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放射能の数値の意味について教えてください。

福島原発の現状については皆様御存知とは思いますが。
さて、よく危険度の比較としてレントゲン写真の数値と、今回のそれとを比較して、「当面の健康に影響はない」と報道されています。
しかし、専門知識のない私には安全なのかどうかと、その数値の意味がさっぱり分かりません。
安全かどうかは誰も断言できないのでは?と思います。また、「当面」は影響ないけど時間が経過すれば影響がある可能性があるの?という事についても同様かと思いますので、以下の2つに質問内容を絞ります。

(1)レントゲン写真撮影はほぼ一瞬ですが、今回の事故に伴う各地の測定値(よくわかりませんが、マイクロシーベルとかミリシーベルとかの数値)は、レントゲンのように一瞬の値と同等の比較と考えてよいのでしょうか?(公表されている各地の数値について)
(2)以下、単なる素人の印象ですが。ヘリコプターによる給水(散水)を行おうとしたが、放射能レベルが基準値を越えていたため、放水を断念したとの報道がありました。
安全基準以上の放射能が測定され(続けていた)という事は、浴びる放射能の総量とは、単位時間あたり x 総時間(=長時間放出?され続ければレントゲンの比ではないのではないのではないか?)不安に思ってしまうのですが、実際はどうなのでしょうか?

被災地&かつて放射能に関する重大事故があった県に住む人間として、素朴な(本当は不安でしょうがないのですが)疑問をなげかけさせていただきました。

尚、いたずらに不安の煽るような内容故、回答に困ると判断された場合は放っておいていただいても構いません。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

放射線の量を表す方法は2種類あります。

Sv(シーベルト)とGy(グレイ)です。
この違いを簡単に言うと人体への影響として表すのがSvで照射した量を表すのがGyになります。(専門的に言うと吸収線量と照射線量)

(1)今回報道等で出てくる単位はμSv/h(マイクロシーベルトパーアワー:1時間当りの線量)です。そして、比較に使われているレントゲンなどはmSv(ミリシーベルト:マイクロの千倍)若しくはμSvです。
これを踏まえていただいて、簡単に言うとレントゲンは一瞬で30μSvの被ばくをします。30μSv/hの環境では1時間そこに居続ければ30μSvになります。30分なら半分の15μSvと言うことです。ですので、あなたの考えている同等であると言う認識に近いですね。

(2)放射能と放射線は全くの別物です。恐らく放射線レベルと言いたかったのでしょうから、ここでは放射線レベルと言う前提でお答えします。
恐らく今回のヘリの断念は、放射線レベルが高かったのだろうと思います。3号機近辺?で400mSv/hと言うことでしたから・・・。
どの位の高度での作業か判らないのではっきりとは言えませんが、仮に50m上空だとします。放射線は距離の2乗に反比例しますし空気中では遮蔽がありませんから、単純計算で160μSv/hになります。しかし、放射能を含んだ蒸気が立ち込める中ですからもっと高い数値でしょう。
そこで仮にこの蒸気の中の環境を3号機近辺と同じ400mSv/hとしましょう。蒸気の中での作業では距離はゼロに近いので無視してそのままで計算しますと、15分で職業として放射線をあびる人(放射線業務従事者)の許容限度に達します。(放射線業務従事者の限度は5年につき100mSv、年間20mSv:平成13年4月以降連続する5年毎の区切りで100mSvまでなので15分の作業でもう残りの期間は作業出来ない事になる)
以上の事から現場は大変な状況です。

私も質問者さんと同じ県(原子力銀座のある村在住)ですのでお気持ちは良くわかります。
確かに直近では恐ろしいですが、距離をとれば大丈夫です。
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この回答へのお礼

まずはご回答いただいた全ての方に御礼申し上げます。全ての回答をベストアンサーとは選択できないようですので、代表してこのご回答をベストアンサーに選ばせてもらいました。また、私自身に知識がないため、どれがベストアンサーなのか、恥ずかしながら分かりかねています。何卒、ご了承ください。
私はどちらかと言えばやや理系の人間ですが(後述)、今回の騒動で二つの新しい単位を聞くことができました。シーベルトとベクレル。まだまだ理解出来ない点が多いのですが、事態が落ち着いたら改めて勉強しようと思います。
昔々、私が高校生だった頃。理系のクラスでは必須だった物理(今でもあるのかな?)の授業では、核分裂とか核融合とかE=mc^2とか(それが近似値であることも)、放射性炭素年代測定方とかは教科書に乗っており、高校を卒業するための単位のひとつを獲得するために最低限必要な知識でした。受験テクニックでも必須でした。
半減期と言えば、例えば化石の年代やら絵画の真贋判定に実用される事は分かっていましたが(逆に言えばそのような平和な内容しか教科書に乗っていなかったのかも?と、今では思います)。まさか、このように「生き死に」はオーバーとしても、健康に関する事で考えなければならない事態になるとは夢にも思っておりませんでした。
核分裂で何が起きているのかは分かっていましたが(分かっていなければ高校の単位も取得できませんでしたが)、それと健康の関係については習った記憶がありませんでした。
ましてや核分裂とはなんぞやを習わなかった大勢の方(おそらくは日本人の半数以上と思われる)の方には、もっと何が何やら?状態かと思い、敢えてですが質問させていただいた次第です。
この問題は被災民であり当該の原発の隣の県に住んでいる身としては看過できない問題だと認識すると同時に、原発地域から大勢の方々が避難している地域である一方、外国人の方が一斉に母国政府の勧告・命令に従って自国へ避難されたという(おそらくはマスコミでは報じられたことのないであろう)事実を確認している身として、質問、そして発信させていただきました。
この問題については、今後とも事態の進展を注意深く見つめながら、対応を決めさせていただこうと思います。
皆様、ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/05 02:32

所詮影響する確立の数値だよ。


テレビで、確かこんな説明聞きませんでしたか? 具体的な数値はうろ覚えですが・・

 「300ミリシーベルトを超えると5%の確立で人体に影響する」

とか・・

放射線で怖いのは、細胞のDNAを破壊すること。
細胞を破壊して臓器の機能が低下すれば、治療をして機能の復旧または補助をしてやれば良い。
運が悪いとがん細胞に変異する。普通は多少のがん細胞でも、自己治癒能力で発症しないんだけど、
さらに、運が悪いとがんとなってしまう。

影響の範囲も、どの程度かわからないし、何に基づいているのかも良く説明されていない。
  所詮、現在わかっている範囲のことなので、将来数値は変わる可能性は残る。

何十年の経ってがんになったとき、放射線を浴びたとか証明書ができないと、被害者と認定されない可能性もある。
原爆なんかがそうだよね、仕事で現地に来てた証明ができなきゃ認定そのものに何十年かかってる。
また、現在いくらちゃんとした記録があっても年金のごとく、いずれかは破棄されちゃうし・・

そうそう、夏の紫外線を浴びると皮膚がんになるって話題が有ったが、あれはどのくらいの放射線量なんだろう?
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シーベルトは、放射線が人体に影響を与える量の大小を測る目安となる物差し。



1日、30マイクロシーベルトの放射線は大丈夫とすると、毎時1マイクロシーベルト
 1年では10ミリシーベルト。100年生きるとして1000ミリシーベルト。

100年で受ける放射線を、短時間で受けて大丈夫かどうか保障は無い。
  保障がないから100ミリシーベルトがひとつの判断基準になってる。(250に修正されてるが)
体全体で受けるか、局所的に浴びるかでも違う。
大人が受けるのと、胎児が受けるのも違う。

あくまでも、目安の物差し。

今回、1000ミリシーベルトの放射線を浴びてしまった場合。
 1000ミリシーベルトが絶対安全でも、今後放射線をまったく受けない生活は不可能。

放射線を浴びてしまった作業員は、今後 放射線関係の業務には就けないでしょう。

>レントゲンの比ではないのではないのではないか?
これは、先の回答を参考に。
逆にレントゲンなんかは、距離が近いので数ミリ離れただけで影響は大きく減る。
  本当は、レントゲンのときに、「ぐっと押し付けてください」ってのはちと怖い。
  1mmでも離れたい

>ヘリコプターによる給水(散水)を行おうとしたが、放射能レベルが基準値を越えていたため、
>放水を断念したとの報道がありました。
毎時4000マイクロシーベルトを超える数字が公表されているようだが、距離は不明。
500mの距離で測定していて、100mの距離に近づくなら、その25倍の放射線を浴びることになる。

逆に10キロはなれたところと、10.1キロ離れたところでは0.1%の違いにしかならない。

あのような状態ではかなり放射線量がばらついている(変動)していると思うので、たぶん短時間の平均値でしょう。
瞬間的な最大値は上手く測定し切れていない可能性も大きい。十分余裕を考慮した判断が必要。
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1.被ばく線量の意味


   例えばなしから入りましょう
   夏の炎天下に、バケツに水道で水を入れているシーンを想像
   してください。
   全開で入れれば短時間であふれます。
   1滴づつ入れればナカナカ一杯にならず、むしろ日射で蒸発する
   方が早いのでバケツの水位は全く上がりません。
   放射線被害はこれと同じで、バケツの水があふれた時に障害が
   発生するんです。

   生体防御機能(日射による蒸発)を超える量を浴びれば、いつか
   はバケツ一杯になって障害が起きる。
   レントゲンは強い放射線を浴びますが、一瞬なので総量は小さい。
   現在漏れている放射線はレントゲンに比べると長時間かもしれない
   けどもバケツをあふれさせるほどではない。(浴びる状態が収まれ
   ば水量は減ってゆく)

   お考えのように、「単位時間当たりの吸収線量×時間」が危険度
   ですが、ある一定の量まで浴びても障害が出ないというのが人体
   なんですね。

2.一瞬の値と比較して
   一瞬の値というのが解りませんが、感じとしては「正門前で○○
   mSv」と発表していたら「○○mSv/時間」と読まれたら宜しいかと。

3.ヘリが断念した
   放射線量が大きすぎるので、短時間でも基準値を超えるとして
   断念したんでしょうね。
   もっとも、この値も恐らく50mSvを使っているでしょう。
   文献ごとに人体に影響が出だす放射線の量は少しづつ違う場合も
   ありますが、詳しく知りたい場合は以下のURLをどうぞ
http://www.atomin.go.jp/atomin/high_sch/referenc …
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1.


ニュースなどでよく見かける「シーベルト(線量当量)」というのは、人体への影響を考慮するための単位です。
用いられるときには
シーベルト/時 シーベルト/年 シーベルト/回 
といった表現になりますので、値を見るときには何で割られているかに注意する必要が有ります

たとえば、東京都の公表値ですと
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai …
グラフの縦軸は、マイクロシーベルト毎時となっています。
午前中のピークは0.5マイクロシーベルト/時ですから、1時間都内にいると受ける被曝量です。

続いてその下の図解では、腹部X線撮影で受ける被爆量は600マイクロシーベルト/回となっており、これは1回の検査で受ける被曝量です。

2.
基準値をどの程度超えていたのかは分かりませんが、許容放射線量が段階的に決められており一般公衆と、 放射線業務従事者、または自衛隊などでそれぞれ一定の値が与えられています。
緊急を要するということで、許容量の引き下げが行われているはずですが専門家の助言で一定の担保も含まれる値のはずです。

ミッションの可否については、測定された放射能から作業可能時間を割り出し、それで十分な成果をあげられるかも含めて検討しているかと思われます。
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当面は影響ないというのは,そこに長時間いるようなことがなければ問題ないという数字です.


レントゲンやCTスキャンなどで浴びる放射線量の単位を[Sv/回]と読み変えれば分かりやすいと思います.
(2)はそのとおりです.
長時間そこにいると被曝量がかなり増えるということになるのです.
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