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α,β不飽和カルボニルを還元するとき、なぜLAHやred-alだと1,2還元で、NaBH4だと1,4還元が起こるのでしょうか。

A 回答 (2件)

これを言うと身もふたもないのですが、結果的にはそういうことになります。


HSAB則に関しては、明確な場合もあるのですが、微妙で予測困難な場合もあるように思います。今回の議論に関しても、単にAlかBかというだけではなく、その周囲の原子の影響もあります。たとえば、NaBH4ではなく、BH3であれば1,2還元が優先したように記憶しています。
参考URLに1,2還元法として知られたLuche還元についての説明があります。多少は関係していると思います。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/ルーシェ還元
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この回答へのお礼

周囲の原子も関係してくるのですね。中心元素にしか注目しておりませんでした。
度々の質問に対し、ご丁寧にご回答してくださりありがとうございました。

お礼日時:2010/02/09 17:44

一般的にはHSAB則で説明されます。


Hardな還元剤は1,2還元で、Softな還元剤は1,4還元です。

この辺りは、α,β不飽和カルボニル化合物への求核付加と同様です。
Hardな求核剤は1,2付加で、Softな求核剤は1,4付加です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私の認識では第二周期のホウ素がHardな還元剤で、第三周期のアルミニウムがSoftな還元剤だと思っており結果が逆なのではないか、と思っておりました。
アルミのほうがhardな還元剤ということになるのでしょうか。

お礼日時:2010/02/08 14:24

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