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交流磁界と電磁波は何が違うのでしょうか?
交流磁界は磁界が変動するので電場もできて結局電磁波になるのでしょうか?

A 回答 (2件)

交流電磁場のうち特に磁場に着目したときを交流磁場といいます。

たしかに、理屈から言えば、交流磁場は磁場が変動するので電場もできて電磁波になるのですが、問題は、その強度です。電磁波が放射される原理は荷電粒子の加速度運動です。運動する荷電粒子の周囲には電磁場ができますが、特に遠方まで到達する成分(荷電粒子からの距離に反比例して減衰する成分)を電磁波というのです。電気双極子で考えた場合、電磁場の強度は双極子モーメントの2階の時間微分(加速度)に比例しますから、低周波の交流磁場から放出される電磁波の強度は非常に弱くなります。低周波の場合には、電磁波と言う用語はあまり使われず、主に、「低周波電磁場」と言われることが多いですね。
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この回答へのお礼

丁寧なご説明ありがとうございます。
周波数が低い時は生じる電場の強度が小さくなるのですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2010/09/24 21:20

 「交流磁界と電磁波は何が違うのでしょうか?」


 交流磁界は、時間と共に変動する磁界であり、その言葉そのままです。
 電磁波は、交流磁界から交流の電界が発生し、または交流の電界から交流磁界が発生し、それらの相互作用で、電磁エネルギーが波として進行するものです。Maxwellの波動方程式がそのことを表しています。
 「交流磁界は磁界が変動するので電場もできて結局電磁波になるのでしょうか?」というのは、まさにその通りです。
 但し、一般的に言って、「交流磁界」といっている場合、大抵、コイルが電磁波のアンテナとして機能するよりも周波数が低く、磁界を発生しているコイルから発せられた交流磁界エネルギーは空間に殆ど飛び出さず(=電磁波として殆ど出て行かず)、交流の供給源に戻ってしまうケースだと思います。このような場合、誘起される電界が弱いので、「交流磁界」と言ってよいと思います。コイルのループが波長に比べて非常に小さい(1/100とか)場合など、基本的にそうなります。

 抽象的な説明ですが、少しは理解してもらえたでしょうか?
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この回答へのお礼

丁寧なご説明ありがとうございます。
交流の供給源に戻るというのがよくわかりませんが
あとで自分で調べてみます。

お礼日時:2010/09/24 21:22

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