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遺骨なし父の改葬時の納骨
父には遺骨がありません。昭和20年7月にフィリピンで戦死したことの死亡告知書があるだけです。その父を,最近なくなった母は骨壺なしで墓地にまつっていました。母はフィリピンへの遺骨収集団にも参加したことがあるかと記憶しますが,遺骨収集の成果はなかったのでしょう。
 母の死を機会に遠地の墓地から父を改葬するに際し,骨壺を用意した上で開眼供養と納骨供養を行いたいと考えています。父が死んでからもう65年がたち15年前には50周忌もすませてありますが,改めて骨壺を用意したいのです。骨壺に何をおさめるべきか。似たような境遇の方の事例に接し,それを参考にしたかったのですが,そのような事例に出会えていません。
 問題は骨壺の内容物です。父の閉眼供養をおこない墓石なども撤去し,骨壺なしを確認した上で納骨室の小石と土を石材屋さんが袋に収めてくださって持ち帰ってあります。残念ながら父が所有し使用していた物品は残っていません。残っているのは粗末な紙に書かれた死亡通知書と木片です。木片は小ぶりの位牌サイズで,表には「故XXX之霊」と書かれています。裏には何も書かれていません。XXXには父の戦死時の職位と氏名がはいります。この木片は死亡通知と同時か同じ頃に遺骨代わりに送られてきたのではないかと推察していますが,真相は調査していませんので知りません。
 骨壺には,木片と死亡通知書はいれたいのですが,その考えは健全でしょうか。お墓から持ち帰った袋入り小石と土も袋ごと骨壺にいれた方がよろしいのでしょうか。

A 回答 (1件)

僧侶の者です。



結論から申し上げますと、スレ主様のお考えは健全です。

私が以前、山務していたお寺の墓地には戦没者のための区画があって、そこにご埋葬されていた方々の骨壺の中には、あっても遺髪であり多くは「木片」だけしかありませんでした。当時は平時ではなかったので、やむを得ない事でしょう。

ただ、死亡通知書はご尊父様がこの世に存在して、お国の為に犠牲になられた証しでもありますから、お手元に大切に保管されてもかまわない思います。

又、遠地の墓地の小石とお土ですが、骨壺にお入れになってもよいでしょうし、新規墓地のカロートの中に土が露出している部分があれば、そこにまかれてもよろしいかと思います。

いずれにしましても、息子様の今回の手厚いご供養によって、混乱の時代を女手一つで子育てをされた亡きご母堂様もそのご苦労が報われ、お国の為とは言いながら無念の最後を遂げられたご尊父様も、きっと安心して永眠されることでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答を頂戴し気持ちが楽になりました。ありがとうございます。

父の改葬時納骨はつぎのようにすることにしました。

骨壺には,戦死時軍隊内職位と氏名を真ん中に配して「故xxx之霊」と墨書されている「木片」だけをおさめることにします。「死亡告知書」は死亡の証として葬る必要はなく,生きていたことの証として保管してもよいとの僧侶の言葉は大変ありがたく,大切に保管することにします。

もとの墓から持ち帰った小石と土はカロートに撒くことにします。霊園の事務所に質問したところ,土が露出している部分があるとのことでした。

死亡してから65年もの間,骨壺なしできたのになぜ今更そんなことを,という意見も親族の中にありますが,僧侶の言葉に励まされて骨壺を用意することにします。

ほんとうにありがとうございました。重ねてお礼申しあげます。

お礼日時:2010/11/05 10:52

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