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お世話になります。

大学にいると、4年生は卒業論文を書きますね。(私は理系だったので卒業研究と呼んでいましたが)
もっと上になると修士論文とか学位論文とか、そのほか、専門誌に論文を発表したりするようです。(雲の上の世界の人のことなのでよくわかりませんが)

あの論文って、どのぐらいオリジナリティが必要なのでしょうか?
理系の場合、仮説を立て、それを立証すべく実験を行い、結果をまとめて研究論文とする、というプロセスはわかっているのですが、今まで数多の学者がそれこそ数多の論文を書いています。自分の研究しようとしたことが先輩、先人と重複していたらどうするのでしょうか?
 かといって誰も研究したことのない分野など少ないでしょうし、注目もされないでしょうし、それならば
”ある研究対象を今までにない視点から観察する”
という手法で研究を組み立てようとしても
”すでにありとあらゆる方法で研究尽くされています。
 誰がやっても誰かのパクリになります”
という分野のものだってあるでしょうし。

かといって、大学院生や助手、講師のレベルで
”世界の誰も着目していない、まったく画期的な論文”
など書けるはずないでしょうしね。

私は大卒の際、卒業研究をやりましたがこれといって
「先輩の卒論と被ったらどうしよう」
ということなく、好きにテーマを選んでやらせてもらえました。
まあ、たかが大学生の卒業研究ごときに
「大学内外を問わず、絶対に発表済みの研究内容と重なってはならない」
なんてルールを作られたら誰も卒業できないですから当然かもしれまえんが。

意地悪な教授だったら、助手、講師、助教授が研究テーマに選びそうなものは
「あ、これ10年前に東大で論文書いた人がいるから却下」
「これ、タッチの差で先月の学術誌に載ってた。却下」
とでもいいそうですが。
(ま、そういう場合は教授の指導能力も問われるのでしょうけど)

自然科学系だったら、新しい分野が開けてきたり、実験機材の性能向上で、十分研究しつくされた分野でも、さらに先に進む、ということもできると思いますが、文系のたとえば、
「紫式部の研究」
とかいうものだったら、どうなんでしょうか? 今でも新たな発見とかあるのでしょうか?

実際のところ、どうやって研究テーマと論文を考えているのでしょうか?

雲の上の先生方、教えてください。

A 回答 (3件)

学部の卒論は、必ずしも「仮説を立てて、立証して....」というものとは限りません。

一般的には、その研究室で数年間にわたって脈々と行っている研究の一部を担う場合が多いと思いますが、年によっては研究そのものよりも後年の研究のための準備と位置づけるような実験などを卒論のテーマとすることもあります。当然こういう実験からはなにも新しいものは生まれないわけですが、長い目でみるとその研究にとっては必要なもので誰かがやる必要があるで、それを学部生に卒論として書かせるということです。

学部生の何割かは(ほとんど)は最終的には学者にはなりません。したがって、学部の卒論は、研究というよりも教育としての要素の方が強いと思っています。実験をして、データを出して、解析してまとめるという基本的なことは将来学者になろうがならまいが必要なことで、その素養を試すのが卒論でしょう。だから、卒論に限ればオリジナリティがあるかどうかはさして重要なことではありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

お礼日時:2009/09/27 02:33

理系のことしかわかりませんが、


大学の卒論には、オリジナリティは求められないと思います。
それよりも、きちんと、実験結果を出し、筋の通ったことが書けているかどうか?が問題となるでしょう。
修士あたりでも、そんなものかもしれません。博士論文となると、そうもいきませんが、タッチの差で学術雑誌に載っていたというようなことなら通ると思います。
学術論文なども、うまく、オリジナルなところを強調して書く技術により、あまりたいしたことがない実験結果でも、オリジナル論文に仕上げるのが手です。
世界的な大発見にはつながりませんが、論文の数で判断されることが多いので、そういうテクニックも世渡りには大切です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

お礼日時:2009/09/27 02:32

アメリカとかだと学部生の時の論文が「世界的な論文」になるケースがけっこうあります。

日本では聞きません。
アメリカンより日本人が劣ってるとも思わないので、結局、教育体制によるものが多い気がします。学生が直木賞を取るのは構わないけど、世界的論文を書くのは気に入らない、と言うことになるんでしょうか。まさかそんなことは無いでしょうけど、興味はあんまりないですね。


で、結論ですが8:2くらいですね。そもそも年功序列の日本では教授の多くが50代以上で学生のやりたがる新分野のことを理解できないですし、よってジャッジも出来ません。だから過去の論文や文献のまとめで8割終わってもいいと思いますね。持論はあくまで「私見」的に、残すと言うか。
持論には「明確な裏づけ」がいりますし、それをやるだけのお金と時間とエネルギーが学部生には無い、と言うこともあります。
あと基本が出来ていないケースが多いので、先輩の論文読んだり参考書読んだりしてから、直前に出すよりも、余裕を持って書いて「手直しありき」で動いた方がいいですよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

お礼日時:2009/09/25 14:35

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