
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
失礼ながら、天地無用という四字熟語の意味は理解していても、
その熟語の成り立ちをご存じないのではないでしょうか。
そもそも天地無用の「天地」とは、着物の上下を指すもので、
着物の裾は地面や床に擦ることが多いので、
着物の仕立て直しをする時は上下を逆にしたほうが良いということなんですね。
それが転じて、物の上下を逆にすることを意味することとなったのです。
天地に続く「無用」は、用を成さないとかしてはならないという禁止の意味があり、
時代劇などでよく聞く「問答無用!」というような使い方がされます。
この場合はもちろん「つべこべ言うな」「ごたくを並べるな」といった意味ですね。
天地も無用も江戸時代以前から使われていた言葉なので、
天地無用という四字熟語もそれなりに歴史のある言葉ではないかと考えられますが、
そのことを確認できる文献があるかどうかは分かりかねます。
ただ、そもそもの言葉の意味を知ることで、
質問者さんの疑問は解けるのではないかと思います。
ところで、運送業界や引越し業界では、
上下逆置きを禁止する言葉としては天地無用が圧倒的に多いようです。
もちろん逆さ厳禁という言葉も使われていて、
どちらが分かりやすいかはそれを見て受け取る側に依ると思います。
ただ、歴史のある言葉なので、
慣習的に「天地無用」を使うケースが多いのではないかと思います。
因みに、No.1の回答者の方がおっしゃる
> 「 逆さま厳禁 」「 天地無用 」 の上半分が見えない状態
というのは、プロの業者ではあり得ないことだそうです。
注意札は必ず荷物の上部(天の面)を含め、最低2ヵ所は張るようになっていて、
荷物を運ぶ際は大抵上部に目が向くので、見落とすことはないということです。
ただ、何らかの原因で半分剥落してしまった場合を考えて、
側面にも貼って確認できるようにしておくのが常套手段らしいですね。
以上、ご参考になれば幸いです。
No.2
- 回答日時:
言葉の与える印象が関係しているように思います。
「逆さ厳禁」などのほうがわかりやすいのは確かですが、顧客の心理に配慮した場合、好ましい表現とは言えないかもしれません。
顧客としては、自分が送る(または自分に送られた)荷物が「逆さ」になる可能性もあるのだ、ということを明示されるのは気持ちの良いものではないだろう、と考えられたのではないでしょうか。
「天地無用」でも同じ意味ですが、天と地という壮大な意味も持つ言葉なので、その言葉の綾で「逆さになる可能性」を婉曲的に表現し、好ましからざる印象を薄める効果が期待されたのだろうと推測します。
学問的根拠はありませんが。
No.1
- 回答日時:
一部では 「 逆さま厳禁 」 となっていますね
文字数が少ないのが良いところなのでは?
しかも文字の極一部だけしか見えなくても、判断ができますよ
例:
「 逆さま厳禁 」「 天地無用 」 の上半分が見えない状態では 「厳禁」「無用」しか分かりません
「厳禁」では何を禁じているのか分かりませんよね
対して、「無用」では 「 天地無用 」 であることを推測できます
こんなでどうでしょう
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