「たまご」は漢字に直訳するならば「玉子」なのです。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。ご親切に書き直していただき誠にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/06 19:50

成り立ちとして同じ意味の漢字に元々あった和語、日本語を読みとしてあてる・結びつける訓読みもあります。


「卵」を「たまご」と読みますがこの読みの日本語の意味を漢字に直せば「玉子」ということになり、どちらの字も使われています。
訓読みにはいろいろタイプはありますが「あて字」(同音異字ではなくて意訳のほうのあて字)の要素を持っているということです。

火を「ほ」と読むのを示す例としては灯影を「ほかげ」と読む例もあります。
「火垂」は現在は使われていないのですが提灯の意味では使われていたのは確実のようです。
なお岩波古語辞典ではホタルは韓国朝鮮語の古語と同源としているのでその説を取れば「火垂」はあて字(同音字の流用)と言う事になるのかもしれません。
火垂をホタルと同語源という野坂昭如の独自解釈かもしれないし、文学的連想かもしれないし、あるいは古典文学に使用例があるのをふまえての使用なのかも知れませんが私は不勉強でわかりません。
おそらく作者はそのあたりわざと不明確にしたまま使っているのでしょうか。(あまり調べないで書いているので違っていたらごめんなさい)

なお蛍は螢が正しいのでしょうがやはり火の字が入っていますね。

この回答への補足

>成り立ちとして同じ意味の漢字に元々あった和語、日本語を読みとしてあてる・結びつける訓読みもあります。

申し訳ありませんが、この日本語の意味がよくわかりません。ほかの言い方に書き換えていただけないでしょうか。

補足日時:2009/04/05 12:51
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。当て字は難しいです。よくわかりません。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/05 12:51

>「火垂る」は何を意味しているのでしょうか。



原作は野坂昭如氏の小説です。 
映画を見ればわかりますが、
この作品の背景には第二次世界大戦末期
米国のB29による市街地への焼夷弾による無差別爆撃があります。

焼夷弾とは
『火のついた焼夷弾が「火の雨」となって落下する
描写がある(多くの空襲被災者の証言にも見られる)。そのため、
空中で発火して焼夷剤に引火させると誤解されていることがある。』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E5%A4%B7% …

その様子をみて、作者の妹が死ぬ間際に「まるでホタルが飛んでいるよう」と
表現したということで、その文字になったと思われます。


質問文中に日本語に特におかしな点はありません。

ちなみにアニメ版の監督は高畑勲氏です。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。背景を紹介していただき助かりました。監督の名前を間違えて申し訳ありません。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/05 12:19

どうなんでしょう


自分は、そこまで詳しくないのですけど、多分造語だと思います。
日本人だけかどうか解らないですけど、そうゆうのは結構沢山あるので、これから日本語を勉強されていかれるのなら、これからも出会うと思うので、そうゆうのは、流していったら良いと思います。

火垂るは意味は、宮崎監督が映画のイメージに合うから使ったのでしょう、
多分、大東亜戦で、アメリカ,支那の国際法無視の民間人の大量虐殺によって(東京大空襲 原爆など)、人(火に例えて)それらが沢山死んだ(垂れるは何か、弱く、下がる=死みたいな感じ)それで、戦争の悲惨さを、題で示したと思います。
これは、自分の意見だから、正解じゃないかもしれませんけど

質問文は自然になっていると思います。
てゆうか、本当に支那人かなと思えるぐらい巧いです。
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昆虫の蛍(firefly)を、「火垂る」と表記する事は通常ありません。


夜間の空襲の際に舞う火の粉のイメージを闇に飛ぶ蛍と重ね合わせて、読みを同じ「ほたる」として漢字を当てたものであり、
文学的に使用されるいわゆる「当て字」だと解釈すればおおよそ正しいと思われます。

なお昆虫を含めた動植物の命名の際にその生態などから動詞を使用する事はありますが、その場合は送りがなを「る」とはせず、連用形として「い」や「え」の行で送るのが一般的です。
例:
マイマイカブリ - マイマイ(かたつむりの別称)を捕食する様子を、「かぶる」と表現している
フンコロガシ - 読んで字の通り。糞を転がして運ぶ様子から。

日本語の表記には問題はありませんよ。言われなければ中国人だとは分からないくらいです。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。イメージがよくわかりました。「蛍」の英語「firefly」をはじめて知りました。「当て字」という概念は知っていますが、実際どのように使われているのかまだよく理解できていません。少し理解できたように思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/05 11:17

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