No.3ベストアンサー
- 回答日時:
>>北方(ホッポウ)とか六本(ロッポン)って、『ク』+pで促音になるんですね
おっしゃる通りです。
一口で言えば、p t k が p t k の前に来ると殆どの場合「促音」になる訳です。今の日本語を見ただけでは、すぐには分かりませんけれども
p+p 「十本」 p+t 「十点」 p+k 「十軒」
t+p 「鉄板」 t+t 「鉄塔」 t+k 「鉄筋」
k+p 「北方」 k+t (ここが無いですね) k+k「北極」
ご回答ありがとうございます
何度もすみません
そうですね、例外もあるかもしれませんが、思いついたものはすべて当てはまりますし、あまり考えすぎてもこんがらがってしまいそうなので、これを『私の中での促音ルール』にさせていただきます
ほんとうにありがとうございました!
No.5
- 回答日時:
#1です。
補足です。>「作」が本来「saku」ではなく「sak」だからうしろに「ka」が続くと「sakka」になるという説明では 「作詞」がなぜ「sassi」にならないかなんですが、なぜ「sassi」がでてきちゃうのかが何回読んでも分からないんです…
>「saksi」を正確に発音すると「sakssi」と発音されるのであり それは「さくし」よりは「さっし」に近く聞こえるのです。
これは日本語の発音の話でしょうか?
「saksi」の発音が「さっし」になるということは、「さくし」は「sakusi」でないといけないということでしょうか…
ここで sak のような漢字が中国から輸入された際「ク」または「キ」で定着しました、沼本克明『日本漢字音の歴史』p.135に、平安中期に「まさにに開音節化していたことの証拠である。」という意見でも。sak ではなく saku になっていた訳ですから、kk以外、子音群が出来る環境は無くなりました。
ついでですが s は p t k のいずれでもありませんので、お話し申し上げている範囲外です。
ご回答ありがとうございます!
>sak ではなく saku になっていた訳ですから、kk以外、子音群が出来る環境は無くなりました。
ここがちょっと難しかったんですが、先に教えていただいたルールで大丈夫ってことですよね(^-^)
いろいろ丁寧に教えていただき、すごく勉強になりました。
No.4
- 回答日時:
音便は 狭義には 活用形の音便のことを言います。
促音便で言うと
「ち」「ひ」「り」が「て」「た」「たり」などに連なるとき「っ」のなる。
例 「待って」←「待ちて」「歌った」←「歌ひた」等
広義の例として
「追手(おひて→おって)」「真白(ましろ→まっしろ)」
(以上 電子版「大辞泉」から 適当に引用)
さて 「作家」の件ですが わたしは 「sakuka」が 発音しやすさということで「u」が省略されて「sakka」になったものと考えます。
NO1のご回答に戻りますが 「作」が本来「saku」ではなく「sak」だからうしろに「ka」が続くと「sakka」になるという説明では 「作詞」がなぜ「sassi」にならないかを説明できないように思います。「saksi」を正確に発音すると「sakssi」と発音されるのであり それは「さくし」よりは「さっし」に近く聞こえるのです。
突然ですが 韓国語には濃音という概念があり それを表記する文字があります。しかもそれが語頭に立つこともあります。 日本語や英語と違うところです。「し」とは別に「っし」とでも表記したいような音です。
この言語には濃音化の原則 というものがあり p、t、kの音の後のp、t、k、s、chは 濃音に発音される というものです。
日本語の音便の説明に韓国語は関係ないと思われるかも知れませんが 先ほどの「saksi」は「sakssi」と発音されるということの傍証です。
ご回答ありがとうございます
大辞泉というものを知らず、先ほど見てみました
活用形の音便というと、動詞の場合のルールということですよね
動詞のことはあまり考えていなかったのですが、気になっていたことがあります
例えば『行って』と『書いて』なんですが、
『行って』←「行きて」
『書いて』←「書きて」
まずこの考え方でいいのかわからないんですが、いいとすると『き』は『い』や『っ』に変わるということですよね
韓国語ですか!私韓国語は全く知らないんですが、似たかんじの発音があるのですね
えー、すでに頭が混乱しておりまして、
>「作」が本来「saku」ではなく「sak」だからうしろに「ka」が続くと「sakka」になるという説明では 「作詞」がなぜ「sassi」にならないか
なんですが、なぜ「sassi」がでてきちゃうのかが何回読んでも分からないんです…
>「saksi」を正確に発音すると「sakssi」と発音されるのであり それは「さくし」よりは「さっし」に近く聞こえるのです。
これは日本語の発音の話でしょうか?
「saksi」の発音が「さっし」になるということは、「さくし」は「sakusi」でないといけないということでしょうか…
せっかく丁寧にご回答くださっているのに、私の理解能力が低い為にきちんと理解できず申し訳ないです
No.2
- 回答日時:
>>たとえば 突破(トッパ)と突進(トッシン)接触(セッショク)と接近(セッキン)失敗(シッパイ)と失笑(シッショウ)は『ツ』なので t ということですよね 接は(ショウ)とも読みますが うしろがpやkであるのに促音になるのは、またなにか別の理由があるのでしょうか
すんごくいいご質問ですね、輸入された p t k のうちいちばん最後まで、子音で終わったのは、-t の漢字音です。ポルトガルからのキリシタンバテレンの書いた『日葡辞書』にも「日」を nit などと書いてあります。
そうすると次に来る音が p t k (サ行子音も ts でしたので入ります)になるとタ行音の「促音」のほかに tp tk の子音群が生まれ、第二次の「促音」が出来、その例が「突破」「突進」「突貫」「接触」「接近」「失敗」「失笑」「失敬」などです。
この p t k で終わる時期は、中国に留学した坊さんなど少数派以外は、日本語の音としては不安定だったので、混同も生じました。「立」はもと liep 見たいな音なので、「リフ」と日本語に入り、「建立」「コンリュウ」などに残っていますが、t で終わる漢字の中に迷いこんで、「設立」「セツリツ」のような間違いも定着しました。今では「立」は「リツ」と読むのが正しいように思う人も少なくありません。
「接」は 中古音が tsiap みたいな音ですから セフ > ショウ が正しい道で、「立」と同じように、非歴史的な「セツ」という読みができた例です。
またもや丁寧な回答ありがとうございます
スゴイお詳しいんですね!
すべてにあてはまるわけではないかもしれませんが、
『ツ』・『チ』+カ行・サ行・タ行・パ行→促音になる ということですね
『立』…私は『リツ』が正しいと思っていました…
促音になる言葉がないか考えていると、結構でてきますね
もう一つ疑問がでてきてしまいました
北方(ホッポウ)とか六本(ロッポン)って、『ク』+pで促音になるんですね
元々の疑問は回答いただきましたし、何度も質問で申し訳ないので、
もしお時間があって、答えてやろうと思っていただいたらで構いません…
ありがとうございました!
No.1
- 回答日時:
1。
これみんな中国からの輸入品、です。ご本家の中国では、標準語の北京官話ではなくなりましたが、例えば広東語などでは、中国の中古音の p t k で終わる音節が健在です。「作」の中古音は tsak のような発音でした。日本では「サク」になりました。次に来るのがカ行ですと、そのまま昔通りに k で終わるので kkとなり「作家」や「作曲」のように「促音」になります。
カ行以外の音が来ると作詞、のように「k」でなく「ク」になった「サクシ」になります。
2。p t k は日本ではどうなったか。
p は「フ」になりました。例、「十」ziep ジフ > ジウ > ジュウ
次に p が来ると「促音」になります。十本、十匹、十把一絡げ
t は「ツ」または「チ」になりました。例、「卒」tsiwet 「ソツ」
次に t が来ると「促音」になります。卒倒
k は「ク」になります。例、「作」tsak 「サク」
次に k が来ると「促音」になります。作家(ここは復習でしたね)
まこんなところでしょうか。
中国音は本当は複雑な音声表記が必要なのですが、ここでは終わりの子音だけが問題なので、普通のアルファベット文字で済ませました。
回答ありがとうございます
なるほどです!
さらに質問で申し訳ないのですが…
たとえば
突破(トッパ)と突進(トッシン)
接触(セッショク)と接近(セッキン)
失敗(シッパイ)と失笑(シッショウ)
は『ツ』なので t ということですよね
接は(ショウ)とも読みますが
うしろがpやkであるのに促音になるのは、またなにか別の理由があるのでしょうか
思いついたのがぜんぶ『○ツ』なので別ものかなと思いました
速効(ソッコウ)や宅急便(タッキュウビン)などは あてはまる! と思いました!
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