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万葉集の巻4の527の歌で
「将来云毛 不来時有乎」を「こむといふも こぬときあるを」
と読んでいますが、「将来」を「こむ」と読む由来を教えてください。

A 回答 (2件)

 「将来」を「こむ」と読む理由を教えてください。



 これはカ行変格活用動詞「來」に推量の助動詞「む」がついたものではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました。

カ行変格活用に助動詞「む」がつくことは理解できるのですが
「将」を「む」とどうして読めるのかが知りたいのです。

もう一度宜しくお願いいたします。

お礼日時:2010/01/10 14:07

>>カ行変格活用に助動詞「む」がつくことは理解できるのですが


「将」を「む」とどうして読めるのかが知りたいのです。

「将」は再読文字といって二回読む文字です、「まさに」と一回読んで二回目に「むとす」と読みます。もともと「将」には、未来の意味と、未来のことを推量する「む」とが含まれています。

 万葉集のこの部分は漢文で、中国語と日本語との統語論的な違いを調整するため、読み下しの返り点や、文字の再読が考案され、いわゆる「読み下し」という日本語訳が行われました。「む」も、その産物です。
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この回答へのお礼

早速ご丁寧な解答をありがとうございました。

「将」は「まさに…す」と読むことは知っていましたが
「まさにくるというも」が「こむというも」になるのですね。

万葉集は特別な読み方があるので、とても難しいですが
面白いです。これからも宜しくお願いいたします。

お礼日時:2010/01/10 17:49

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