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アメリカでポスドクをしている夫を持つ妻です。

こちらに来てあっという間に8年も過ぎて、医学系の研究をしております。
永住権をとり、アメリカ国内で研究費取得のためのグラントにアプライしたのですがなかなか厳しく、どうも、今後もとれるんだろうかという感じです。

彼が先月、
「アメリカはもう難しいから、カナダに行ったほうがグラントが取り易い」
「カナダでポスドクのポジションがあるから9月から行く」と勝手にきめて準備をし始めています…

そこで私が、
「生活もぎりぎりで、子供もいるのに、いい加減、日本に帰って仕事した方がいいと思うんだけど」

といったとこで、

彼は、「日本では僕より業績がない人が教授になっているのに、ここまで来てあきらめるのは納得いかない」

と全く聞き入れてくれません。

今やっている研究の延長とは言え、カナダにいってからまた、永住権とったり、いろいろとやるんだろうか。
と思ったら、気が重くなって夜眠れなくなってしまいました。

何の保証もない、こんな夫おいて、
私と子供は日本に帰ろうかと思っています。

彼は;
・どんなにビックジャーナルを数本持っていても、もう(超)高齢ポスドクにカテゴライズされる年齢です。
・彼の分野では、Faculty positionもリサーチだけではかなり厳しい。
(こちらでも、医師免許など、臨床を行いながら、アカデミックポジションを持続するほうが日本人ではかなり多い)
・日本の同僚などは教授になっている人がいるぐらいの年で、
おそらく日本に帰ってもここ2~3年中にテニュアでアカデミックポジションに就けたとしても…10年ぐらいしたら定年…
(あくまでも、もし日本で就職できければの話ですが)

もう、日本に帰って普通に生活した方がいいですよね。
渦の中にいて冷静に考えることができなくなっているのですが。

どなたかご意見いただけたら幸いです。

A 回答 (2件)

今までの質問を見る限り、質問者は男性、と判断できるのですが、女性として、以下、書き込みます。



>10年ぐらいしたら定年

残念ながら、米国でポスドクとして働く限界の年齢です。どんな仕事でもいいからと、日系の製薬関連の仕事などを貰う人もいますし、大学で定職に就くには、高齢過ぎるみたいです。

>日本に帰って普通に生活した方がいい

ここ数年で劇的に日本での情勢が変化しています。仮に、夫婦が別の仕事をしている、しかも、国民年金ですと、一人当たり年間で70万円弱の国民健康保険料と介護保険料を請求されるのは間違いないでしょう。つまり、片方が定職に就き、片方が国保扱い、そうなると、日本でも100万円は楽に越える保険料を支払う、その他に年金などもですから、楽かどうか、怪しいです。

私は20年以上前に米国で生活していて、カナダなども大学で滞在して研究者達の話を聞いたり、短期のゲストとして雇用を前提とした滞在をしていました。

そのときで、カナダの消費税、場所により、15%、健康保険で収入の6割が消え、残りから家賃、食費やガソリン代などを支払うと、米国に比較して楽ではありませんでした。治安だけはかなり安全、米国とは天と地の差とも思いました。冬場、マイナス40度の極寒の地でしたので、半年は悪い人も凍える状態だったとも言えます。

私が帰国したあと、カナダで教育費が大幅に切られ、多くのアジア系の大学の教授、准教授は解雇、日本人もかなり首がなくなりました。先輩もその一人で、ニューヨークに単身で渡り、日系の企業で職を貰い、その後、どうにか大学でのポジションを獲得して継続中です。

しかし、年収は、その奥さん、カナダ人で医師なのですが、その稼ぎを生活費として使って子供を育てているのが現状で、米国では医学部の准教授クラスでも生活は厳しい、恵まれている人もいる反面、じっと、地道に研究を続けている人がいるのです。

帰国してしまった私を、彼らは、大変だぞと脅したのですが、もともと私は臨床家ですので、研究を選ばずに地道に仕事することで現在の状況を保っています。そうなるまでの20年、かなり、苦労し、そして、現在も不況の影響で近所の大病院が銀行に管理されているなどの厳しい状況が周囲にもあります。

仕事を選ばない、地道にできることだけする、研究は完全に捨てるとなるなら、食べるのには十分でしょうから、帰国してノンビリ生活するのも選択の一つでしょう。地方都市であれば、まだ、仕事が得られる、収入も以前よりは大幅に下がるでしょうが、一般の人よりは確保できそうです。

夢から覚める、大学関係に残るには、年齢が若いことも条件ですので、よほどの実力がある、運もあり、財産が十分にないと、生き残るには厳しいでしょう。

日本でも、医療関係も生き残るには厳しい状況になってきていますから、帰国してもそんなにいい生活が待っていると思うのは間違いかも知れません。しかし、カナダで実際に生活し、運がよければ、そこで仕事も手に入るかも知れませんが、安定していると思う仕事も、予算次第ですぐに手放すことになる、それが、外人部隊の歴史です。
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この回答へのお礼

貴重な、ご意見ありがとうございます。

そのとおりですよね、現在いる地域はかなりcompetitiveでポスドクを続けるのは実際難しい状況です。
不景気ですし、有名なラボでさえも閉鎖に追い込まれている状況です。
まして、英語のハンディがあるのに...
(ペーパーだって、どんなに頑張ってもネイティブが書く文章には及ばないし)

私(妻)は大学は日本ですが、ほぼカナダとアメリカで育ったので「外国人」とみられながら現地で生活する、辛さ、フェアじゃない部分を感じつつ育ってきました。
それでも何となく生活してきましたが、それはあくまで父が日本の企業の駐在員であったためだと思ってます。

研究者となると状況が全くちがいますよね。

お礼日時:2009/07/01 11:50

米国の医師免許を持っていないとしたら日本に帰国しても働き場所が無いです。


日本の免許に書き換えるのに時間が掛かりますが、開業するしかないです。
研究したいのはもう「我儘」の域。
>僕より業績がない人が教授になっている
教授になるために必要なのは業績だけではありません。人脈も、他の人への貢献も、大学への貢献も、学生の指導能力も、人格の豊かさもあっての事です。
研究業績だけの医学系研究者は製薬会社の研究所しか就職はないし、それらは今、「中国」に移転中。
ご主人だけカナダに送り、養育費を貰って米国国内でお子様を立派な人物に育てましょう。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

doc-sundayさんのおっしゃる通り、もう我儘の域ですよね...

彼は日本で医師を10年以上やって、その間にいろいろあったようで…
もっと早い段階で、こちらでMDとっても良かったとおもいますが、これからとなると、もう2年間のレジデントやるのに体力的にもたなそうですよね。

私と子供で生活するとなると、夫からの生活費もあてにならないのが本当のところです。
私もこちらで仕事してきましたが、保険等、さまざまな事を考えるとやはり日本の方が利点が多いような気がします。
(保険に入るだけで100万以上しますし…)

お礼日時:2009/07/01 09:00

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