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もう30歳半ばの中年なんですが、ちょっと長い文章だと、筆者が言わんとしていることが全然理解できません。そもそも各論を理解できないので、図示することすらできません。

例えば、今たまたまこの記事を見たんですが、要するに何を言っているのか(言おうとしているのか)、まったく理解できません。

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/961

このままだとやばいと思い、読解力を付けたいと思っているんですが、どういうトレーニングをすればよいでしょうか? 読解力を付けるのにいい本ってありませんか?

とても悩んでおり、切実です。

A 回答 (4件)

 論理的に書かれていないエッセイや、ろくに推敲されていない文章を読むときは、細部を読み込まないことです。

段落ごとに大ざっぱな趣旨をチェックするといいでしょう。

 実例を出しましょう。まず、この文章はルール派と道徳派の対立構図が描かれているであろうことは予想がつきますよね。
 対立構図を描こうとすると、最初にルール派の意見陳述があって、次は道徳派の反論があって……というタイプの文章になることが予想されます。つまり段落ごとに、ルール派か道徳派かに寄った文章になっているはずです。まずはそれを読み取ります。
 特にチェックするのは、各段落で主張されている内容が実例か憶測か、断言しているか「だと思う」といった弱い調子か、といった点です。細かい字義などは適当に読み流して結構です。

「道徳とルールには溝がある」
1段落 対立構図の確認
2段落 道徳派の主張(「だと思う」付き)
3段落 ルール派の主張(実例)
4段落 対立構図の確認
5段落 両方の主張(道徳派の主張には「だろう」が付いていて、ルール派の方は断言している)
6段落 ルール派の反論
7段落 対立構図の確認

 かなり流し読みしてポイントをチェックしただけなのに、大変大きな収穫がありましたよね。
 道徳派寄りの文章には全て「だろう」とか「だと思う」が付いていて、実例も反論も挙がっていないのに対し、ルール派寄りの文章には実例と反論が含まれているのです。
 つまり筆者はルール派だということです。しかも、一見中立の振りをしながら一方的に道徳派を批判したい意図が透けて見えるようではありませんか。

 この時点で、公平性のない文章であろうことはほぼ確定的なので、あとは読む必要もない、と判断できるわけです。
 まあ、読んでみましたが、ほぼ推測通りの展開でしたね。

 なぜ読みにくいかというと、下手に中立を装うとしているからです。よくわかってもいないのに道徳派の意見を代弁したり、気を遣っている振りをするからこんなまわりくどい文章になる。もっと素直に、道徳じゃ世の中はうまくまとまらない、人間社会には明文化されたルールが必要なんだと主張すればいいのですよ。

 さて、読解力についてですが、記号論の基礎を修得して構造主義の基礎的な考え方を身に付けることができるならば、それが一番実用的かつどんな場面でも使えて便利ではあります。
『はじめての構造主義』(橋爪大三郎・著 講談社現代新書)と『記号論への招待』(池上嘉彦・著 岩波新書)の二冊が、初学者向けの本となります。

 ただ、長い文章を理解できないとおっしゃる方が、これを読めるかどうかは心配です。
 次善策としては、PISAの読解力テストってありますよね? あの問題と解説を手に入れて解いてみて、答え合わせをして、間違ったならなぜ間違ったのかを確認してからもう一度解き直してみてと一問一問丁寧に向き合ってみることと、新聞の社説やコラムを読んで、筆者は何を主張しているのか、その主張に根拠はあるのか、反論の余地はないかを、毎日ノートに書いていく練習をするのを提案しておきます。ブログとかでもいいですよ。
 PISAの読解力テストの問題はかなり実用的なので、社会人とにっても有益です。やっておいて損はありません。
 新聞の社説は一見中立を装いながら、目茶苦茶な意見を主張していることが多いので、彼らの論理の破綻を突っつく練習は、文章読解の技術を磨くには格好の材料です。しかも、常に破綻しているわけでもないから、まともな文とダメな文を見抜く目を鍛えるにも役立ちます。
 でまあ、社説で物足りなくなってきたら、紹介した新書に挑戦してみるといいでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
論理的な説明で、ものすごくわかりやすいです。

教えて頂いた読み方を参考に、元の文章をもう一度読んでみます。

PISAも知らなかたので、これから調べてみますね。

お礼日時:2010/12/29 10:30

私も理解不能でした。



道徳、ルール、規則などが使い分けられているのですが、最初にそれぞれの語の意味の規定がされていないので本人以外その違いがわからないまま書き進められているからでしょうね。

もうひとつは「あれ」とか「それ」が何を指しているのかわかりづらい。
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一読して理解に苦しむ文章です。


道徳というものが必ずしも穏やかな信頼関係を作る有効な手段とは限らない。

ルールの好きな人はそこに参加する人が自分の利益のために利己的な保身に走り
ルールを最優先して守れば結果として抑制の利いた穏やかな関係が作られる。
自分の利益のためにルーるを守るのなら、

自分に不利益なルールはどうして守れるのだろうか、矛盾ののある文章です。
もう少し明快な論理の組み立ての文を読まれたほうが勉強になると思います。
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私も添付下さったコメントを理解することが甚だ困難でありました。


要するに参考にされる文例がまずいのだと思います。
最近のものですと、茂木健一郎氏の書かれたもの等は明晰な文章で良いと思います。
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