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温帯低気圧・移動性高気圧は、上空の偏西風の蛇行により南北の温度差を解消する過程についての説明をお願いします。

A 回答 (1件)

「山のお天気講座」

http://www.eonet.ne.jp/~aijiro/
の「第2章 やさしい気象学」の
「11、地球の大気は巨大なエアコン」http://www.eonet.ne.jp/~aijiro/airkon.html
「12、天気は西から東に変わる」http://www.eonet.ne.jp/~aijiro/H%81ELsistem.html
あたりをど~ぞ。
図入りでとても判り易い解説です。

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<11から引用>
もう一つは低緯度の暖かい空気と高緯度の冷たい空気の境目に偏西風が流れていますが、この偏西風が蛇行する事により北半球では低緯度の暖かい空気が北へ、高緯度の冷たい空気が南(南半球では反対)に輸送されて混じりあい温度を平均化しようとする働きです。
この偏西風蛇行を傾圧不安定波と呼び、移動性高気圧や温帯低気圧が発生する原因となっています。
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従って問題文は、
「上空の偏西風の蛇行自体、及びそれにより生じた温帯低気圧・移動性高気圧が、暖気と寒気を混ぜ合わせて、南北の温度差を解消する過程について・・・」
が正しい表現でしょう。

で、過程の説明ですが、ここからは気象の素人である私の推測です。

(1)タンクに入れた水と塩水のように、分離した2相を含む流体中に板切れを突っ込んでユサユサ揺らせば、軽い流体と重い流体が混じるでしょう。
これが偏西風の蛇行による攪拌効果。

(2)更に、回転軸に付けた攪拌羽根を差し込みモータで強力攪拌すれば、板切れよりはずっと効率的に混合できるでしょう。
これが高気圧・低気圧による攪拌効果。
(ちなみに高気圧はポンプダウン、低気圧はポンプアップ方向に羽根を回すイメージです。)
実際は低気圧の方が高気圧よりも風の流れが強いので、攪拌効果も高いと思われます。

(3)更に、一般に(台風を除く)低気圧からは前線が伸びますが、温暖前線・寒冷前線・閉塞前線とも、上昇するのは暖気です。
http://www.eonet.ne.jp/~aijiro/zensen.html
暖気が上空に昇って冷やされれば、それだけでも南北の温度差をかなり解消する筈です。

(2)と(3)は一見偏西風とは無関係に見えますが、温帯低気圧の生成に偏西風が関与するそうですので、大いに関係ありでしょう。
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございます!!!!!

参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/08/25 18:00

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