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電磁気学の理解度について

前回も同じような質問をしましたが、もう少しさまざまな人の意見を聞きたいので
また立てます。申し訳ありません。


自分は大学の電子工学科で、来年度に工学研究科に入学するものです。
専攻はアンテナ工学です。

それで質問があるのですが、電子工学などを勉強している学生は
どれくらい電磁気学を理解している、または理解しなくてはならないのでしょうか?
理学部・物理学科のような深い理論的な面まで要求されるのでしょうか。
長岡洋介先生の電磁気学I、IIは勉強しました。

ファインマン物理学や砂川先生の理論電磁気学のような上級者向けの
書物も理解しなくてはいけないでしょうか?
正直、上記の2冊は勉強不足で全然理解できませんでした。

また、工学部と理学部の電磁気学の必要性の差も教えていただきたいです。

長くなって申し訳ありませんでした。
お時間がありましたら、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

電磁気学は完成しているので、理学部においてであろうと、それ自体が研究の対象になることはありません。

(アインシュタインの相対性理論は重力と電磁気力とを統一しています。)

従って、理学部と工学部とで電磁気を学ぶ理由には大差ありません。一つは、道具として。もう一つは、他の科目を学ぶための参考として。

道具としての電磁気学ですが、理学部でも何か実験をしようと思えば、まず電磁気と無関係というわけにはいかないでしょう。逆に言えば、実験装置の原理を理解してデータを自分の頭で解析するには、多少なりとも電磁気学は必要です。

また、電磁気というのは比較的すっきりとした現象なので、他の科目を学ぶ上で参考になります。例えば、バネと重りで機械的な共振を考えても、コイルとコンデンサとで電磁気的な共振を考えても、数学的には同じ構造になります。その場合、色々な周波数で強制振動をさせる実験をしようとすれば、明らかに電子回路の方がきちんとした実験ができます。つまり、電磁気を学ぶことで力学の理解も進むのです。
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この回答へのお礼

そうですか。
他科を学ぶ上で重要になるとは考えてもみませんでした。
実際、制御工学で式の構造が似ているということはよくわかりました。
電磁気を学ぶことは理系にとっては教養みたいなものなのですね。

お礼日時:2010/07/10 08:39

長岡洋介先生の電磁気学は理解したんでしょうか?


それだったら、専攻のアンテナ工学を研究するには十分でしょう。
ちなみに僕は絵が一杯あるこれで勉強しました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4563022578

ついでに新しいこの本を手元に置いて時々読めば完璧でしょう。
http://www.amazon.co.jp/dp/4431727396
http://www.amazon.co.jp/dp/443172740X

工学部の電磁気学は使えないと話にならないんで、こんな感じで整理すればいいんじゃないでしょうか?
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/2010 …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
やはり理解にはビジュアルが大事ですよね。
図書館にこの本があったので見てみます

お礼日時:2010/07/10 08:36

電磁気学、大の苦手の化学屋です。


>工学部と理学部の電磁気学の必要性の差
理学部の電磁気学:量子論や場の現象の理解のための手段でもあるしそれ自身まだ未開の部分があると感じます。アインシュタインは電磁気学と一般相対論を統一しようと死ぬ迄苦労したそうですが、誰にも評価されていません。
工学部の電磁気学:道具として使えなきゃ不便でしょ。アンテナ工学なら余計に、現実はどのようなものか、理論とはまた別に知る必要があり、また通信の理論、電波伝搬と整合性が必要なんじゃないでしょうか?
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この回答へのお礼

そうですか
やはり道具として使えないと不便ですよね
専攻が専攻ですから。
道具として使えるようがんばってみます

お礼日時:2010/07/10 08:41

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