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聖書を読みたいのですが、僕にはキリスト教に関する知識があまりないのです。聖書を読むための何か良い本などはないのでしょうか?教えてください。

A 回答 (9件)

No.3 を書いた者です。



新約聖書は、4世紀に、全部で27書が正典と決められ、今日ではこの決定にほぼ
全ての教会が従っています。「全書収めているもの」「福音書のみ」の意味は↓

全書収めているもの: 4福音書、使徒行伝、書簡群、黙示録、計27書、全て収めている
新約聖書の完訳。

福音書のみ: 4福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)だけを抜粋して訳したもの。
イエスの生涯について知るには、この4書のみで充分なので、これだけが抜き取られて
本になっている場合が結構あるのです。正確には新約聖書とは呼びません。


岩波文庫の「福音書」が注釈付と書いてしまいましたが、言葉を補う程度のもので、
注とは呼びがたいので、リストから外しておいてください。私が注付きのものを薦めるのは、
特に書簡(要するに弟子たちの手紙)なんかは、普通に呼んでもわからないからです。
パウロの書簡などは、書かれた当時から難解なものとされていたぐらいです。


それと、読む順序は非常に重要と仰っている方もいらっしゃいますが、私はそうは
思いませんね。特に新約聖書は、配列自体にそれほどの意味はありません。
例えば、福音書の並びは現在では、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの順になっていますが、
歴史的に、常にこのような配列がされていたわけではありません。また、マタイが
最初に来るのは、かつてマタイが4福音書中、最古のものと考えられていたという
理由によるのですが(それだけじゃないけど)、現在では、マルコが最古の福音書
と推定され、マタイ、ルカ、ヨハネは、それぞれマルコを参照しているのです。
(ちなみに岩波文庫「福音書」は、年代順に、マルコを冒頭にもってきています)

また、パウロ書簡群(パウロの書いた手紙)の並べ方だって滅茶苦茶で、
年代順でもないし(年代順なら、第1テサロニケ書が最初に来るはず)、パウロの
真正書簡と偽作が入り乱れている有様です。 

旧約の方は、ある程度に配列が重要ですが(文書に記されている出来事が
歴史的に並べられている場合があるので)、これだって順番に読まなければ
ならないというわけではありません。そもそも私たちが現在目にする旧約聖書
の配列自体が、ヘブライ原典とは異なるわけですしね。

私としては、自分の関心ある文書から読むことをお勧めします。
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今までの方が仰っているように、直接、聖書を読むほうが良いかもしれません。

聖書解釈も、教派によって異なりますしね。一度、読んでみてから、いくつかの解釈書を手に取られた方が、囚われがなくていいかもしれません。

…が、はじめから読むと挫折することが多いんですよ。(特に新約聖書のマタイ福音書)

聖書はいくつかの章に分かれていますから、興味が湧いた所から読んでみると良いかも…
福音書は基本的に読みやすいと思います。ただ、マタイのはじめの系図はすっとばしてもいいとおもいますよ(こんなこと言ったら怒られる?)

聖書には色々な訳がついていますから、違う訳の聖書をいくつか読むのも面白いかもしれませんね。新共同訳が今はメジャーですが、フランシスコ会訳や口語訳なんてのもありますし、『小さくされた人々のための福音』(本田哲郎訳、新世社、2001)はなかなか強烈です。但し、これは四福音書と使徒言行録しか出ていません。

補足と言ってはなんですが、キリスト教の知識を得るための本も紹介しておきますね。(但し、私が知っているのはカトリックのものだけですので、あしからず)

百瀬文晃著『キリストを知るために』サンパウロ、1985
百瀬文晃著『キリストとその教会』サンパウロ、1988

今、手元にこれしか本がないので、他のものも紹介できれば良かったのですが、少しでも参考になれば幸いです。

ちなみに、新共同訳の後ろには、「聖書について」と言うタイトルで、少しではありますが解説が付いています。また、語句の意味についても少し載っていますので参考にしてみてください。あとは、聖書辞典を引いてみても良いかもしれませんね。大きな図書館には置いてあると思いますよ。

それでは、頑張ってください。
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こんにちは。



漫画がお嫌いでなければ、
藤原カムイ氏の描いた「聖書物語」という漫画もおすすめですよ。
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じかに聖書を読まれることお薦めします。



聖書を読む前に、聖書を読むための本を読むことは無駄なだけでなく、むしろ害があると私は思います。

また、つまみ食いみたいに新旧の各書の中から気分にまかせて選択して読む法はよくないです。旧約の『創世記』第1章1節から新約の『ヨハネ黙示録』第22章21節まで通して読む方法をお薦めします。読む順序は非常に重要です、年代的に後で書かれた書は以前の事柄を既知の前提としていますから。

更に、聖書を読んでいる途中で理解不能個所が出てきた場合でも一度聖書全体を読み上げるまでは参考書を利用しないのがいいとも思っています。星の数ほどある参考書の中からどれを選ぶかで解説が異なってきます。したがって、今度は参考書を選択する目が必要になってきます。いい参考書を選択するには聖書を読んでいることが前提になります。結局、聖書を先に読む必要があることになってしまいます。

私は日本聖書協会発行の小型引照つき文語聖書『旧新約聖書』を読んでいます。いろんな聖書を読みましたが、これが一番聖書らしく私には感じられます。
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以前、小説「聖書」シリーズがベストセラーになりました。


今でも、大きな本屋さんで平積みされている時があります。

小説「聖書」 旧約篇上 / ウォルター・ワンゲリン/著 仲村明子/訳
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=30686393

小説「聖書」 旧約篇下 / ウォルター・ワンゲリン/著 仲村明子/訳
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=30686394

小説「聖書」 新約篇 / ウォルター・ワンゲリン/著 仲村明子/訳
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=30695889
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訂正です。


聖フランチェスコ会→フランシスコ会
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えーと、聖書と言っても、旧約聖書と新約聖書がありますが、どちらでしょうか?



旧約聖書の場合、参考書が無くても、註の無い日本語訳聖書(日本聖書協会のとか)
でも、教養程度の把握でしたら充分できます。「主」とは何か、「律法」とは何か、
「契約」とは何か、「預言者」とは何か、そういうことをみな、一から説明してくれます。
私が見た限りでは、旧約聖書の入門書って、だいたい諸文書の荒筋を載せている
だけなんですよ。だったら、自分で読んじゃった方が良い、という感じです。
(相当、時間は要りますけど)

その文書の成立背景などは、ライコスの百科事典を利用されると良いでしょう。
http://dic.lycos.co.jp/ecp/
例えば、「サムエル記」だったら、こんな感じです↓。
http://dic.lycos.co.jp/ecp/result.html?query=%83 …
旧約聖書の入門書の多くは、この程度の知識さえ書かれていないのです。
「ヤコブってどんな人だったっけ?」「ダビデって実在したの?」「ユダ王国って
西暦に直すと何年に滅びたの?」といった要求にも、対応してくれます。


キリスト教を手っ取り早く学ぶには、新約聖書から読んだほうが良いと思いますが、
はっきり言って、最初から註の無い聖書で読むのは無謀です。ユダヤ教を
知っていることを前提に書かれていますからね。共観福音書(マタイ、マルコ、ルカ)なら、
結構読めますが、ヨハネ福音書以下の諸文書は、解説が無きゃ、何が何だか
さっぱりわからず、結局、放擲してしまうことになると思います。

これも下手な参考書を読むより、註のある聖書とライコスの百科事典を利用
した方が良いと私は思います。一回読んで、さらに精読したくなった場合、
聖書学者の良い本が幾つかありますが、それはまたその機会に。註の付いている
新約聖書は、私の知る限りでは、

全書収めているもの
1.聖フランチェスコ会の聖書: 聖書翻訳史上の最高峰の一つと言われる
  フランスの「エルサレム聖書」の日本語版。註は「エルサレム聖書」に倣っていますが
  本文自体は、ギリシア語原文から訳されています。評価が高い。
2.岩波書店: 現在、日本で最高の聖書と言われていますが、全部揃えると
  一万超えます。高すぎ。
3.講談社学術文庫からでてる共同訳聖書。聖書協会による現在の新共同訳の
  前のバージョン。固有名詞が原音に近く訳されたため、大変不評で、聖書協会
  ではもう絶版に・・ (イエス→イエスス、ペテロ→ペトロス)
  
福音書のみ
4.岩波文庫: 安いのですが、文字組みが読みにくすぎです。
5.中央公論社の「世界の名著」: 他にパウロの「ローマ書」「ピレモン書」と、
  旧約から「創世記」「出エジプト記」「イザヤ書」「伝道の書」付き。現在の在庫
  をもって絶版になります。

本屋さんに行けば、訳がおいてありますので、中には、他にも註の付いたものが
あるかもしれません。

参考URL:http://dic.lycos.co.jp/ecp/

この回答への補足

ご回答ありがとうございます!ところで「全書収めているもの」「福音書のみ」というのはどういうことなのでしょうか?聖書とはそもそもどういう形式で書かれているのでしょうか?よろしければ教えてください。

補足日時:2003/05/26 18:34
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キリスト教に関する知識があまりないとの事ですので、


堅苦しくなく分かりやすい、次の2冊をお勧めします。

阿刀田 高 著 (新潮文庫)
「旧約聖書を知っていますか」
「新約聖書を知っていますか」

聖書には色々な解釈があると思うので、他の本なども目を通されると良いでしょう。
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ご期待に添えない回答かもしれませんが、


「聖書を」読みたいのでしたら、
聖書自体はさほどむずかしくない書物ですから、
聖書そのものをじっくり読まれたほうが
よいのではないかと思います。

ただ、歴史的な背景やなどをお知りになりたい場合は、
イスラエル史やエジプト史、アッシリアやバビロニア
などという項目が出てくる、大学受験程度の歴史参考書で
十分事足りると思います。
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