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原子力発電について、色々な賛成・反対のホームページを見て勉強しているところですが、
反対派のホームページでは「放射能漏れ」「放射能で汚染された」「放射能を浴びた」というように、
放射性物質・放射線・放射能という単語が「放射能」という言葉で混同して使われているようです。
電力会社や賛成派のホームページではそれぞれの違いについて解説がありました。

反対の意見を持つ方はあえてこれらの言葉を混同して「放射能」という言葉を使っていると思うのですが、その理由はなんでしょう?

原子力発電のデメリットを論じるにしても、これらの言葉を混同していては不便だと思うのですが…

また、賛成派・反対派の両方の情報を得た者にとっては、
この混同した使い方は「我々の原発に対する嫌悪感を煽るため?」と
あまり印象が良くない(冷静な議論をする姿勢ではなさそうに思える)と思うのですが…

A 回答 (7件)

推進派の人は専門家または関係者だから、意味を良く理解しているし、突っ込まれない様に言葉にも気をつける。



反対派の人は専門でない人が多いから、言葉の多少の違い(厳密には誤用でも)は気にしない。

無関心の人は誤用と言われれば、そうか、と思い、心の中ではどうでも良いや、と思っている。
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この回答へのお礼

とてもシンプルでわかりやすいお答えです。
なるほど、納得しました…ありがとうございます。

お礼日時:2011/02/07 21:34

>この混同した使い方は「我々の原発に対する嫌悪感を煽るため?」


そこまで深い意味はなく、醤油を正油と書くのと同レベルだと思います。
何故そうなるのかの理由はNo1の方の仰る通りだと思います。
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「放射能」というのは、「放射性物質」の略の意味でつかっているんじゃないかと思います。



「放射能が漏れる」とか、「放射能で汚染された」とか、
どちらも放射性物質が長い時間かけて放射線を撒き散らすことがとても危険だというイメージがあります。
実際、わからないで反対している人と違って、わかった上で反対している人は、このイメージで「放射能」という言葉を使っている気がします。

私の場合、
近くで原子力発電所が問題起こして多少放射線浴びても関係者対して怒りを覚えるけど、
原子力発電所もないと電力まかなうの大変だしなぁと諦めぎみでしょうが、
放射性物質を撒き散らされたら、
殺意に近い感情を持つと思います。
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挙げられた例から言えば、放射能を浴びたと言うのは「放射性物質が降りかかった」のでなければ、恐らく「放射線を浴びた」の間違いだと思いますが、放射性物質と放射能を分ける意味は無いと思います。

他他の方から指摘があった様に、放射性物質と放射能を同じ概念とする事は、両者が分離して存在する場合が無い限り、混同ではなく用語の統一になると思います。

3つの言葉は何れにせよ被爆リスクを指すので、リスク全体を論じるのにはひとつで表現し、リスクを低く感じさせたい側はなるべく分離すると言う事でしかないと思います。

原子炉等に係わる管理においては、外出時に放射線量を測定して付着した放射性物質が外部に出ないようにしますが、その時に当人は被爆している訳です(内部の人は自嘲しています)。
被爆量を管理するのは本当にコアの部分でだけしか行なわれず、下請け作業者は除外されています。

放射線被爆量と放射性物質量は合算できませんが、リスクを論じるならそういった全てをあわせるべきで、本来なら管理者側が合算した指標等を用意すべきだと思います。
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少し違いますが、原電が安全だ。

安全だと言うたびに、そんなに安全なら、茨城や福井など田舎で送電ロスの高い所に作らずに、東京や横浜に何故作らないと言う奴が友達にいます。
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学術的にみれば、間違いなく使い分けられなければならないでしょう。


「放射能」と「放射性物質」と「放射線」を、「照明」という概念に変換するならば、
「光を出す能力」と「光を出すもの(たとえば懐中電灯)」と「光そのもの」といった感じになると思います。
なので、意味は間違いなく異なります。

で、本題ですが、
>反対の意見を持つ方はあえてこれらの言葉を混同して「放射能」という言葉を使っていると思うのですが、その理由はなんでしょう?
うーん。推測になりますが、区別する必要性を感じないんじゃないのでしょうか。
報道でも大体の場合「放射能」という言葉が使用されます。
(とくに「放射能漏れ」のフレーズは良く使われます。)
そして、前の方々が答えられているとおり、ニュースでの使い方でも、
「放射能」=学術的な意味での「放射性物質」または「放射線」
であり、それが一般のイメージ(または言語の意味)として定着しているのだと思います。
なので、意図的に嫌悪感を煽るため、ではなく、まず第一に一般に周知されている意味の伝わる言葉だから、だと思います。

ただ、「放射能」が言葉として使用されるニュースは大抵悪いニュースばかりです。
また、日本は原爆の被爆国として、「原子力」系に対して、先天的な恐怖感・負のイメージがあるのだと思います。
このため、結果的に「放射能」という言葉に悪いイメージが付きまとってしまい、「放射能」という言葉で嫌悪感を煽っているように見える、のだと思います。
(あと、「放射性物質」と「放射能」では「放射能」の方が文字数/音数が少なく、発音しやすい、ということもある気がします。)

>あまり印象が良くない(冷静な議論をする姿勢ではなさそうに思える)と思うのですが…
これはなんともいえません。
個人的には、一般の方が「放射能」と呼ぶ事については、上記の理由により、しかたが無いと思いますので。
(自分が原子力にある程度近い人間だから、かもしれませんが…。)
ただし、発言に数字を扱っている場合、その数字が何を意味するのか、は必ず考えなければなりません。

以上、長く書きましたが、ご参考までにどうぞ。

※言葉の話が出たのでついでですが…
放射能(この場合正確には「放射線」)に関して「被ばく」という言葉がありますが、漢字で書いた場合は「被曝」(「火」へんではなく「日」へん)が正しいです。
「放射線に曝(さら)される」という意味だからです。
日本では原子爆弾の印象が非常に強いのと、読みが同じため、よく変換ミスをしてしまいます。
(ただし、原子爆弾などの爆弾での攻撃、核攻撃を受けるものに関しては、被爆とも取れるので混同に注意しましょう。)

※参考URLにATOMICAというインターネット原子力百科事典へのURLを記載しておきます。
日本語でインターネットでアクセスできるものでは、かなり詳細な情報を得られます。

参考URL:http://www.rist.or.jp/atomica/
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一般市民にとっては「放射能」という言葉で全て用が足りるでしょう。


原発敷地を通過して原子炉から放射線が漏れ出て、周辺地域に放射線汚染を起こすというのは普通では滅多に無い。
大抵は放射性物質の拡散による被爆が市民にとっての問題になるわけですから、原発の危険性を指摘する際に「放射能」という言葉遣いで大した誤りはないですよ。

放射線による被曝が問題視されるのは通常は原発関連施設で働く原発労働者・技術者ですので、それら施設の内部に立ち入らなければ放射線被爆の可能性はない。
稀に原子力燃料や廃棄物の運搬中に、車両や船舶から放射線が「漏れ」る場合も有りますが、そういう漏れが危険なのであればそもそも車両等を走行させるのが×。
問題なのは車両等からの放射性物質の漏れですから。
なので、難しい事を言わずに一般市民の側として「放射能」と言ってしまって危険性を論ずるのは、学術的論争をしていない市民としては普通の姿かと。

「放射線の漏れ」を問題視するようじゃ、逆に技術的におかしいかもww
施設内部で働く人にとっては問題であっても… ですね。

また、薄っすらと情報を入手し始めただけなのに、
> 賛成派・反対派の両方の情報を得た者にとっては、<
などと言ってるようでは、軽薄そうに見えすぎてますよ。
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