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(a)We expected nothing less than an attack.
 攻撃されるということは予期していた

(b)Man thinks of nothing less than of death.
 死ほど、人間が考えない物は無い。

上の(a)(b)で「nothing less than」の訳し方に違いが生じる
理由が分かる方、いらっしゃるでしょうか?

よろしくお願い致します。

A 回答 (9件)

#4 の方のリンク先を見させていただきましたが,これは某先生の方が正しいです。



すなわち,nothing less than ~で「~に他ならない」のような慣用句となるか,単なる比較構文になるかの違いです。

(b) Man thinks of nothing less than of death.
は単なる比較構文です。
Nothing is more precious than time.
「時間より貴重なものはない」
Nothing is less valued than time.
「時間より,少なく評価されているものはない」

Man thinks of nothing less than of death.
では death の前に of があるのがポイントです。
think of death

think of A
を比べて,
think of A
less than
(think of) death
「死のことを A よりも少なく考える」
で A が nothing だから
「死のことより少なく考えるものは何もない」

すなわち「死のことを最も少なく考える」という最上級と同じです。

慣用句の nothing less than ~は「~」が名詞で
「~に他ならない」となりますので,of なんてくることはありません。
某学院長は無理やり,of にかっこをつけていますが,原文ではついてませんよね。

(a)の方は慣用句ととれば
「攻撃に他ならないものを予期していた」と日本語にするとおかしくなりますが,結局「攻撃などというものは予期していた」という感じでしょう。

このように nothing less than の後にいきなり名詞がきていたら,文脈によって,慣用句となります。

しかし,これも比較構文ととれなくもなく,そうすると,
「攻撃よりも少なく予期しているものはなかった」
→「攻撃されるなどとはまったく予期できなかった」
となってしまいます。

文脈とか,イントネーション,読むときの句切れなどで判断するしかありませんが,通常,慣用句と感じると思います。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3375693.html
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございます。

リンク先のご回答も拝見しました。
とても参考になりました。

lessがthinkの度合いの比較であるということの判断の根拠として
thanの後にofがあるかどうかというのが重要な指標の一つになるわけですね。
勉強になりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/03/09 15:07

>(a)We expected nothing less than an attack.


>(b)Man thinks of nothing less than of death.

 この2つの英文の意味の違いは、(a)が語否定であるのに対して(b)が文否定である点に起因しています。

 語否定と文否定はなかなか見分け方が難しいものです。その違いを理解するために、下記のような英文で考えてみましょう。

(c) He showed me no small kindness.
(d) He showed me no kindness.

 (c)では「no」が否定する射程範囲は「small」だけですので、「小さくはない親切」、すなわち「大きな親切」を『示した』ことになります。一方、(d)では「no」の否定の射程範囲が「He showed kindness.」全体に及ぶと考えられますので、「どんな親切」も『示さなかった』ことになります。

 簡単に言えば、(c)は肯定文であるのに対し、(d)は否定文であることがもっとも大きな違いです。

 お尋ねの英文を考えてみましょう。(a)の「nothing」は「less than an attack」だけを否定する語否定であるのに対して、(b)の「nothing」は文全体を否定しています。

 それぞれの英文の否定の範囲が分かりやすいように、それぞれを受動態にしてみましょう。

(a) Nothing less than an attack was expected.
  まさに攻撃されることが予想されていた。

(b) Nothing is thought of (by man) less than death (is thought of).
  死ほど(人間によって)考えられていないものはない。

 (a)では「攻撃を下回るようなものではないもの」というように「nothing」の射程範囲は「less than attack」までと限定的であるのに対し、(b)では「考えられていないものはない」というように「nothing」の射程範囲が文全体に及んでいることが、より分かるのではないでしょうか。

 分かりやすい言い方をすれば、(a)が肯定文であるのに対して(b)は否定文であるために、2つの英文には意味の違いが生じるわけです。

 これは、前述した(c)と(d)の違いとまさに同じことを示しています。

 ご参考になれば・・・。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございます。
御礼が遅れましてすみません。
nothingの語否定について少し調べておりました。

確かに否定文にすると2つの文の違いが明確になりますね。
勉強になりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/03/11 15:29

すみません,of にかっこをつけているのは不要だとお考えになっていたのですね。


nothing less than ~という慣用句であれば of はないはず。
それはその通りなのですが,今回はあるわけです。
(もっとも,nothing less than 名詞であっても,単なる比較構文の可能性はあります)

http://answers.yahoo.com/question/index?qid=2009 …

こちらでは「死を考えない」となっています。
それは自明な上で,「自由人が死を考えない」とはどういうことなのかを知りたかったような気もします。
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この回答へのお礼

リンク先拝見しました。

ネイティブは2人とも「死を考えない」としていますね。
とても参考になります。
やはり「of」の有無で判断したのでしょうか。

慣用句として考えても
litsa1234さんの様に考えると
Man thinks of/ nothing less than /of death.
「人は死より小さいこと(些細なこと)は考えない。」
となり、意味不明になってしまいますね。

やはり「死について考えない」の解釈で良さそうですね。

私がネイティブへの質問に戸惑っている間に
リンク先のご提示どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/03/09 15:53

句切れ→区切れ


の誤りです。

単なる比較構文なら
We expected nothing / less than an attack.
慣用句なら
We expected /nothing less than/ an attack.

短い文ですので,瞬時の間にすぎないと思いますが。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
区切って考えればlessの掛かりが明白でとても分かりやすいですね^^

お礼日時:2010/03/09 15:29

>上の(a)(b)で「nothing less than」の訳し方に違いが生じる


理由、、、、

(a)We expected nothing less than an attack.
→We expected nothing that was less than an attack.
→攻撃以下のことは思いもよらなかった。
→少なくとも攻撃はして来るだろうという覚悟はしていた。

(b)Man thinks of nothing less than of death.
→Man thinks of nothing
less than
man thinks of death.
→人間が死のことを思い浮かべる時間と比べてそれより短い時間何かを思い浮かべることはない。
→人間は死のことを思い浮かべる時間が一番短い。
→人間は死などほとんど考えないものである。

以上、参考まで。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございます。

大変分かりやすいです。
lessがnothingに掛かる形容詞であるか、thinkを修飾する副詞であるかによる意味の違いなのですね。

とてもよく分かりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/03/09 14:53

こちらで疑問解決です。


http://www.esc-tn.co.jp/E-Conv176InFrame.htm

この回答への補足

ご回答どうもありがとうございます。

リンク先の先生も経歴を見ましたがすごい人みたいですね。
実は「Man thinks of nothing less than of death. 」
については「山口の英文法実況中継」という参考書に載っている問題みたいなのです。
私は持っていないのですが、近いうちに購入しようと思っています。
こちらの著者の山口俊治先生も大学教授で英語学者のすごい人みたいです。

私は素人なので、どちらが正しいか分かりませんので、
ネイティブサイトに投稿しましてどちらの意味が自然なのかを
調べてみようと思います。
結果が分かりましたらこちらにも載せます。
御協力どうもありがとうございました。

補足日時:2010/03/09 07:03
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(1)は、最低限度、他に何も無くても、攻撃だけは、予期していた



(2)は、他のことは考えなくても、最低限度、死だけは、考えている

 と考えれば同じ訳になると思います。お示しの訳は、それぞれの許容範囲の周辺地域ににあるからかも知れませんね。中心の意味は下記にあります。

(a)(b)http://eow.alc.co.jp/nothing+less+than/UTF-8/

この回答への補足

訳について誤解が生じやすいので変更します。

(a)We expected nothing less than an attack.
 攻撃されるということは予期していた。

(b)Man thinks of nothing less than of death.
 死のことについて、人間は一番考えない。
___________________________
参考ページです。
http://www.melma.com/backnumber_182931_4683867/

よろしくお願い致します。

補足日時:2010/03/08 18:33
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございました。

原文みたいなのですが、意味が全く逆になっております。

★ Spinoza says that a free man thinks of nothing less than of death.
It is unnecessary to dwell upon it, but it is foolish to shrink from
all consideration of it. ★

ふつうの人は死を一番考えないと、スピノザは言う。
死をくよくよ考える必要はないが、
死をまったく考えないのはおろかである。

お礼日時:2010/03/08 18:11

「人は死についてはほとんど考えない。


という『否定』の意味が基本になっていると思うのですが・・・。

私にはこの文の意味が理解出来ないのでこれ以降は他の回答者様にまかせます。(私の読解力のなさが原因です。申し訳ないです。)

最後に
もう一度だけ説明させてください。単純化します。
(a)の文:主語 動詞 強調 名詞
(b)の文:主語 動詞 強調 名詞
形は同じです。(nothing less than =強調)

(協調を省いたa):攻撃を予期した
(協調を省いたb):人は死について考える

(否定の否定=強調を付け加えたa):攻撃を予期しなかったということはない=攻撃は予期した→自然な文へ→攻撃されるということは予期していた。

(否定の否定=強調を付け加えたb):人は死について考えないということはない=死について考える→自然な文へ→死ほど、人間が考えないものは無い(ないの無い、つまりある)

最初の回答と少し矛盾しているかな、、
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この回答へのお礼

再度のご回答どうもありがとうございます。

私の日本語の説明不足ですみません。

Man thinks of nothing less than of death.
 (人間は死ほど少ししか考えないものはない)
「人間は死のことを最も考えない」→「人間は死ほど少ししか考えないものはない」となっています。

よろしくお願い致します。

お礼日時:2010/03/08 17:54

日本語の問題ではないでしょうか。



nothing(否定)+less(否定)=肯定、が基本です。
同じような表現にno less~=used to emphasize the amount of something、つまり~以下の強調ということですね。
今回厄介なのは名詞を強調しているということです。動詞の強調時のように”とても”を名詞につけると不自然になってしまうからです。

まず最初の文ですが、攻撃、を強調するために”ということ”をつけています。以後のの文は直訳しても訳が不自然にならないのでそのまま直訳しているのでしょう。

二つ目の文ですが、死、を強調するために”ほど”をつけています。日本語の性質上以後の文は”考えないものは無い”という訳をつけないと不自然になってしまいます。

例にある文の焦点は名詞の強調です。自然な日本語訳にするときにはある程度動詞などの訳し方を変えないと不自然になるため、違いが生じるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございます。

>nothing(否定)+less(否定)=肯定、が基本です。
ということですが、
(b)については
「人は死についてはほとんど考えない。」
という『否定』の意味が基本になっていると思うのですが・・・。

お礼日時:2010/03/08 16:25

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