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鉄鋼企業について調べています。
市場シェアの上位4社、新日鉄、JFE、神戸、住友について調べています。
しかし何故そういうシェアの差があるのかはっきり分かりません。
つまり、各企業の長所、短所がわからないのです。
大まかで結構ですので、そのあたりの事情に詳しい方、是非力を貸して下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

高炉業界の特徴


1 ものすごい装置産業
2 生産量増加の停止
3 Mrカルテル稲山体質

1 ものすごい装置産業
http://ja.wikipedia.org/wiki/高炉メーカー
巨大なので、最大の新日鉄でさえ高炉数は8カ所しかありません。そして一度火入れをすると、10年くらいは止めません、止めると再稼働が大変。
※ 止めるときは鉄鋼関係の研究者が集まってきます。
川鉄(現JFE)が千葉に高炉をたてるときは確か世界銀行から金を借りて作りました。
時の日銀総裁の有名な台詞もあります
http://ja.wikipedia.org/wiki/一万田尚登
このために、新規参入とか、装置の追加がしづらい。
2 生産量増加の停止
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5500.html
ここにあるように、日本の生産量は1970年代初頭で頭打ち。
3 Mrカルテル稲山体質
1,2のような状況なので、新日鉄のボス稲山氏はMrカルテルと言われて業界内協調を進めました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/稲山嘉寛

以上により、基本的なシェアはほぼ40年くらい固定されています。

私が知っている範囲での各企業の特徴
新日鉄
→ キングオブ高炉、基礎研究や鉄鋼の品質では世界一
JFE
→ 旧日本鋼管は造船との二本立て、なんだかんだで次男坊気質
→ 旧川鉄は暴れん坊の三男坊って感じ
神戸製鋼所
→ プラントとの二本立て
住友金属
→ シームレスパイプ率が高いので、石油が高騰すると石油掘削用のシームレスパイプのニーズが高まり儲かる
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この回答へのお礼

詳しい背景までありがとうございます。

お礼日時:2009/06/30 21:41

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