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野手の新評価法を考えました。

走攻守トータルで、優れた選手の評価法です。
ただし、極力チーム状況の影響に関係なくかつ
チームへの貢献度を評価したいので、

まず、打者としての指標として塁打数を使います。

次に、走者としての評価として、
(盗塁成功数-盗塁失敗数)×2を使います。
これは、通常1塁分しか進めない場合を、
足の速さを生かして2塁分進める目に見えない
活躍を考慮して、2倍にしました。

次に、守備の評価として
(-エラー数)×2を使います。
これは、エラーが少ない人ほど、ファインプレーも
多いだろうということと、エラーやファインプレーで
一塁分以上の損失・利益をチームにもたらすだろうと考えて、
×2です。

最終的に、
塁打数+(盗塁成功数-盗塁失敗数)×2-(エラー数)×2として、
野手を評価するとしたら、
日本のプロ野球やメジャーリーグで今年(去年でもいいです)、誰が
トップ10に来ますか?

A 回答 (5件)

やってみました。

手作業なので間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。

まずは元となるデータから。2010年のセリーグ9月8日終了現在の数字です。
数字の中身は、塁打数+(盗塁数-盗塁刺数)*2-エラー数*2です。(*は×の意味)
(塁打トップ10)
1和田 一浩(中)=290+(5-0)*2-0*2
2ラミレス(巨)=289+(1-2)*2-3*2
3ブラゼル(神)=286+(1-0)*2-6*2
4坂本 勇人(巨)=273+(12-4)*2-19*2
5マートン(神)=257+(10-6)*2-1*2
6阿部慎之助(巨)=257+(0-0)*2-3*2
7森野 将彦(中)=253+(2-2)*2-18*2
8小笠原道大(巨)=249+(1-0)*2-17*2
9青木 宣親(ヤ)=244+(18-4)*2-1*2
10城島 健司(神)=236+(8-4)*2-7*2

(盗塁トップ10)
1梵 英心(広)=200+(35-12)*2-5*2
2石川 雄洋(横)=159+(34-11)*2-6*2
3福地 寿樹(ヤ)=61+(22-4)*2-1*2
4脇谷 亮太(巨)=146+(21-4)*2-3*2
5赤松 真人(広)=106+(19-4)*2-0*2
6荒木 雅博(中)=187+(19-7)*2-19*2
8天谷宗一郎(広)=90+(17-10)*2-4*2
9松本 哲也(巨)=93+(15-3)*2-0*2
10長野 久義(巨)=197+(12-4)*2-5*2
(青木と坂本は重複しているので省略)


これを計算しますと以下のようなランキングになります。

1和田 一浩(中)300
2ラミレス(巨)281
3ブラゼル(神)274
4青木 宣親(ヤ)270
5マートン(神)263
6坂本 勇人(巨)251
7阿部慎之助(巨)251
8梵 英心(広)236
9城島 健司(神)230
10小笠原道大(巨)221
11森野 将彦(中)217
12長野 久義(巨)203
13石川 雄洋(横)193
14脇谷 亮太(巨)174
15荒木 雅博(中)173
16赤松 真人(広)136
17松本 哲也(巨)117
18天谷宗一郎(広)96
19福地 寿樹(ヤ)95

正直なところ、ベスト10には塁打ランキングの1~10位がほとんどで、盗塁数1位の梵が8位に浮上しているだけです。

塁打数ランキングとの比較で大きく順位を上げたのが青木。下げているのが坂本・森野・小笠原です。
青木は外野手ということでエラーも少なく、盗塁で数字を稼いでいるのでこの順位になりました。
下げてる3人の特徴は三遊間を主に守る選手ということです。
内野手、特に二三遊は外野・捕手なんかと比べてはるかにエラー数が多くなるので、同じ土俵で比べると必然的に不利な数字が出てきます。

エラーを含めるのならば、二三遊撃手と捕一外野手など、違うポジションの選手を比較するのはなかなか難しいと思います。


以下余談ですが、塁打数と盗塁数を含めた指標であれば、セカンダリーアベレージ(SecA)というのがあります。

式はSecA=(塁打数-安打+四球+盗塁-盗塁死)÷打数
置き換えるとSecA=(二塁打×1+三塁打×2+本塁打×3+四球+盗塁-盗塁死)÷打数

打率というのがシングルヒットでもホームランでも分子に1しか加算されないのに対し、SecAでは二塁打で1・三塁打で2・本塁打で3・四球で1・盗塁で1・盗塁刺で-1が加算されます。(シングルヒットでは加算されない)
この指標ならば「二塁打」と「単打+盗塁」が同じ価値で扱われるので、盗塁の価値をある程度評価できてる指標ではないかと思っています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
感動しました。
森野は、本当に守備が下手でチームの足を引っ張っている印象が
あるので、その傾向はとらえたと思います。
ラミレスが外野手なので、エラーが少なく、守備の下手さにより、
チームの足を引っ張っている印象より数値が下がりませんでした。
これは、この指標が適切でないことを表していますね。
ポジションによって異なる守備機会による違いについての評価法は明らかに再考すべきですね。
青木と梵の数値が上がったのも、青木と梵の足の評価をある程度とらえましたね。

しかし、確かに全体的に打者としての能力が強めに出てしまった感じが否めませんね。
少なくとも、(盗塁数-盗塁刺数)*2-エラー数*2
の係数2が妥当ではないと思います(もっと大きいほうが良いと思う)

secAという指標ですが、僕がつくった指標の係数を1にしたものに近いですね。
それに四球が加わっている。さらに打数で割っているので、平均的な数値を出すという
意味で違っていますね。
確かに、四球は含めたほうが、よさそうです。

お礼日時:2010/09/10 23:02

盗塁数はチームの編成・状況によりますから、


その数字だけを評価に組み込むことが妥当かどうか。
例えば今季の広島は盗塁数がダントツに多いです。
しかし、チームの総得点は低く「攻撃力」のあるチームとは言えない。
得点のためにするはずの盗塁が必ずしも得点に直結していないとすれば、
これをどう評価しますか?

消化試合数の差があるので厳密な数字とはいえませんが、
広島は打率・二塁打・本塁打がリーグワースト、
出塁率はリーグ5位、
規定打席到達者は3人のみで打点が最も多いのが栗原の55。
(ラミレスの約半分)
得点圏で期待できるレギュラーは東出、梵、栗原、廣瀬だけ。
(しかも栗原は途中故障離脱、東出は故障で終盤離脱)
これらの要素から分かるのは広島が、

・バットに当てることはできるがヒットの率が低い。
・出塁率が悪い上に長打率が低いので、ランナー1塁から得点する確率が低い。
・得点圏打率が低いので分母となる得点圏の数自体を増やす必要がある。
・アウトカウントを使わずに得点する確率が低い。

というチームであること。
アウトカウントを使わずランナーを進めるために盗塁が必要だからしている訳です。
盗塁企画数が多いから当たり前ですが、盗塁死もリーグ1。
タダでさえ低い出塁率なのに盗塁死でチャンスを潰している。
そして盗塁のサインが出るとバッターはバッティングを制限されます。
絶好球が来ても見送らざるを得ない場合がある。
得点圏を作っても悪いカウントから打たねばならない場合もままある。
追い込まれると長打が出にくいのは当たり前の話です。

これでは結局得点力減少の悪循環です。
走れる選手だから走らせるというのはあるでしょうが、
後続バッターの信用が低いから沢山走らせていると言う要素もまたある訳です。
逆に盗塁を多用するから後続打者の数字が下がっている可能性も否めない。
毎度初球に走れて、かつボール球になっているなら別ですが。
逆に、盗塁するそぶりを見せて実際にはしないが、
投手に影響は与えており、次打者の打撃に有利に働く場合もある。
この場合盗塁という数字に繋がらなくてもチームに貢献しています。
二塁打と盗塁を同等に扱ってはいけないのはここです。
良くも悪くも次打者の打撃に影響するのです。
盗塁死のリスクを冒す必要もなくチーム全体の打力が高い場合もあります。
必然的にチーム全体の盗塁企画数が減る。
「盗塁数」はチームへの貢献度を本当に図れる指標なのかどうか疑問です。

守備に関しては他の方が仰るように、
上手い・守備範囲が広いためにエラーが増える選手がいます。
その逆も然りです。
また二遊間と一塁・三塁、内野と外野を同じ水準で比較するのは無理です。
守備の質が全く違います。
ホームグラウンドによる違いもあります。

屋外・内野天然芝(スカイマーク、マツダ)、
屋外・内野土・外野天然芝(甲子園)、
屋外・人工芝(神宮、横浜、マリン、クリスタ)、
屋内・人工芝(ドーム球場)、

で内野守備の難度は全く違います。
例えば遊撃手で比較してみると、
屋外・内野天然芝の梵5、屋外・内野土の鳥谷7と、
屋内・人工芝の坂本・荒木19、川崎13、中島11。
これらは数字以上の開きがあります。

エラーしにくい外野で5つエラーをしている長野と桜井と、
鳥谷・梵は比較にもなりません。
長野・桜井の守備が悪いのも確かですが、
金本やラミレスの守備がそれより良いかと言われるとまた微妙な話。
外野守備の能力はエラーと言う数字には出にくいものです。

内野の20エラーは外野での何エラー分に相当するのか?
内野でも遊撃の20エラーは三塁の何エラー分に相当するのか?
そこが検証されていないのに単純比較をしても意味がない。
守備の負担が大きいポジションの選手は必然的に打撃成績が落ちます。
例えば二遊間で守備が優れている上に年間30本ホームランが打てる選手は希少です。

仰る指標だと、

・「外野手」「三塁手・一塁手」
・「盗塁が出来る」or「長打が打てる」

タイプの選手が優遇されるのが目に見えており、
走攻守全てを網羅して「優れた選手」を見極める指標にはなりえません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>得点のためにするはずの盗塁が必ずしも得点に直結していないとすれば、
これをどう評価しますか?

チーム状況により変化するものを極力除くというのが、この指標の目的でも
あるので、それはむしろ排除したい点にあたります。

>「盗塁数」はチームへの貢献度を本当に図れる指標なのかどうか疑問です。

>守備の負担が大きいポジションの選手は必然的に打撃成績が落ちます。


など、おっしゃっていることはよくわかりますがかなり、レベルが高いですね。
現段階のレベルから10ランクくらい上のことで、
残念ながらそこまで論ぜられるレベルではないですね。
でも、そこを考慮することは重要ですよね。

>内野の20エラーは外野での何エラー分に相当するのか?
>内野でも遊撃の20エラーは三塁の何エラー分に相当するのか?
>そこが検証されていないのに単純比較をしても意味がない。

内野のエラー1を標準として、
(外野の修正エラー数)=(実際のエラー数)×(内野のプロ野球年間全守備機会数)/(外野のプロ野球年間全守備機会数)を使えば、
少なくとも、今の指標よりは、外野と内野の不公平感をなくすという点では良くなる気がします。

お礼日時:2010/09/10 23:20

どうしても気になることが2つあります。


まず走者の評価ですが、盗塁が走塁の全てではないと思います。盗塁は特別な技術が必要なので、ただ足が速いというだけでできることではないです。また普通の走塁は、盗塁できるほど足が速くない選手や、足が速いけど盗塁が得意でない選手でも、果敢な走塁をする選手がいます。走塁の良し悪しはチームカラーにもよるように見受けられます。

守備も、「エラーが少ない人ほど、ファインプレーも多い」とありますが、そうとも言えないと思います。守備範囲が広く、追いついてしまったばかりにエラーが付いてしまったという例もよく見ます。逆に動きが緩慢で、「別の選手なら追いついているのに」という当たりでもあっさり抜かれるプレーも結構見かけますよ。

守備や走塁を含めた野手の評価をするというのは、とても面白い発想ですし、個人的には好きです。でも、上記のように記録に現れにくいのも現実で、難しいですね。
散々突っ込んどいてなんですが、興味深く読ませてもらいました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
妥当な意見だと思います。
野手の総合的な評価をする指標が、存在しないので、
打率や打点と同様に、なるべく簡便な手法で
総合評価の指標をつくれないか考えた結果、こうなりました。

皆さんおっしゃる通り、突っ込みどころ満載で、
論ずるに値しないほどのできですが、
様々な観点から適切な評価をしようと思ったら、
下に書いたとおり、相当な労力が必要になりそうです。

まずは、打者・守備者・走者としての、それぞれの適切な評価指標をつくって、
十分に検討した上、それぞれを統合する方法を模索するという形で、どこかの誰かが研究して
作ってくれたら面白いですね。

お礼日時:2010/09/10 22:43

突っ込みどころはたくさんありますが、結論としては使えないでしょう。


野手の評価を単純に数値化するというのは非常に難しいことです。
私個人としては数値だけでスポーツを見るのは嫌いなので数値だけではなく複合的に評価したいです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
非常に困難ですが、やろうと思えば、野手の総合的な優秀さを
評価できる指標は、大量のデータを高度な数学により解析することや
適切な評価法の確立により、数値化できると思います。
やろうとする人はいませんが。。
大学の研究でやってみたいくらいです。
スポーツパフォーマンス評価学みたいな学問があればなぁ・・

お礼日時:2010/09/10 22:31

 打者としての打点も考慮に入れてくださいね。


誰もいないときにヒットを打っても、もしくは大量得点差のときに勝ヒットを打っても満塁の時に凡打じゃあまり貢献したとはいえません。

 あと、盗塁に関しては大量得点差のときに盗塁はしないという不文律がありますね。
そのあたりをどう加味するかです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
妥当な意見だと思います。
それを評価するのが、打点ですが、これもチーム状況により変化してしまいます。

お礼日時:2010/09/10 22:23

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