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QA159
The Delian part is exclusively Ionian and insular both in style and sympathy; Delos and no other is Apollo's chosen seat: but the second part is as definitely continental; Delos is ignored and Delphi alone is the important centre of Apollo's worship.
デロス編は特にイオニア人のことで、話し方や思いやりの点で島国の特色があ
り、’アポローンが選んだ座席’はデロス島にあって、他にはない。
しかし、第二部は確実に大陸的で、デロスは無視され、デルポイだけがアポローン崇拝の重要な拠点となっている。

(1)The Delian part ;次のthe second partとの関係から「編」の意味のよう
ですが、be Ionianは「についてである」の意味でしょうか。
この第一節は大事な語が略されているのかも知れない。
(2)Apollo’s chosen seat; アポロンが選んだ席
インターネットでは、他に用例がないようです。
 (3)the second part;第二部でしょうか。
‘デロス以外‘、’その他の地域’という意味のようでもある。
      文字どおりに訳しました。
 (4)style and sympathy;‘話し方と思いやり’としましたが、
‘容姿と情感‘とも読めて、よく分かりません。
 (5)insular;辞書は島国根性ですが、‘島国の特色’でもよいでしょうか。

QA160
From this it is clear that the two parts need not be of one date—The first, indeed, is ascribed (Scholiast on Pindar "Nem". ii, 2) to Cynaethus of Chios (fl. 504 B.C.), a date which is obviously far too low; general considerations point rather to the eighth century.
ここから、この二編が同じ年代のものである必要はないことが明白になる。第一編は、キノスのキナエトゥス(紀元前504年頃)のものとされ(註解学者、ピンダーの『ネム』第二巻、2)、明らかに、 遥かに遅い時代のものであって、大まかにいえば、むしろ紀元前八世紀を指す。
質問
(1)it is clear that the two parts need not be of one dateについて
   partsとはDelphiとDelosと考えてみました。
   「明らかに同時代のものとして扱う必要はない」という訳し方もあると思いま
すが正しいでしょうか。
(2)(Scholiast on Pindar "Nem". ii, 2)について
   (註解学者、ピンダーの『ネム』第二巻、2)という訳は正しいでしょうか。
(2)general considerationsについて
  「一般的に考えられることは」の意味ですが、「常識的に」と訳せるでしょうか
*fl; floruit〈ラテン語〉歴史的人物の活躍期

A 回答 (4件)

QA159



(1) The Delian part は、"The Hymn to Apollo" の前半に置かれている The Delian hymn のこと。後半の部分は Pythian hymn です。
また、Ionian は、「イオニア人のこと」ではなくて、style and sympathy(スタイルや性情)が「イオニア人風」あるいは「イオニア風」ということでしょう。
「イオニア人」というのは、ギリシャ4大部族のひとつ。彼らが建設したポリスがアテナイです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA% …

(2) fruchan さんのご指摘を参照すれば明らかですが、Apollo is chosen seat は、俗な表現をすれば「アポローンの指定席」ということです。つまり、「デロス島だけがアポローンの聖地である」ということでしょう。

(3) この the second part は、"The Hymn to Apollo" の後半部分のことを指しているのであって、地理的なものを意味してはいません。

(4) both in style and sympathy をどう訳すのが適当なのか、私も分りません。しかし、style は形にかかわり、sympathy は感覚的なものではないかという気はします。「その叙述ぶりと印象」とでもいえるでしょうか。

(5) "The Hymn to Apollo" の前半部分には、海や島々のことが出てくるので、insular は「海と島々を彷彿とさせる」とでもいえるでしょうか。もちろん「島国根性」は辞書の定義のままで、ここでの訳語としてふさわしいものとは思えません。


QA159

(1) 私の解釈では、the two parts は "The Hymn to Apollo" の前半および後半のことを指しています。
the two parts need not be of one date は、「別々に書かれたと思われる2つの作品なのだから、それらの製作年代が同じであるとは限らないし、同じでなければならないとする理由もない」ということだと思います。


* すみません、途中ですが、とりあえずここまでを投稿させていただきます。
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この回答へのお礼

質問ごとにお答えいただきましたので、
この点はよくわかりました。
  かなりの予備知識が必要なようです。
やり直して見ます。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/16 23:23

(1)The Delian part



「編」というほどではありませんが、デロスの部分とその続きとの二つの部分に分かれることは間違いありません。

Ionian and insular both in style and sympathy
>この第一節は大事な語が略されているのかも知れない。

略されているものが何かという点にあえて踏み込めば「方言」という可能性はあります。というのも叙事詩は時代や作者の出身地を問わずイオニア方言を基礎にいくつかの方言の要素を混ぜあわせた一種人工的な言語を使用する伝統があったという事実があります。でもここは無難に「文体」としておきましょう。読み進んで方言的特徴に関する言及があったらこの箇所のstyleに戻って直せばいいですから。sympathyは「心情」とでもしておきましょうか。

Scholiast on Pindar "Nem". ii, 2
Scholia は時代の古い注釈です。名前がわからない筆者は「〇〇の注釈者」という意味でScholiast on 〇〇のような呼び方がされます。Pindar "Nem"は詩人ピンダロスの「ネメア頌歌」。
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この回答へのお礼

大事なご指摘をいただきました。
(1)The Delian part
(2)style and sympathy
(3)Scholiast on Pindar "Nem". ii
(4)イオニア方言
もう一度、見直したいと思います。
ありがとうございました。
  

お礼日時:2009/12/16 22:42

#2 で途中まで回答した者です。

続きを書きます。

QA160

(2) 「註解学者、ピンダーの・・・」とすると、「註解学者であるピンダーの」という読み方をしてしまいそうです。
実際には、「ピンダロスの著作への書き込みをした者の記述から判断すると」という意味ではないかと思います。
Pindar は古代ギリシャの詩人ですが、「註解学者」ではなかったようですし・・・
Scholiast は、Scholia を書く(書いた)人のこと。Scholia とは、古代の書物に加えられた注釈のこと。
http://en.wikipedia.org/wiki/Scholia
従って、ここでは「ピンダロスの著作に対する注釈」という意味だろうと私は理解しました。
なお、英語では Pindar と表記されるようですが、オリジナルのギリシャ文字での表記は「ピンダロス」と読めます(「ホメーロス」も英語では「ホーマー」になってしまいますね)。

また、Nem というのは、Nemean のことで、Nemea(現在は古代遺跡)で2年毎に行われた競技会の勝者を讃える詩のことをさすと思われます。
ピンダロスの書いた Nemean 2 の製作推定年代は485B.C.ということです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Pindar

"Nem". ii, 2 は、「巻数」のことではなくて、作品ナンバーみたいなものではないかと思います(Nemean 11 まであるようです)。
「(ピンダロスの "Nem". ii, 2 という作品に加えられた注釈に従って)キノスのキナエトゥス(代表作を書いたのは紀元前504年)の作であるとすると、年代が新しすぎる。様々なことを勘案すると、もっと古い時代、前8世紀に書かれた作品であると思われる」みたいな感じではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答の続きで、もの凄いボリュームになりました。
  大変なお手数をかけて、まことに恐縮です。
(1)Scholiast/Scholia
(2)Pinder
(3)Nem/Nemean/Nemea  
   この点について、整理した上で、
もう一度試し訳をやり直してみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/16 23:39

文法的解釈をすることで、文章の内容が理解できると思います。



Semi-colons (;) are sometimes used instead of full stops, in cases where sentences are grammatically independent but meaning is closly connected. Semi-colon are not nearly as common as full stops or commas.

としてセミコロン(;)は前の文章と意味合いが同じであるときに使用する。と文法書は解説をしています。そして、コロン(:)は結びつきがセミコロンより強い場合(同じことを羅列する場合)につかうと思えばよいはずです。

上記文は
A(;)B  (:)   A'(;)B'

The Delian part is exclusively Ionian and insular both in style and sympathy; Delos and no other is Apollo's chosen seat: but the second part is as definitely continental; Delos is ignored and Delphi alone is the important centre of Apollo's worship.

A = The Delian part is exclusively Ionian and insular both in style and sympathy
A' = but Delphi part(the second part) is as definitely continental (both in style and sympathy)

Delos and no other is Apollo's chosen seatは文法的に動詞がareでないと合いません。ですから倒置文です。オリジナルは多分:
no other Delos is and Apollo is chosen seat.
(chosenは形容詞で”選ばれた”・・)

B = no other Delos is and Apollo is chosen seat.
B' = Delos is ignored and Delphi alone is the important centre of Apollo's worship.

が羅列文で同じことを意味しています。と言う事は
no other Delos is はデロス以外は何も存在しない = 
Delos is ignored and Delphi alone 

Apollo is chosen seat (Apollo's chosen seat)= centre of Apollo's worship

と読めばよいはずです。


 
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この回答へのお礼

やっぱり倒置でしたか。
薄々感じながら、先入観だけで読み解こうとしていました。
文法的にも納得出来ました。 
 全面的にやり直して見ます。 
  ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/16 22:57

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