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2つ質問です。1.日本陸海軍の航空機の搭載20ミリ機銃についておしえてください。
日本陸海軍は仲が悪くて、共同利用や汎用性は一切考えなかった。それで、
海軍初の20ミリ機銃は零戦でスイスのエリコン砲、陸軍初の20ミリ機銃はドイツのマウザー砲だと理解してます。

採用砲が異なっていれば、修理部品や弾薬補充に汎用性がなくなります。アメリカは汎用性に徹していて、航空機は陸海軍ともブローニング砲です。
では、海軍内、陸軍内では統一性はあったのでしょうか。つまり、海軍なら一式陸攻、紫電改にも20ミリ機銃がありますが、エリコン砲ですか。陸軍でも4式戦や4式重爆もマウザー砲ですか。


2.現在の海上自衛隊の護衛艦の搭載砲でも
アメリカ製の3インチ砲とイタリア製の76ミリ砲
アメリカ製の5インチ砲とイタリア製の127ミリ砲
と2種類あります。
統一しなかったのでしょうか。

A 回答 (3件)

こんにちは



> では、海軍内、陸軍内では統一性はあったのでしょうか。つまり、
> 海軍なら一式陸攻、紫電改にも20ミリ機銃がありますが、エリコン
> 砲ですか。陸軍でも4式戦や4式重爆もマウザー砲ですか。

海軍は"は99式20mm機銃"が主力の20mm機銃だったと思うのですが、
逆にそれ以外のものってちょっと知らないです(試作とかは あると
思いますが)

陸軍では ホ5(2式 20mm固定機銃)ですかね。その前のホ1,3って
確か"試作"だったと思います。

99式のほうは数度改良があったものの、全く異なる銃(砲?)ではない
ので、"統一性"って言えば、まぁそうなんでしょうね、他に見当たり
ませんし・・・。

ちなみに、マウザー砲 って"MG 151/20"のことでしょうか?

確か はるばるドイツから潜水艦で、砲800丁、弾40万発輸入して、一部
の三式戦(飛燕)に載っけて"すこぶる評判は良かった"ものの、その後
コピーはおろか、整備も完璧に出来なくて"それでお終い"になったよう
な・・・。


> 2.現在の海上自衛隊の護衛艦の搭載砲でも
> アメリカ製の3インチ砲とイタリア製の76ミリ砲
> アメリカ製の5インチ砲とイタリア製の127ミリ砲
> と2種類あります。

両方とも護衛艦に載ってるのは確か"日本製鋼所"製ですね。いわゆる
"ラ国"(ライセンス生産/ライセンス国産)版のヤツ。

ちなみに弾も国産("ダイキン"製)ですね。


> 統一しなかったのでしょうか。

積めるなら、大きい砲のほうが そりゃ良かったでしょうね。
1発あたりの威力(投射量)は 5inchのほうが全然大きいですし。

でも、その(DD~汎用護衛艦~を 計画した)時に 入手可能な実用的な
艦載砲が他に見当たらなかったことや、何より砲熕システムとして
"軽かった"こと、DE(護衛艦)との弾薬共用を意図してたこと、などが
あって3inch(62口径 76mm砲)を採用したのだろうと思います。
もちろん 前述のラ国の兼ね合いもあるとは思いますが・・・。

やがて時代が進み、護衛艦もどんどん大型化してゆき、艦載砲に求め
られる能力も対空、対水上(ってもおおかた対小型舟艇レベルですが)
から"対地支援(攻撃)"も加わるようになってきて、やっぱ3inchじゃ
役不足だね、となり、うまいことに能力の高い5inch砲も現れたので
「じゃあそれにすっか」という事になり、今に至るんだと思います。
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大戦中のことは詳しくないので、回答は書きません。

たぶん、No.1さんの内容であっているのだと思います。

後半ですが、過去軍事産業にいた(私は航空関連でしたが)経験から、聞き及んだこと、当時の雑誌に載っていた情報を参考に書いておきます。

アメリカ製の3インチ砲と言われるのは、3インチ連装速射砲だと思われますが、これは初期の護衛艦に搭載されていた砲で、大戦中の空母の護衛武器として使用されたりしていた物の転用(ライセンス生産)だったはずです。後に5インチ砲になって採用されなくなった砲ですね。

5インチのアメリカ製は、確か型番がMK42だったと記憶しています(記憶違いでしたらお詫びします)。5インチ54口径単装速射砲というのが、正式名称だったと記憶しています。装備していた護衛艦の最終時期の艦が、しらねやくらま、たちかぜ型などでした。

イタリアの3インチ砲は、OTTOメララ3インチ単装速射砲と言われた物で、護衛艦の側面に書かれた番号で121号艦から装備され始めました(艦名を忘れました)。口径はそれ以前の物より小さいものの、次弾装填が人力から自動(機械装填)に改善され、乗員数を削れること、旧型砲と比較して高速で(確か1分間に最高40発程度発射可能だったはずです。旧型は確か十数発のはず)、しかも仰角(砲を上向きにする角度)が高くて、対空発射してもそれなりに弾幕が張れると言うことでの採用でした。

それまでの護衛艦は、空からの脅威に対抗するため対空攻撃力を重視した対空型護衛艦(くもとか、きりとか言う名前がつきましたね。みねぐもとか、あさぎりとか)、対潜水艦攻撃力を重視した対潜型護衛艦(雨型とかがそうでした。さみだれとか、むらさめとか言う名前がついてました)、対空ミサイルを搭載したミサイル搭載型護衛艦(あまつかぜやたちかぜ型というように、当時は風を名称にしてました)、ヘリを搭載したヘリ搭載護衛艦(はるな型としらね型)に分かれたました。

そういう中で登場した121号艦以降は、対空力も対潜水艦攻撃力も保有する汎用艦と位置づけられました。そのため、対潜水艦攻撃力として3連装短魚雷発射管2基、8連装(予備弾あり)アスロック対潜ロケット魚雷1基、対空兵装としてシースパロー8連装発射機1基、20mmヴァルカンファランクスCIWSを1基搭載し、通常兵器の艦砲は、当時最高速発射が可能であったOTTOメララ3インチ単装速射砲が、仰角が高いこともあって採用された物です。

5インチについては、アメリカ製は戦後直後の正式砲で、OTTOメララ社製を採用した頃は前述の通り既に旧式化していて、既に新型5インチ砲がアメリカでも正式化していたこと(アーレイバーク級に採用)、この新型砲の仰角が日本の本土防衛のあり方には低すぎ、当時はOTTOメララの5インチ砲の方が仰角が高く速射速度の速かったので、こんごう型にはOTTOメララ社製が採用されました。最新のあたごクラスでは、アメリカ製の最新砲に変更されてます。

自衛隊の護衛艦は、用途に見合う装備品をその都度決めてますので、統一することはできなかったのですね。

また、同じ型に統一すると言うことは、旧式武器を長期間使用することになり、使用期間中に他国がもっと高性能のな武器を開発して装備しまうため、自国の防衛力を落とすことになります。

使用する武器の国を統一すると言うことは、もっと高性能、用途にあった武器があってもそれを選べなくすると言うことです。

そして共に、将来自国開発しようにも、足かせになる可能性が高いですね。

実際にこれまで必要な用途に合わせて選んだおかげで、海自の艦隊艦ミサイルはアメリカ製のハープーン艦対艦ミサイルからASM-1 79式空対艦誘導弾を原型としたSSM-1に変わりました。空自でもアメリカ製対空ミサイルのAIM-7スパローの後継は、AIM-120アムラームではなく、日本製のAAM-4 99式空対空誘導弾に、赤外線誘導ミサイルもAIM-9Lサイドワイインダーの後継として、AAM-3 90式空対空誘導弾に、この後継はAAM-5 04式空対空誘導弾になってますね。

自国で生産できる物で自国を守る。そして他国を侵略しない、武装中立を目指すなら、足かせを付けない方がいいと思われます。

アメリカ製にばかりこだわった過去、自国生産しようとしたF-1の後継機種は、一旦自国開発に決まりながら、アメリカの茶々が入ってゼネラルダイナミックス社との共同開発になったら、開発期間は長くなるわ、生産コストは当初の予算の倍近くなるわ、生産費用の煽りで生産機数が減少してさらに高価になるわで、いいことありませんでしたしね。
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こんにちは。


うろ覚えですけど確か以下のようだったと思います。

>海軍初の20ミリ機銃は零戦でスイスのエリコン砲、陸軍初の20ミリ機銃はドイツのマウザー砲だと理解してます。

陸軍も海軍もエリコン製の機銃を採用(陸軍は試験導入?)していますよ。その後陸軍はマウザー砲に変更されました(飛燕当たりからですかね)。海軍ではエリコン製固定銃に独自の改良を加えながら爆撃機などの旋回銃などにも使われたようです。

>現在の海上自衛隊の護衛艦の搭載砲でも
アメリカ製の3インチ砲とイタリア製の76ミリ砲
アメリカ製の5インチ砲とイタリア製の127ミリ砲
と2種類あります。
統一しなかったのでしょうか。

統一しなかったわけではなく、それぞれの防衛計画策定時の護衛艦運用思想によって搭載砲も変更されたうようですね。例えば建造護衛艦の性格に合わせて、対空性能重視か、陸上砲撃力重視か、といった構想の違いにより搭載砲も選択されているようです(イージス艦に対空砲が必要かどうかとか、そういった考え方ですね^^)。

すっごく漠然としていますが、お役に立てば幸いです。
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