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精子についての質問です。
一般に、倫理的な問題が生じ、それゆえに取り扱いに注意を払うのは、精子が卵子と結び付いて受精卵となった後です。ここで不思議なのですが、何故受精卵となった後なのでしょうか?受精卵になれなかった精子や卵子も、細胞の一つにすぎないとは言え、いわばヒトになる可能性があったものなのに、人工精子を作ったり、精子バンクが設立されたりしているし、射精や排卵は(いかに生理現象とは言え)、全く倫理的に意識されていないように感じます。馬鹿馬鹿しいとお思になるかもしれませんが、回答お願いします。

A 回答 (9件)

こんにちは。



長いこと不妊治療をし、何度かの体外受精の末に男女の双子を得た母です。卵子、精子、そして受精卵。その運命というか、行く末を実体験として見てきました。昨年は12個も凍結保存していた受精卵を、インプリンティング遺伝子の研究に提供もしました。その上での回答です。

>受精卵になれなかった精子や卵子も、細胞の一つにすぎないとは言え、いわばヒトになる可能性があったものなのに

答えはこれに尽きます。可能性はあったかもしれないけれど、配偶子のままでは細胞の一つに過ぎないのです。
※ただし卵細胞は、卵細胞だけで暴走的に細胞分裂することがあります。もちろんヒトには絶対なりませんが。
また、受精卵に関しても、着床以前に失われる、またヒトの体裁をある程度整える(妊娠7w程度ですから随分早い段階です)前に自然淘汰されるものが大変多いです。受精卵はヒトになる可能性はありますが、現実的にはヒトにはならないものも多いわけです。
それだから、私は私の卵子と夫の精子でできた受精卵を、研究提供することができました。むざむざ失われるならば、せめて有意義に使いたいと。もちろん、研究提供にあたっては、仰るように「ヒトになる可能性があるものだけに」あれこれウルサイ手続きがありました。
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この回答へのお礼

貴重な体験をもとに回答いただき、ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/28 16:05

これは「生物学」というより「法律」のほうがふさわしいと思うのですが…



精子や卵子に人権を!というのはあまりにぶっ飛びすぎですね。
ただ、受精に至る前の精子や卵子の取り扱いは倫理に基づいたガイドライン、場合によっては法律で保護はされていると思います。
(ガイドラインはあるはず)

問題になっているのは、倫理観の違う諸外国や、また国内外においてガイドライン等を守らない一部の人がいるからです。
おそらくは、技術の進歩、同様の問題の発生によって、より保護はされると思います。
(ただし、倫理に基づく保護であって、精子や卵子の“人権”を認めて、守るためではないと思いますけどね)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
精子や卵子が法律で保護されているとしたら、何故保護されるのか、その理由を知りたく、そしてその答えは生物学にあるのではないかと思ったので。

お礼日時:2009/11/28 16:11

他の回答者はずいぶん否定的ですが…



確かに、あくまでも生命の尊厳などに関して言えば他の回答者が仰るとおり、精子や卵子は対象外なのかもしれませんが、正直なところ私は、今の精子・卵子に対する倫理観(特に精子)は希薄なものであると思います


私の考えでは、倫理的な問題に発展するような事件が起こるのも時間の問題だと思います
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/28 16:01

他の回答者さんの回答の通りだと思います。



私はそれに加えて…簡単に言うと、

まずは大変すぎると思います。

もし、精子や卵子にまでそうするなら…

考えてみてください。

精子の場合、一回の射精でも数億の精子があるのですよ?
その上、精子は人生のかなりの間、作られ続けられます。軽く兆は越えますよ?
これに、可能性があるから粗末にするなって言っていると大変なことになりはしませんか?

女性の場合、
卵子は、月経が始まってから毎月少なくとも1個排卵されます。
精子までとはいかずとも、閉経まで、かなりの数の卵子がありますよ?

これらに倫理観をもってのぞんでいたら…大変じゃないですか?

もし、倫理観をもってのぞむとしたら、
言いにくいですが、男性の場合、自分で処理できなくなりますね…。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/28 15:56

この手の倫理問題は「自然に人間が手を加えるべきでない」というのが主な原因です



そして、
「受精卵になれなかった精子や卵子」
これらは、自然の状態でも死滅するものです。
自慰(健康な精子を作る上で必要な行為とされてます)や生理(健康な卵子を維持するうえで必要)で次々死にます。

対して、受精卵は自然の状態では赤ちゃんになるものです。

つまり、
卵子・精子は人になることと死ぬことの両方が必要
受精卵は人になることのみが必要

人工精子・精子バンクこれらの非難が、受精卵関連に比べ圧力が低いのは、上記の理由もある。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/28 15:56

受精卵でも、個体の形状を成す前は、多くの国では“生命の尊厳”から


除外され、人工授精のために選別されたり、堕胎されたりします。
「脳死が人の死」というのが、社会的コンセンサスを得つつあるように、
意識の所在が顕著になることが、“生命の尊厳”の要件となっています。

あなたは、ご自分は『ずっと生きている』と思われているかも知れませんが、
細胞レベルでの“生命性”でいえば、あなたの体内では毎日無数の細胞が
死んでおり、その上にこそ“健全な生活”は成り立っているいるのです。
(少しでも、その「細胞の死」を悲しんだことがありますか?)
精子の「死」も、そうした無数の細胞の死の一つに過ぎません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ただ、精子のような生殖細胞は、受精することによって生き延びられるために、体細胞のような他の細胞とは別格であるという印象があります。

お礼日時:2009/11/28 15:55

 精子や受精前の卵子は、いくら条件を整えても、細胞分裂をしませんし、一人の人間にまで生育する事は有り得ません。


 又、受精する相手によって、生じる受精卵の遺伝情報も変化しますが、これは受精する相手によって別人になるという事です。
 受精するまで個人が決定しないという事は、受精前は個人ではないという事です。
 個人でないという事は、人格が存在する事も有り得ませんから、一人の人間として扱う必要もなく、倫理的な問題の対象外になるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/28 15:49

倫理というのは論理の一種ですが、人間の頭の中にしかないものです。

人編がついているから人間にしか適用されないのでしょうが、人間の精子より牛や豚の「人権」の方が考えやすいように思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/28 15:50

いやだって、細胞というか構成物のひとつでしかないんですからどう意識しましょう?w



あなたは、白血球1個1個や、腸の中のバクテリアを意識しますか?
切った後のツメは?マクラに落ちていた髪はどうしましょう?
これらも、将来的にはクローンで人体ができてしまいますよ?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/28 15:50

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