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リーマンショックで自動車産業が駄目になったり、
日本や中国などの安い人件費の国に産業を奪われまくっているのに、
なぜ未だに世界一のGDPなのでしょうか?
人口3億で8000万程は年収300万円ほどの収入しかないとどこかの本で読んだりしたのですが、
このような状況が理解出来ないです。
どの産業が凄いのでしょうか?

A 回答 (4件)

アメリカにいます。



産業はどの産業もあなたが期待するほど(笑)ひどくないです。家電製品と自動車は外国に食われちゃっているけれど、それ以外はまあまあです。ソフトウェアとか半導体は世界ダントツですね。あとは軍事産業と農業。
アメリカの農業は生産性が高く、トウモロコシなどは世界最高の生産効率だと聞いたことがあります。広い土地で合理的な経営ってことでしょう。

自動車も乗用車は外国(日本、ドイツ、韓国)にやられていますが、ここのところGMやクライスラーがかなり勢いを取り戻してきていますね。また商用車や、バス・トラック等の大型車両はほぼアメリカ製なんじゃないかな。大型車両ではたまにベンツとボルボを見るくらいですね。アジア系は全然ダメ。

家電は冷蔵庫はGEだし、掃除機はフーバーだし、オーディオはボーズだし、国産ブランドもかなり頑張ってますよ。調理器具はCuisinartってブランドが人気あるし、米国製でダメなのはテレビ(韓国)くらいなんじゃないかな。

アメリカがすごいなと思うのは、ときどきものすごい技術革新が生まれることですね。むしろ心配なのは日本ですよ。日本は80年代に経済大国などととおだてられて、すっかりその気になり、ふんぞり返るようになった。それまではアメリカに追いつけ追い越せだったのに。今じゃ韓国にもまくられましたね。

今回の大震災を発奮材料に再び頑張らないといけないですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
アメリカ在住のようでかなり詳しい説明ありがとうです。
農業も軍事産業もやっぱりすごいんですね。
家電も意外にかなり良いんですね。製造業の人件費どうなってるんでしょうか。気になります。
この質問をしたのは、日本がこれからどうなるんだろうと思って、日本に産業を奪われたアメリカがどうなっているのだろうと思い、アメリカのマネになってしまいますが、日本が中国やインドに産業を奪われた時に生き残るにはどうするのだろうと考えたことでした。
今回の震災で間違いなく日本の水産業、農業は世界で売れないでしょうし、アメリカのようにとは、かなり難しいみたいですね。

お礼日時:2011/04/02 21:10

GDPを生産でとらえるのではなく、消費で捉えるとしっくり来ると思います。

GDPは国内総生産と訳されますが生産量ではなく消費量として捉えて算出する場合もあります。「どれだけ売ったのか」ではなく、「どれだけ買ったのか」という事です。通貨価値が高くいろいろなものを海外から買っていお金が回っているからアメリカは依然として経済大国であるという事です。

強いドル政策などによって通貨価値を高く保つような政策(日本が米国国債を大量に買い支える等々)などをとり、更に消費を喚起して経済大国の席を維持してきました。

以前から、ドル札には本物の偽札が紛れ込んでいると言われたりしていました。かつての日本を含め途上国は何らかの実物を米国に売り、米国はお札を刷って支払いに当てているという図式から、そのような事が言われていました。リーマンショック後はそれを更にあからさまに大量のドル紙幣を印刷しているような状態です。

それでも米国が経済大国として位置しているのは、大量消費の消費活動をしてくれる国がないと世界経済の歯車が上手く回らないというこれまでの経済システムを前提にした世界経済があるためです。これまで米国へ物を売って儲けてきた国々にとって米国市場が急激に縮小してしまってはアメリカならず、すべての国が困ることになるわけです。市場原理に基づいて行動していれば信用創造の逆回転が起こり、世界経済の破滅を下地に世界大戦へまでも起こりかねません。

だから世界各国の高官などが集まり穏便に済ますような施策を擦り合わせしているのです。それでもリーマンショック後からは超大国とはいえドルの大量印刷などを始め米国の振る舞いは世界的な批判の的にもなっています。こんな流れもありリーマンショックは米国の終わりの始まりなどと言われたりする訳です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど。消費とドルの押し売りですか。
世界ナンバーワンの軍事が有るからできる芸当ですね。
中国が軍事でも経済でも消費でもいつか追いつきそうな気配ですね。

お礼日時:2011/04/16 03:05

アメリカの自動車メーカーが日本メーカーにやられても、アメリカで生産している自動車はアメリカのGDPになるんです。


製造業もエレクトロニクス製品ばかり見ているとアジアに負けているように見えますが、コカコーラとかバドワイザーなど世界的ブランド品が結構あるんです。
ウィンテルのように世界中のパソコンに入っているものもあるし、iPhoneやiPadのように新しいものを次々と生み出す力があります。

先進的な技術を生み出す研究をしている世界の大学ベスト20を国連の機関が発表しています。
そのうちアメリカは17の大学を占めています。
残りの3校は、ケンブリッジ大学とオクスフォード大学それに東京大学です。
これはどういうことかというと、民間資金が大学の研究に入っているんです。
こういうことがアメリカの技術を支えています。


しかし、アメリカの産業はサービス化が進んでいます。アメリカの産業で凄いのはサービス業です。
GDPのうち農業は0.9%、製造業20.6%、サービス業78.5%(日本は、1.5%、27.7%、60.8%)
産業の高度化した国は、一般に第三次産業の割合が増えていくものですが、アメリカは顕著にその傾向が現れています。
銀行・証券・金融・不動産で製造業の2倍近いのです。

たとえば、日本の大学生の就職人気ランキングは30年前とくらべてほとんど変わりません。
せいぜい日本航空とかがランキング落ちしたくらい。
ところが、アメリカではヤフーだったりグーグルだったり30年前には存在しなかったような会社が次々でてきます。
さらに冷戦後、軍事産業に行っていた理数系の若者が金融の世界に行くようになりました。
その結果、高等数学を駆使した金融商品を次々と生み出すようになっています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
世界的ブランド、
新しい概念の商品、
膨大な資金で教育機関との製品開発、
サービス業の拡大、
金融商品の充実、
新興企業が拡大しやすい土壌、
それらに支えられてるんですね。

難しいでしょうけど、
日本はもっと出来る余地ありそうですね。

お礼日時:2011/04/05 00:17

 今のアメリカ経済を引っ張っているのはIT産業と金融です。

IT産業の検討はハードではインテル、ソフトではマイクロソフト、Google、ヤフーなどですよね。それからもう一つ。根強い消費です。それらはすべて外国から流れ込む大量の資金に支えられているのです。これはドルが基軸通貨であることが大きく貢献しています。アメリカはドルを印刷することでいくらでも借金することができ、それが根強い消費動向を支えているのです。ただ、金融は大きなGDPを稼ぎ出しますが、これは裾野産業を必要とせず、波及効果が極めて乏しい業種なのです。そのために資金を持つ一握りの富豪がその恩恵に浴する一方で、波及効果の乏しさから来る就職難のために中産階級以下の人達の所得が低く抑えられてしまうのです。
 そんな自転車操業はいつまでも続く筈がないのですが、アメリカが破綻するとドルを沢山持っている中国や日本、産油国は大打撃を受けるので、それをこれらの国が懸命に支えているのが現状です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど。金融とIT産業ですかぁ。
金融は、経済的な強者と弱者を完全に創り上げてしまってるんですね。リーマンショック後のG8の集まりでもドルだから助けるしかないって事でしたよね。いつまでそんな事がまかり通るのでしょうね。

お礼日時:2011/04/02 21:01

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