牛、豚、鶏、どれか一つ食べられなくなるとしたら?

こんにちは。
わたしは今国立の歯学部の1年生です。
これは私の第一志望ではなく、様々な理由があってこのような進路となりました。
この学部に受かったときも、すごく悩んだのですが、
それらの理由のために結局浪人することをあきらめました。



その理由の一つとは自分の体調です。
わたしは元々からだが弱く、特に高3はなにかと体調を崩しがちでセンター前から二次にかけては最悪でした。
そのため両親に県外の大学を受けて一人暮らしをさせることはできないと強く言われ、自分でもこれは命に関わりかねないと思ったのでやむなく地元の歯学部を受けました。
本当は薬や保健学科の検査などに行きたかったのですが、残念ながら地元の大学にはありませんでした。
ただ、入院していたため二次の勉強がまともにできず、おそらく受からないだろう、受からなかったら来年こそは体調を整えてがんばろうと思っていたのも事実です。
本当の意味での歯学部を受けるという覚悟はできていなかったのだと思います。



もう一つの理由は、先ほどの体調に関わることなのですが、就職のことです。
この体調はここ一、二年のことではなく、小さい頃に病気をした後遺症です。
その影響で自分は、階段が上れない、あまり重いものが持てない、あまり速く歩いたり走ったりできないなど、日常生活にかなり制約がかかってしまいます。

そのためはやくから両親には、この就職難の時代、企業勤めは無理だ、そもそも採用してもらえないだろうとずっと言われていました。
ですので、先ほど言った薬や保健学科も、結局は採用される側になってしまうのだからと反対されていました。
医者や歯医者などかなり特化した職業でないと無理ではないかと。
それらなら企業に就職する形でなくても、基礎に進んだりする道があるじゃないかと。
研究ならわたしの体力でもできるのではないかと言われました。

薬だったら研究もいいなと漠然と思っていたこともあり、また就職は自分の中ですごく大きな問題で不安だったこともあって、
歯学部でも研究ならおもしろいかもしれないと思い
それが自分が歯学部を選んだ大きな理由の一つだったのだと思います。



しかし、実際入学してみると、やはり今日の歯科医過剰の問題は深刻で、
研究者も少ないわけではないし、開業しても厳しいし、昔ほど将来の明るい職業ではないという話をちょくちょく聞きました。
わかってはいたことですが、やはり現場で聞くのは重みが違い、最近再び迷いが生じてきてしまいました。


歯学部でも研究職で生きていくのは難しいでしょうか?薬学部と比べてどうでしょうか?
また、自分のようなハンデを持つものが薬剤師になったとして、企業ではなく、たとえば病院であっても就職は厳しいでしょうか?
薬学部も、私たちが卒業する頃には飽和状態になっているだろうという話も高校時代聞きました。
また、薬学部は三年時編入ができないという話も聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?

別にお金持ちになりたいわけではないんです。
自分の力で生きていければ十分です。




また、歯学部を卒業した後に薬や医の院に行くことは可能でしょうか?
院を卒業された先輩方はどのような進路に進まれる方が多いのですか?



長文すみません。
アドバイスいただけるとうれしいです。

A 回答 (5件)

勤務医は”厳しい”というより”無い”ですね。


若いうちは求人は(現在は)いろいろありますが、年取ると無いです。
40超えると体力が衰え初め、老眼も出てきます。
求人している院長より年上になってしまうことが多くなります。

自分より年上で、能力のピークが過ぎて、高コストな勤務医なんて雇わないですよね。
そういう現実を皆知っているので、35才前後で開業するんです。
40歳とかなってしまうと、開業時の借金を返すのが難しいですからね。

そういう意味で、歯科医師はいずれ開業医になる、ということになります。

この回答への補足

お久しぶりです。

先日病院実習があり、気になったのですが、
たとえば大学病院の先生などはどうでしょうか?

以前、勤務医は就職がないという回答をいただきましたが、
やはり長く勤務するのは難しいのでしょうか?

補足日時:2011/07/29 00:11
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 私は薬学部出身ですが、大学院は医学部を出た者です。

大学院受験のときには、歯学部や農学部獣医学科も受験を検討しました。修士→製薬会社勤務→博士→大学教員というコースを歩みました。

 まず、研究者になるというのなら、薬学部でも歯学部でもそのほかどの学部でも、同じです。ですから、あなたの悩みは、全く意味がありません。そのまま歯学部で勉強を続け、自分が興味を持った分野の研究のできる大学院を歯学部であれ、他学部であれ、選べばいいのです。私のように、学部と大学院で異なる所属の人間がいるということからもわかるように、たとえば、ある病気の物質代謝の異常について、などという研究は、医学部でも薬学部でも歯学部でも農学部でも理学部でも行われています。あなたが興味をお持ちの薬学部どこでもいいですから、HPをのぞいてみてカリキュラムやシラバスを眺めてみてください。生化学や薬理学や微生物学など、歯学部と共通の科目が複数あることに気づくと思います。また、研究室紹介のサイトを見たら、薬や病気に関係のある研究は医療系学部以外でも行われていることがわかります。
 大学院は○○学部というより、○○研究室へ進学というものですから、自分の在籍する大学にある研究室よりも外の研究室のほうが自分にあっていそうだ、と思えば、自由に学部を変えることができます。
(指導教官の推薦状が必要ですが。)
 
 次に、研究者は体力がなくてもできるか、ということですが、これは残念ながらそうとはいえません。
スポーツ選手のような体力は不要ですが、長丁場やストレスをのりきれる精神力、体力がいります。でも、これは研究者に限ったことではないかもしれませんが。
 ただし、私も実は身体が頑丈なほうではありません。それで、今ではかつてほど長時間労働をしないですむ分野に変更しています。

 さらに、就職しやすさについてですが、大学などの研究機関にせよ、企業内の研究職にせよ、なかなか厳しいです。前者は任期付き採用ばかりが増えていますので、ポスドク(博士取得後の研究員という非常勤職)を何年かしながら、アプライし続けることになります。本当にポストを得たと言えるようになるのはなかなかです。このあいだ、本当に大変です。経済的にも精神的にもつらいです。30歳台に任期なしポストにつければ御の字です。
 民間の研究機関として、あなたが想定されておられる製薬会社の研究所は、さらに厳しいです。国際化が進み製薬会社どうしの合併も進んで、日本国内での研究所は縮小されつつあります。出身学部はどこでもかまいません。

 まあ、研究者とは「研究者でもしかたない」と思って、選ぶ職業だと思います。

 薬学部が飽和云々は薬剤師についての話です。歯科医師と薬剤師とどちらがより余剰になるのか私は知りません。ただし、どうしても歯科医師よりも薬剤師になりたい、というのなら、薬学部へ進むしかありませんね。薬学部でも研究職をめざすのなら、6年制よりも4年制のほうが向いていますが、臨床薬学の研究職をめざすのなら6年制です。

 私にはわざわざ歯学部をやめたり薬学部に編入するようなめんどうくさい遠回りをせずに、歯学部に在学しながら、自分に向いた進路を探したらいいと思えますが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
実際の現場からのお話とても参考になりました。
やはり体力は基本ですよね・・・

自分が本当にやりたいことはなんなのか、しっかり考えていきたいと思います。

お礼日時:2011/06/05 11:59

「開業したくない(できない)から口腔外科に行って、総合病院の歯科口腔外科で勤務医する」


「開業したくない(できない)から基礎研究に行く」
と言う人は多いです。

でも残念なことに、そういう道は極めて少ないです。
卒後に講座に残ることは可能ですが、そこで定年までいける人はほんとうに少ないです。
若い先生は歯科医院の勤務医の求人はありますが、年取るとかなり少なくなります。
歯科医師になるのなら、開業を念頭に置くべきですね。

聞きたいことがあったら聞いてくださいね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまってすみませんでした。
確かに勤務医も昨今は厳しいという話も聞きました。
やはり開業が一番現実的なのでしょうか・・・

ありがとうございます。
また何かあったらよろしくお願いします。

お礼日時:2011/06/05 11:43

なにはともあれ、国立大歯学部合格おめでとうございます。


私は国立歯学部出身です。わかる範囲で答えたいと思います。

(1)研究者について
歯学部卒(歯科医師)が研究の道で生きて行くのは難しいです。
実力と運(いいタイミングで助教のポストが空く、とか)が必要です。
昔と違い、今後の教員採用は助教、講師の場合数年契約であり、終身雇用はありません。
研究者で一生生計を立てていくには、教授になるよりほかはないでしょう。
あくまでも「大学院の4年間だけ研究する」、「助教になれたら数年大学で勤めて、その後開業する」と思っておいた方がいいでしょう。
教授になれるのは一握りですし、基礎系の教授は理学部や農学部などの出身者が多いです。
だから他学部出身者との戦いに勝ち抜かなければなりません。
薬学部だったら詳しくは知りませんが、製薬会社とかの研究職があるから、進路の幅は歯学部よりは広いでしょう。

少々勘違いされているようですが、ハッキリ言って、体力に不安があるのなら研究者を目指すべきではありません。
開業医よりずっとハードです。
開業医は定時に帰れますし、休みも決めることができますが、研究者は無理です。
研究者は実績(=論文)を残さなければなりませんし、残せなければ研究費も採れないし、契約更新してもらえません。
自主的な残業や休日出勤は当然のこと、ある意味開業医よりハードな競争です。
おそらく大学に20年も30年も助教のまま、大して仕事も実績もないお荷物のような中年助教もいるでしょう(私の母校にはいました)。
彼らは昔の基準で採用された人たちであり、若手のポストを減らしている存在です。
今後の採用ではこのよなことは起こりえません。


(2)薬学部について
一般的なことしか言えませんが、私立の薬学部の中には定員割れしているようなところもありますし、大学を選ばなければ入学自体は難しくありません。
編入したければ、一度大学を卒業する必要がありますが、編入試験は行われていると思います。
就職はよく知りませんが、増えすぎているので今後は悪化するでしょう(どの程度かはわかりませんが)。
体力に不安があるのなら、病院での採用は難しいかもしれません。
だって元気な薬剤師はいっぱいいますからね。
開業が一番現実的でしょう。


(3)大学院について
歯学部卒で薬学部、理学部などの院に行くことは十分可能です。
他大学出身者は情報が少ないこともあり、多少不利ですが、大学院入試は学部入試より簡単です。
院卒後はポスドクになる人もいるけれど、大多数は勤務医になります。
助教になれる人は少ないです。
残念ながら生物学・基礎系の研究において、薬学部や理学部出身者に比べ、歯科医師は不利です。
向こうは専門家なのに、歯科医師は学部時代にたいしたことしませんからね。
基礎系や他学部で教授になりたかったら、その点不利なことを覚えておきましょう。


今後、先輩方からいろいろと話を聴く機会は多いと思いますが、基本的に歯学部卒業後は数年後に開業します。
開業したくて開業する人、ポストが無くなって開業せざるを得なくなる人、親の歯科医院を継ぐ人・・・いろいろですが、最終的には開業医になることになります。

この回答への補足

大学院についてなのですが、理学部や薬学部は可能とのことでしたが、
医学部はどうでしょうか?

父から医学部の基礎研究は他の学部に比べて分野も様々で、数も多いと聞いたのですが・・・
それは父の時代の頃で今はちがうのでしょうか?

補足日時:2011/06/04 15:45
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

そうなんですか・・・
あまり開業は考えていなかったのですが・・・
いろいろ詳しく教えていただいてとても参考になりました。
よく考えてみたいと思います。

お礼日時:2011/06/04 15:41

まず、医師や歯科医は結構、体力的にハードです。


書かれた内容を見る限り、あなたが途中でダウンする可能性が高いように思います。

次に研究職、これまたハードです。
あなたの体力がもちそうにありません。

街の薬剤師
これが一番合っていそうです。

大学に薬学部があるなら転学部を検討してみてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
研究職も体力なんですね・・・

私の大学には薬学部はないのですが、他の大学の薬学部に編入はできるでしょうか?
また、私のようなハンデがあっても就職は可能でしょうか?

お礼日時:2011/06/04 12:18

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