1つだけ過去を変えられるとしたら?

(278)
(ll. 342-351) Call your friend to a feast; but leave your enemy alone; and especially call him who lives near you: for if any mischief happen in the place, neighbours come ungirt, but kinsmen stay to gird themselves 1309. A bad neighbour is as great a plague as a good one is a great blessing; he who enjoys a good neighbour has a precious possession. Not even an ox would die but for a bad neighbour. Take fair measure from your neighbour and pay him back fairly with the same measure, or better, if you can; so that if you are in need afterwards, you may find him sure.
[試し訳]
(ll. 342-351)
祝祭に友を呼べ、しかし、敵は放っておけ。そして、特に、近所の者一人を
呼べ。仮に、何か困ったことが起きても、近所の人は帯を締めずに駆けつけ
てくれるが、親類の者は自分の身を守りつづけるからだ。(脚注1309)
悪い隣人は甚だ厄介者だけれども、善き隣人は大いなる神の恵みだ。
雄牛が死んでも、悪い隣人を頼るな。
隣人からは、正しい目盛りを受け取れ、そして、彼に同じ目方で正しく返せ。
又は、出来れば、より多く返すのだ。
そうすれば、後で、お前が困った時、確実に彼を思い出すことが出来よう。

[質問]
(1)but leave your enemy alone;
「敵は放っておけ」でよいでしょうか。

(2)for if any mischief happen in the place, neighbours come ungirt, but kinsmen stay to gird themselves
(a) neighbours come ungirt;「大急ぎで駆けつける」と訳せるでしょうか。
(b)stay to gird themselves; 「身構える」と訳せるでしょうか。

(3)A bad neighbour is as great a plague as a good one is a great
blessing;について
  辞書;[as A as B]の意味は当てはまらないようです。
「甚だ厄介者だけれどもbecause、……」とすると、後者のasを訳せない。
  他の訳し方があるのでしょうか
    
(4)Not even an ox would die but for a bad neighbour.について
「雄牛が死んでも、悪い隣人を頼るな」;正しいでしょうか。

(5)Take fair measure from your neighbour and pay him back fairly
with the same measureについて
measureは量るもの貸借と思われる;穀物、食糧などであろうか。

(6)you may find him sure.について
「確実に彼を思い出すことが出来る」;正しいでしょうか。
「頼める人は誰かいないかと迷わない」意味と考えました。
  これで正しいでしょうか

A 回答 (2件)

(1) 辞書を見ると、leave ... alone は「~を(かまわず)そのままにしておく」「~に干渉しない」とありますから、直訳すれば「お前の敵にかまうな」「お前の敵は放っておけ」「お前の敵はそのままにしておけ」となります。



(2-a) neighbours come ungirt

ungirt は ungird の過去・過去分詞形。意味は「帯をゆるめた、帯を解いた、ベルトを外した」という形容詞。
従って neighbours come ungirt は、「帯をしめないでやって来る」という意味になるでしょう。
ただ、ここではその前に if any mischief happen in the place とあるので、「いざという時には、押っ取り刀で(= 取るものも取りあえずに)駆けつけてくれる」のようにも訳せるかもしれません。

(2-b) stay to gird themselves

gird oneself は「帯を締める」で、要するに「身支度をする」というほどの意味だと思われます。
また、「帯を締める」は、文字通りに「帯」ばかりとは限らない。武器を帯びることも含まれていると考えられる。
従って、「自らを守るためにとどまる」という意味になり、つまり「自己防衛に走る」ということでしょう。

(3) as A as B

辞書の意味は成り立っているはずです。
as A as B は、A と B の「程度」が同じであるということ。
ここでは、is をはさんでいるので、A → B = C → D という「対応関係」が存在するということを述べています。
A bad neighbour が great a plague である程度は、a good one が a great blessing である程度と比較可能である(= 釣り合う)、ということです。
つまり、「悪い隣人が「厄介者」であるのと同じように、良い隣人は「(神からの)恵み」に等しいものだ」と言っているわけです。

(4) Not even an ox would die

直訳してしまうと「悪い隣人がいなければ(but for)、雄牛が死ぬことさえ起こらない」(Even an ox wouldn't die ...)でしょうか。
言い換えると、「うちの牛が死んだのは、お隣さんのせいだ」と罪をなすりつけているようなものですが、「悪い隣人」だと、そんな文句さえ言いたくなる、という意味ではないでしょうか(あるいは昔のギリシャにはそういう「言い回し」があったのかもしれません)。
つまり、「悪い隣人など、居て欲しくない」という気持ちを表した文ではないかと思います。

(5) measure

これは明らかに「計り」です。
隣人と(食料などの)貸し借りをする際に、借りた時よりも小さな器で計って返す、つまり「量をごまかして」返すような真似はするな、と戒めているわけです。

(6) find him sure

find A sure は、「A(という人物)を信頼することができる」という意味です。
「また必要が生じた時には、その隣人を当てにすることができる」という文です。
隣人から借りた時に、正直に借りただけの分を返したので、「信用」が出来ており、また借りる必要が生じたとしても、その隣人は、安心して貸してくれるだろうということです。


* 今確認すると、Nannette さんの回答が既に投稿されていました。
私の回答は「いささか怪しい解釈」を含んでいるので、#1 を主にして、こちらは参考程度に比較されるとよいかもしれません。
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この回答へのお礼

回答を読んで。
文章の意味がはっきりしてきました。
  たとえば、
   leave alone、 come ungirt(ungirdの過去形)
   stay to gird themselves、 find him sure
これらを直訳すると、変な日本語になるのですが、
  こうした日本語に慣れることが必要だと感じました。
どうして、こういう訳になるのかという理由が非常に明確です。
  我々はなぜ英語を難しいと感じるか。
  この原因は、ここにあるようです。
  この視点を大事にしたいと思います。
ありがとうございました。
*検診のため、一週間ほど、休みます。
   その後、またお世話になります。
 ろしくお願いします。

    
 

  

  
  

お礼日時:2010/01/21 12:30

(1)but leave your enemy alone;


「敵は放っておけ」でよいでしょうか。

@ いいと思いますが、enemyは敵のほかに、害を及ぼす者という意味もあります。またleave~aloneは「遠ざけておけ」のほうが力強いかもしれません。

(2)for if any mischief happen in the place, neighbours come ungirt, but kinsmen stay to gird themselves
(a) neighbours come ungirt;「大急ぎで駆けつける」と訳せるでしょうか。
(b)stay to gird themselves; 「身構える」と訳せるでしょうか。

@ 帯のことは一種の比喩ですから、(a)(b)どちらも意味の上からはそう訳していいと思います。ただ、余談ですが、ただ言葉の選び方だけであれば、日本風に言えば (a)は「取るものも取りあえず馳せ参じる」でしょうし、(b)は「座して様子を見る」ぐらいの意味でしょうかねえ。

(3)A bad neighbour is as great a plague as a good one is a great blessing;について
辞書;[as A as B]の意味は当てはまらないようです。
「甚だ厄介者だけれどもbecause、……」とすると、後者のasを訳せない。他の訳し方があるのでしょうか

@ たしかに訳し難いですね。私は逆にas~asにこだわって「善き隣人が大いなる神の恵みであると同じぐらいに、悪い隣人は甚だ厄介な存在だ」といった訳し方で訳してみました。いかがでしょうか。
    
(4)Not even an ox would die but for a bad neighbour.について
「雄牛が死んでも、悪い隣人を頼るな」;正しいでしょうか。

@ 正しいと思います。Not evenですから、「たとえ・・・でさえも」と強調してもいいかも知れません。

(5)Take fair measure from your neighbour and pay him back fairly with the same measureについて
measureは量るものの貸借と思われる;穀物、食糧などであろうか。

@ 賃借と返済、あるいは互いの売買とか物々交換、おそらくそんなものでしょう。でも、計るものがはっきりしませんから、ここでは分量と訳しました。

(6)you may find him sure.について
「確実に彼を思い出すことが出来る」;正しいでしょうか。
「頼める人は誰かいないかと迷わない」意味と考えました。
 これで正しいでしょうか。

@「頼める人は誰かいないかと迷わない」、もちろんこのぐらいの意訳はOKでしょうが、直訳では「お前は彼(隣人)を確実に見つけるであろう」でしょうから、「彼はかならずお前のもとに現れることだろう」と訳してもいいし、あるいはさらに「彼は間違いなくお前を見捨てはしないであろう」としてもいいかなと思います。


(ll. 342-351)
祝祭には友人を呼びなさい、しかし、害を及ぼす者は遠ざけておきなさい。そして、ことにお前の近くに住む者を呼びなさい。もし何か、その場で困ったことが起きても、近隣の者はすぐさま馳せ参じてくれるが、親類の者は得てして座して様子を見守りつづけるであろうからだ。(脚注1309)
善き隣人を得るということは貴重な財産を持つことであり、善き隣人は大いなる神の恵みである、それと同じぐらいに、悪しき隣人というものは甚だ厄介なものなのだ。たとえ雄牛が死んたとしても、悪い隣人を頼ってはならない。隣人からは、正しい分量を受け取りなさい、そして、彼には同じ分量で正確に返すか、出来ればより多く返しなさい。そうすれば、後々、もしお前が手助けを求める際には、彼は間違いなくお前を見捨てはしないであろう。
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