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星新一<さっか>の本は、なぜ面白いのか、おしえてください。

A 回答 (7件)

 最後には本人の才能ということになるんでしょうが、いろいろ読み散らかしてきた体験によると、小ネタを斬新な切り口で表現していることかと思います。

ただの、作文、小説、文学の違いを、私は文章の操り方ではないかと思っています。
 そうやってみると、常識的な小ネタを山場にして、なぜ、どうしてといった疑問や謎から表現することで、ラストまで引っ張っていく文体が、本人だけの才能の現れかと考えています。
 この謎をきっかけに、一気にその世界へ引きずり込む、マイケルクライトンの作品にも通じるものを感じます。特にキャラ造形がわりかし簡素(星作品では,ほとんどF氏)で、だれでも感情移入しやすいことが特に似た者同士のように思います。さらに、星作品を少し長めにすると小松左京氏の小中編。また小ネタの表現では、藤子不二雄の小編群に共通したものを感じています。(例えば、日常生活の中に幽霊が現れる。→オバQ、日常に悪魔→怪物くん etc)
 一度「明治・父・アメリカ 」という星氏の父親のことを書いた本ですが、一読してみてください。ショートショートとは全く別物の文体で驚かされます。生前、父親の一生を書き留めておきたいといいつつお亡くなりになったことを聞いて、まことに残念な気持ちです。
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なぜでしょうかね。



アイデアもありますが、起承転結を強く意識したストーリーがいいんじゃないかと思います。
読み手が理解しやすいし、整理しやすいのではないでしょうか。
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ショートショート、もしくはショートストーリーといいます。

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私も以前、氏がどんどんあの独自の超短編SF小説(コント?)を書き続けていたときに、リアルタイムで読んでいた時期がありましたが、その奇抜なアイデアと見事な視点にうなることがしばしばでした。



文芸作品の面白さといったものを分析しても、面白いから面白いんだとしかいえないことがしばしばですし、一般的なことでまとめても、それでどうなんんだ?ということにもなりがちです。私には彼はなぜ面白い?に対する回答は持ち合わせていません。申し訳ありません。

ご参考になればと思い、最相葉月氏の 星新一評論「1001の小説を作った男」だったか?を推薦します。
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いろいろ意見があると思いますが、本を作る側からみると、プロだから、だという答えになるかと思います。



星新一さんはなりたくてなった、書きたくて書いたという作家さんではありません。
世の中には、同人肌、芸術家肌の作家さんは大勢います。新人の作家さんは、編集者や色々な人に指導され、縛られ、世に出て行きます。ただ、多くの作家さんは、賞を取ったり、売れて一本立ちすると、デビューしたトコから離れていきます。自分自身、自由に書きたくなるんですね。中には、受賞会見時に全く嬉しそうな様子でない人もいます。受賞作を自分が書いた作品と思えないくらいに直されてしまったため、愛せなくなっているんですね。

星さんは、親の大きな会社を受け継ぎ、社長兼オーナーでしたが、官の圧力で倒産させてしまいました。
大きな負債を負いましたが、大企業を倒産させた2代目のボンボンを雇う人はいません。で、返済のため作家になったという方です。
私は、彼は、文才を持ってはいなかったと思います。その分、皆に読んでもらうための精一杯の工夫をし、計算し尽くして作品を作っています。
だから、彼の作品は、文学というよりもとても読みやすく書かれた説明書に近い。作家が書いたというよりも、理想的なビジネスマンが書いた文なんです。だから、文学に疎かったり初心者に愛されるし、そういう位置づけの作品が必要なことを支持されますが、文学や芸術、深さを求める人には好かれにくい。

わかりやすさ、読みやすさが、面白さの根源で、彼が書き手としてプロだったからじゃないかと思います。
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面白いと思う人もいるだろうし、面白くないという人もいるでしょう。

1万人にアンケートを取りこの作家は面白いという人が100%の作家さんがいたら、会ってみたいです。人それぞれ好みのジャンルもあるでしょうし、一概に星新一が面白いとは言えないと思います。多分、回答を寄せてくる方々は皆「ここが面白い、こうゆう所が面白い」という方ばかりでしょう。質問の主旨がそうですから。正の意見だけでなく負の意見も聞く事が大事だと思います。「星新一の作品をどう思いますか?」という質問の仕方の方が「負」の面も見えて良いと思うのですが。
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古典SFのジャンルに入り、


SF理論に基づいて書かれているため、
リアルなんです。

それに作家のユーモアが加わって面白くなります。

近年放映されたNHKの星新一ショートショートは
海外で賞を取りましたね。

もう発売されたかは定かではありませんが、DVD化されましたので、
ぜひ見入ってください。

面白いのは確かです。
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