先日3名死刑が執行されましたね。
私としては、死刑が確定した以上、粛々と(冤罪を避けるため1年猶予をおき、後は自動的に)進めるべきだと考えています。ダラダラと延ばすことは遺族の為になりません。(過酷な強制労働を強いられるなら別でしょうが・・・)また、深く反省したところで結局死刑なのですから囚人のためにもならないでしょう。
皆様はどうお思いですか?
また、死刑自体を反対する方々も多いようですが、もし、自分のお子様や愛する人が、何の非もなく、暴行され、そのうえ惨殺された立場となっても、検察の死刑求刑には「ありえない!彼には更生の可能性がある!」と異を唱えますか?
正直な処、自分の事となっては、冷静な判断は無理でしょうか?
死刑反対派の方には是非お聞きしてみたいです。
No.10
- 回答日時:
> 過酷な強制労働を強いられるなら別でしょうが・・・
死刑囚に過酷な強制労働を課することはむしろ死刑囚を助けることになります。死に対する恐怖から免れるのに過酷な強制労働ほど効果的なものはないかもしれないのです。早く死刑を執行してくれたほうが楽だということ。死刑囚はこれといって何もせずに一日中内面を見つめているほど恐ろしいことはないのです。毎日毎日、鉄の扉が開かれ、閉じられる音を聞いているのは拷問のようなものかもしれません。この意味おわかり願えると思います。
>自分の事となっては、冷静な判断は無理でしょうか?
言われる通り無理でしょ。死刑廃止論者でもさて自分の愛する者が殺されたら到底冷静に死刑反対など言っていられないでしょ。にもかかわらず私はどうしても死刑に消極的にならざるを得ません。法に基づいた国家権力による合法的な殺人、という観念を拭い去ることが出来ずにいます。執行の前、死刑囚の中には恐怖のあまり小便をもらし、いやがるのを無理やり看守に両脇を抱えられて連れられていく。首にロープが巻かれ、床が落ちて宙吊りの体がゆら、ゆら。顔の描写は止めておきましょう。とにかくその状態である時間まち、死亡を確認して死刑が終了。これは国家が法の元に執り行うことだから許されるだけです。
なお死刑囚を生かしておくとお金がかかるだけというような議論は疑問です。死刑執行をそんな次元で考えるのは非常に疑問です。何か西部劇に出てくる、「吊るせ!吊るせ!」と騒ぎ立てる野次馬連中と似たものを感じます。といっても身内が殺されたりした場合は私もやはりそのような連中と同じ心境になるのは間違いないでしょう。しかし身内が死刑を望むのと、第三者が死刑を主張するのとは違うわけです。前者は当然ですが後者は上記の例の人間と同じものなのです。
一つ、死刑に変わる刑として昔ながらの島流しはどうでしょうね。まったくの無人島に置き去りにするわけです。天命いかんによってひょっとすれば生き延びることができるかもしれない。この問題の妥協的解決策は島流し刑の復活しかないのかも。
コメントありがとうございます。
まず一つ目のご意見についてですが、遺族が早い刑の執行を望み、死刑囚もそれを望むなら、やはり早期の実施したほうが良いでしょう。死刑を引き伸ばし、死刑囚そして遺族に拷問のような毎日を送らせる事に何の意味もないでしょうから。
法に基づいた国家権力による合法的な殺人・・・・
私にしてみれば、法治国家にいる以上、当然の事だと考えます。前記しましたが、「何人殺しても死刑にならない」世の中と「罪のない人を一人殺せば必ず自分も死刑になる」世の中。前者の方がマトモだとは思えませんので・・・・。
強いて言うなら、「小便漏らすくらい死刑が嫌なら、端から人を殺すな!」と言いたい。この惨状を周知徹底出来れば抑止力となるでしょうが、公開となれば色々問題もあるでしょうし、何か良い方法はないでしょうかね?
お金の話もありましたが、私の考えは元々「罪なき人を一人殺せば死罪」です。一人まではOKとか、何人殺しても終身刑とか言う考えは賛同できません。また、現実問題、終身刑を一人つくれば、年間280万程度の金が掛かります。「全ての死刑囚に終身刑を望む。でもそれによる増税は許せない」では現実問題、話になりません。
世の中、生活保護を打ち切られてのたれ死んでる人も、介護手当てが少なすぎて、人を雇えず、死を選ぶ人もいます。限りある財源です。どちらを救うべきでしょう?(金がかかるから死刑にしろ、と言ってるのはありません。あえて終身刑制度に変えたいなら、財源まで考えるべきだ。と言うことです。)
おお!妥協策としての島流しは賛成ですね。しかも回りは殺人犯だらけ。その時、初めて奪われる側の人間の苦しみが分かるかもしれませんね。
貴重なご意見ありがとうございます。
No.9
- 回答日時:
私自身は、死刑消極派です。
自分のお子様や愛する人が何の非もなく…ということですが
たとえば、交通事故で何の非もなく、酔っ払った運転によるダンプカーにミンチにされた親の悲しみは、子供を惨殺された親よりも悲しくない、悔しくないとは言い切れない。
感情の面を考慮して刑を執行するのであれば、交通事故や過失致死の場合にも死刑を適用しないと公平ではない。
逆にじゃあ、身寄りのない人を殺した場合は死刑を執行しなくていいかということにもなる。
過失致死まで死刑を適用しなければならないかというと、そうではあってはならない。
自分が交通事故で子供を亡くしたら、そんなことは行ってられないだろう。
自分の子供をミンチにした奴など、八つ裂きにしてくれと思う。
でも、理性的に考えれば、それは誤りだとは思う。
被害者や遺族の感情というのは、死刑を執行する主な理由であってはならない。
私たちの社会を守る上で、あくまでやむを得ざる最後の手段として用いるべきだと思う。
また、「皆がみだりに死刑を望む」ということにも、あまり「望ましくない」と思います。
「死刑せよ」という言葉は「殺せ」という言葉と同義語です。
「殺せ」と同じ意味の言葉を連呼することによって、殺人に対する嫌悪感、忌避感が薄れるということにもなりかねない。
殺人に対する嫌悪感が薄れれば、それは逆に殺人の増加にもつながりかねない。
「死刑というのは最後の手段で行わないでいいならば行わないに越した事がないんだけれども、今回は社会を守るため、やむを得ず行おう」という発想をする社会のほうが
「死刑だ! 死刑だ!」と連呼する社会よりも、犯罪防止の上では望ましいと思います。
ご意見ありがとうございます。
交通事故との比較は考えてもいませんでした。
まず前提として「遺族感情を考慮し死刑にしろ!」と言っているのではありません。「罪亡き人を殺めれば対価を払うべきだ」と言うことです。
交通事故のような、「不注意」での殺人こそが一生を掛けて対価を払うべきものだと考えます。確かに遺族の苦しみは変わらず、許される事はないかもしれませんが、急な飛び出しなど運転手には避けられないケースもあり、「殺意ある殺人」とは同格でないと思います。
当然、飲酒、薬物使用、暴走行為などが絡めば殺人罪適用でしょう。事前に周知徹底しておけば、相当の勇気がなければ、飲酒運転など出来なくなるでしょうし、結果、無残な事故や暴走行為は減るはずです。
>死刑は私たちの社会を守る上で、あくまでやむを得ざる最後の手段として用いるべきだと思う。
見合う理由もなく、殺人を犯す行為以上にやむを得ない理由はないと思います。一人ならセーフとか言う基準が分かりません。
>殺人に対する嫌悪感が薄れれば、それは逆に殺人の増加にもつながりかねない。
事実、罰金の点数と金額を掲げただけで、交通量が激減した進入禁止路があります。逆に「未成年だから人を殺しても死刑にならない」と言った殺人犯もいました。「損得勘定で動く。」これが人間の本質だと思います。
極端な話し「何人殺しても死刑にはしない」世の中と「一人殺せば必ず死刑になる」世の中。前記のほうが殺人が減るとは思えません。私は後者のほうが、格段に安易な理由での殺人は減ると思うのですが、どうでしょう?
騒ぎ立てるのではなく、しごく当然の事として定着するのが理想と考えています。
過激すぎますかね?「そりゃ~間違ってる」など、追加のご意見があれば、お願いいたします。
No.8
- 回答日時:
賛成派です。
以前新聞で、死刑反対活動をしていた人が子供を殺されてから死刑賛成派になったという話を読みました。
何度も何度も死刑にしてやりたいと。
死刑反対派の人もやはり身内が殺されると考えが変わるでしょう。
また、死刑にしないと金がめっちゃかかります。
囚人一人あたり年280万円かかるそうです。
さらに終身刑の場合でも多少の病気は治療するでしょうから、その医療費もかかりますし。
刑務所も現在満員が多いと聞いたことがあります。
ですから、冤罪は回避しつつどんどん死刑にして良いと思います。
ついでに、死刑か終身刑か最終的な判断を遺族に任せるってのもありかと思います。
法律の観点から、その罪状から死刑に値しないと反対するのであれば、理解も出来ますが、暗に、命の重さを訴え、死刑反対を叫ぶ人の心理は、やはり我々には理解できませんね。(大切な人を惨殺された後も、犯人の命を守れと叫べるの?と思ってしまいます。)
税金で賄っている以上、我々にも無関係な話ではありませんし・・・。
被害に合い死刑賛成に転じる人はいても、殺されて死刑反対に回るケースが見当たらない以上、「おかしな事を言っているのは、彼らの方だな。」と理解した次第です。
後は「罪も亡い人を一人殺したんだから、彼は死刑だよ」と子供に教えられる勧善懲悪な世の中になれば良いな。と正直思います。
ご意見ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
私は反対派です。
裁判長や実際に死刑執行命令を出す大臣が人殺しになることを嫌がり、なかなか出したがらず、判決が出てもなかなか執行しません。
死刑の代わりに終身刑を作るべきです。
恩赦なし、入ったら最後檻からは絶対出られないといった具合です。
死刑であっさり終わるより檻の外の幸せを思いながら絶望と共に生きてほしいですね。
ご意見ありがとうございます。
裁判長や大臣が嫌がるからこそ、罪なき人を一人殺せば死刑確定。死刑と決まれば1年後に自動執行が良いと思うのです。
殺された遺族は、忘れることも出来ず、死ぬまで終身刑を味わうのでしょう。
彼らより、楽な立場の終身刑など有り得ないと思います。
(更に彼らが寿命を全うするまで、我々の税金で面倒見るのは勘弁なりません)
前記したように、死刑を廃止するなら、「死刑にしてくれ!」と言うほどの過酷な労働や仕打ちが必要ではないでしょうか?
No.5
- 回答日時:
>また、死刑自体を反対する方々も多いようですが、もし、自分のお子様や愛する人が、何の非もなく、暴行され、そのうえ惨殺された立場となっても、検察の死刑求刑には「ありえない!彼には更生の可能性がある!」と異を唱えますか?
正直な処、自分の事となっては、冷静な判断は無理でしょうか?
私には妻がおり子供がおります。また法学部を卒業していますので、法を勉強したものとして、死刑には反対です。
その前提で、上記のことが起きたら、私は率直に犯人に対して復讐を考えます。簡単にいえば「○ろしてやる!」ということです。冷静に考えることは、もちろん無理です。
ただし、それが死刑求刑には直接結びつきません。法律は私的な復讐とは別の理論で構成されているからです。
つまり、私が考えそして私が望み納得する「復讐」と法律による罰はまったく別の次元のもので、法で罰せられても、個人的な感情は絶対に納得できないからです。
ですので逆に法律には厳正なる公平さを求めます。直接の被害者または遺族となった私には分からない(ていうか、何を言われても理解不能)理由があり、それが犯人を犯罪に駆り立てる社会的不正義があるなら、死刑にせず、更正の機会を与えるべきでしょう。
それが社会の公平さであると信じています。
現在のような近代的法治国家の法理念から見ると、死刑はとても不合理な部分があります。(死刑制度の不合理はこのサイトにいろいろ書いてありますのでそれらを参照してください)理想として死刑廃止を求めることと、個人的に被害者になり、処罰感情・復讐感情を抱くことは別のことです。
もし、まったく同一であるならば、裁判官はともかく裁判員などは被害者・遺族のみに限定すればよいでしょうし、刑法を作る際も被害者・遺族のみで作ればよいでしょう。
そうなっていないのは、犯罪を裁くという行為自体が、個人の復讐ではなく、社会的正義・社会的公平に価値を置いているからです。
人を殺さない世の中を作るには、刑法とは別の次元の社会的な政策や市民の意識向上が必要です。
歴史を見れば、死刑をどんなに増やしても殺人がなくならないことが分かると思います。江戸時代は10両(今の100万円ぐらい)盗んだら死罪だったのに、盗人は居なくなっていないのです。また当時は市中引き回しの上、磔で死刑にして、首を何日か晒していたのにです。
市民の意識を変えるために、理想として死刑には反対です。
法学を学ばれてると言うことで、本音と建前が非常に参考になります。
>厳正なる公平さを求めます。
>犯人を犯罪に駆り立てる社会的不正義があるなら、死刑にせず、更正の機会を与えるべきでしょう。
ここが、一般人から見た上での違和感です。
何の罪もない命を奪った罪の対価が、その者の命ではなく、更生である事。
等価交換ではなく、奪った側の命を守る事が、社会的正義・社会的公平となっている事。
素人考えで行けば、「死刑になりたくないなら、罪のない人を殺すな!」が最もシンプルで万人に理解させやすい。結果死刑囚を少しは減らす事になるのではと思うのですが・・・・単純すぎますね。
法を知る人は、自己の感情に歯軋りしながらも、死刑に反対せざるを得ない状況がよく分かりました。貴重なご意見ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
簡単に死刑に処すのは反対です。
死刑自体は反対しません。執行される時に命の大切さを理解した上で死刑を執り行ってほしいです。
しかし、えん罪事件のように不確かな状態で死刑を行うことは危険ですので、細心の注意が必要だと考えます。
死刑囚が罪を認めて、被害者の家族なりと話し合い、被害者が死刑を望めば執り行い、話し合いの中で、被害者が死刑は必要でないと感じたならば、延期や終身刑などに変えてもいいかもしれませんね。
私はそう思っています。
>死刑囚が罪を認めて、被害者の家族なりと話し合い、被害者が死刑を望めば執り行い、話し合いの中で、被害者が死刑は必要でないと感じたならば、延期や終身刑などに変えてもいいかもしれませんね。
確かに、これであれば被害者の立場に立ったものですね。法の下での平等には問題があるでしょうが、殆どの人間が死刑を望む一方、被害者が死刑反対派であれば、望まない死刑は回避できるでしょうし、私も良い方法だと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
死刑反対派は現実をわかっていないと思います。
犯罪者の行為を絵本の中の空想の出来事だと思っているのでしょう。
日本の中で『死刑反対派』の人はいますが、そのご家族が被害にあった場合必ずといっていいほど死刑賛成派に回ります。
たとえば
オウム真理教に殺された坂本弁護士
所属していた横浜法律事務所『死刑反対』→『死刑賛成』
坂本弁護士のご兄弟『死刑反対運動』→『死刑賛成運動}
やはりそうですよね。
自分が被害にあっても死刑制度に反対しているのか、被害にあわない事を前提で反対しているのか、では、大きな意味合いの違いがあると思います。
被害にあわれた方が、死刑賛成に回っている事実を見て、彼らの思いこそが正しいのでは、と確信を持ちました。
ご意見ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
そうならば、日本の量刑自体がおかしいです。
人をあやめて、複数人であれば死刑?
一人なら無期懲役?
そんなのおかしいですよね。
命に価値の重さなんてないはずです。
ハムラビ法典にすればいい、目には目を歯には歯を、、、
確かに被害にあわれた家族の方の気持ちは忍びないです。
でも、死刑執行されたからってその人が戻ってくるってことでもないわけで、、、
永遠に苦しみは続くのでしょう、、、
死刑になりたかった、どうせ死ぬのならでかいことをして、、、
そんな考えの人間をこれ以上作らない社会を作ることでしょう。
遺恨の持ち方も生まれ育ってからの環境もあると思います。
人間必ず生まれて根っからの犯罪者なんていないわけで、、、
どうして人は人をあやめてしまうのか、今の社会の中でしっかりと検証すべきなんでしょうね。
>日本の量刑自体がおかしいです。
その通りだと思っています。
それに値する理由があるなら別でしょうが、(正当防衛と言える様な)
何の罪もない人間を法を犯して殺しておいて、自分は法に守られて死刑にならない。誰のための法律でしょうか?と思います。
無期懲役・・・・年間一人250万円を我々の税金で賄っているとの事です。死刑廃止となれば、増え続ける彼らの費用は誰が負担してくれるのでしょうか?死刑反対の人たちで負担してくれるとありがたい。
確かに、人を殺さない世の中が実現できたら良いですね。国の更生プログラムでも再発している位ですから、極めて困難でしょうが。
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