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論証構造に妥当性があっても前提に誤りがあれば論証に健全性がないわけですが、数学で言えば、前提に該当するのは変数なのかデータなのか、論証構造に当たるのが関数なのか曖昧です。
哲学と数学の翻訳的な解説のHPなどありませんでしょうか。

A 回答 (2件)

 まず、誤謬(fallacy)と誤り(error)は、国語辞典では意味が同じでも、構造を考えるときは意味が違います。

論証の妥当性とは、その論証が特定の形式に従っているかどうかということですが、ここでいう「形式」すなわち、構造の妥当性がない場合を誤謬(fallacy)と呼び、誤り(error)には構造が伴いません。例えば、データに誤り(error)があるとは言いますが、データに誤謬(fallacy)があるとは言いません。

 そして前提とは、命題のことです。命題は文の形式を取り(すなわち構造がある)ますから誤り(error)があるとは言わず、誤謬(fallacy)があると言います。前提の誤謬は、多くの場合「あいまいさの誤謬」と呼ばれたりしますね。
 数学でいう1+1=2というは文です(1とか2はデータですが、文の体裁を取らないと命題にはなりません)から、これを前提として、結論を論証することもできるわけです。数学の論証には、公理と推論規則が用いられます。ですから妥当性は、これら二つに対して確認されるわけですね。
 まず、誤謬についてご確認ください。

 ・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%A4%E8%AC%AC
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
紹介されたURLを読みました。
非形式的誤謬の例が印象に残ります。
欧米人はこういうジョークで哲学的思考を鍛えているのかもしれないですね。

お礼日時:2009/07/19 08:47

>>哲学と数学の翻訳的な解説のHPなどありませんでしょうか。



数学基礎論に属するものですね。クルト・ゲーデルなどで検索するとよいでしょう。
参照例:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC% …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

教えて頂いた用語で、いろいろ調べてみます。

お礼日時:2009/07/16 19:25

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