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私立中学校(または中高一貫校)の入学試験問題の算数では、公立小学校の教科書内容を基礎とし、そこから発展問題としてかなりややこしい解法を使用しなくてはいけない問題が出題されます。

それは、例えば公立小学校で使用している教科書をほぼ100%理解していても、「試験時間内に合格点を取る」だけの「解答力」はつかないということです。

おそらくこういったややこしい解法を使用する問題の出題は、(1)指導要領による制限と、(2)出題の難度を上げなければ「選抜試験」として有効でないから、という理由が考えられます。

さて、質問ですが、以下の内容にお応えください。

最高レベルの大学受験を目標としたときに、上記のような「ややこしい解法を知っていなければ時間内に解けない問題」を進学塾などに行って、自由時間を犠牲にして訓練を重ねなければいけないのか、ということです。「ややこしい問題の解法」は入学試験を突破するのには有効であっても、難関大学入試突破には「必須の基礎知識・学力」とは言えないのではないか、ということです。

というのは、地方のトップ公立高校でも上位10名くらいは難関大学に入学している現実があるからです。もちろん私立進学校の方が割合として、また現役合格率からも「有利」であることは承知していますが、大学受験数学などの内容を考えると、あの「解法」をマスターしなくても別に困らないのではないか、と思うのです。

とはいえ、込み入った問題を解くときに「論理的な手順を間違えることなく短時間で実行し解答に至る訓練」は、思考力の強化には有効でああるとは思います。その実効性には疑問を挟もうとは思いません。

あくまで、難関大学合格を想定した場合の訓練として「必須」か、という問いです。

私見では、そういった「解法」を訓練するより(私立中学校入学を希望する方は必要でしょうが)、早めに小学校レベル(教科書レベル)を終了し、中学校レベルの文字記号を使用した問題解法の訓練に入る方が、よほど先を見通した「訓練」になると思います。今回はこういった考えの是非については質問していません。

A 回答 (3件)

子どもが中学受験をしました。



>あくまで、難関大学合格を想定した場合の訓練として「必須」か、という問いです。

訓練として必須ではありません。
難関大学に合格できるくらいの潜在能力を持った子なら、訓練すればすぐに中学入試の問題を解けるようになるということなのです。
地方の難関公立高校から難関大学へ進学したお子さんも、小学生の頃に進学塾に通ったとしたら、あの算数の問題を解けるようになったことでしょう。
逆に私立中学から難関大学へ進学した子も、もし中学受験をしなくても難関大学へ合格しただろうと思います。

子どもの受験を終えて、私が思うのはこのようなことです。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

>訓練として必須ではありません。

貴重な体験者としてのご感想ですね。選抜に必要な「ハードル」として必要は必要でしょうね。「必要悪」とまでは申しませんが…。

問題は、中学受験期の子どもたちがああいった問題をすらすら解く訓練がその時期に「必要」なのか、ということですね。私は、合格者よりも、いわゆる第一志望校に不合格になった子どもにも「知的レベル」では合格者に負けていないような方もいると感じています。他に知的レベルの「計測法」がないのかと思いますが、多分「ない」から現行の選抜ということなのでしょうね。

お礼日時:2009/06/20 20:05

 難関大学受験のためだけ、時間・費用を最小限にして・・と、いうことなら公立コース&予備校が正しいのかも知れません。



 しかし、私立中学は、公立校が一律でなくてはいけないのに反して、個性的でないと生き残れません。その個性に惹かれて、受験生が集まるのです。

 お問い合わせの件ですが、まず、算数の問題・算術の問題ですよね。解いていく過程で、自分の知っている知識をフル稼働して最短の糸口を探していくやりかたです。それは、勉強の元・・でないですか?

 子供が中学受験を経験し、高2になった頃、「勉強って、問題を見てどうやったら最短で解けるか試行錯誤していく訓練だったんだね、これはどんなことにでも使える手法なんだ。だから高学歴の人が就職において優遇されるのか、少なくとも、問題解決において試行錯誤していく手法については一歩先んじているんだから。」・・と申しました。その手法は、算数・数学が一番訓練しやすいです。

 小学校の時点で、算数の手法が、思考能力を訓練していく上で、とても高度な手法だ、というのは賛成します。しかし、いち早く数学の領域に進み、その世界で訓練することも可能です。しかし、そうすると現行の中学受験に当てはまらないようになり、個性豊かな私学に入学できなくなります。

 なお、首都圏で数校のみ、数学で受験できる学校もあります。そちらの学校の校風が気に入れば、算数をせず数学をされて中学受験できます。例を言うと公文国際学園は、数学受験できます、でも、高校2年生程度の実力がないと合格できないようです。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

>解いていく過程で、自分の知っている知識をフル稼働して最短の糸口を探していくやりかたです。それは、勉強の元・・でないですか?

は正に正論ですね。そしてお子様の

>勉強って、問題を見てどうやったら最短で解けるか試行錯誤していく訓練だったんだね、これはどんなことにでも使える手法なんだ。だから高学歴の人が就職において優遇されるのか、少なくとも、問題解決において試行錯誤していく手法については一歩先んじているんだから

という考えも、勉強が思考力を鍛える方途であることを理解した発言だと思います。

当方の質問の最大の意図は、「難関大学を突破するのに、進学実績のある私立中学校に入り学習するのでなければ、あの入試問題で課されるレベルの算数問題を解く訓練は『必須ではない』のではないか」というものでした。

回答者さんは、個性ある私立中学に入るために、また「思考能力を訓練していく上で、とても高度な手法」であり、現行の制度の制約上必要であるとお考えなのですね。つまり「必須」ではないが「必要」であるとの結論だと受け止めてよろしい、ということですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/21 11:39

 小5♀の父親です。

娘が受験のため塾通いしていますが家では算数を教えています。自分が大学受験をしました。
 質問者様のお考えが正しいと思います。勉強をできる人、できない人の格差は才能と努力でしょう。ですので、努力をすればある程度才能がなくても難関大学に合格できますが、才能がある人は一を知れば十を知ることができる能力や記憶力がよく一度憶えれば忘れない能力などがあるような気がします。No.1さんの回答通り、この才能は中学受験でも現れています。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

こういった問題の一番のネックは、学力という目に見えないものについて、中学入試であれば4教科の「出題=解答」という経路(すなわち短時間で解答する能力)で能力を計測することがもっとも「能率的」で「公平」であるだろう、という点にありますね。

ですから、回答者さんお考えも出てくるのだと思います。

才能がある人はどういう経路を通っても「難関大学」の関門を通過するでしょう。でも多くのボーダー付近の人は「努力と根性」でがんばるのでしょう。それでも報われればよしとするのでしょうが、「努力と根性」でその関門を突破できなかった場合、その「努力と根性」が足りなかったのか、はたまた「才能」に原因を求めるのか、どちらにせよ

中学受験では、受験突破にしか要求されない解法を頭に詰め込むことが要求される

わけです。

あの「ややこしい」問題を解く方法をすんなりマスターできる思考力の持ち主はいざ知らず、多くの「努力と根性」の子どもには「やりがいのない負担」でしかないという印象がぬぐえません。

お礼日時:2009/06/21 11:26

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